ハードディスクを分解せよ
Mission : ハードディスク ヲ ブンカイセヨ
                                              Last updated 2004.2.12

ハードディスク。データを記録し、記憶する装置。

鏡のごとく磨かれ、毎分15000回転もの超高速で回転する9cmの円盤表面を
上空コンマ数ミクロンの高さで飛ぶヘッドが磁化して行く。その速さは外周部で約200km/hにも達する。

...こんな素敵なメカってどうなってるんだろう?知りたい。バラすか。バラそう!いやバラすしかない!!

★★ 警告 ★★
  • 分解を行なった場合、その瞬間からメーカーの保証は一切受けられなくなります。
  • 以下に示す行為を実施した事により損失するであろう各種の情報、購入に要した費用、及び人的工数、怪我等の人的被害、その全てをかつぴいが保障・補填するものではありません。
  • 分解を奨励するものではありません。個人的に行った行為の記録として楽しんで下さい。
  • 分解後に出るゴミは各自治体で決められた通りに捨てましょう。使えないハードディスクは燃えないゴミ・産業廃棄物以外の何者でもありません。オブジェとして飾れば地球環境にダメージを与えずに済みます。

このページにある画像の著作権は全てかつぴいに帰属します。閲覧は自由ですが、転載される場合は連絡をお願いします。一応、お約束で(^^ゞ


・準備する材料・工具など

 ・ハードディスク。メーカ、生死問わず。これが無いと始まらない
 ・トルクスレンチ(ディスクのタイプによって番手は異なる)
 ・入っているデータはあきらめる
 ・分解してやる、やってやる!という決断力
 ・レンチを回す勇気と気合
 ・新しいディスクを買うおカネ(^^♪


・手順1、外装の取外し 

    犠牲者   今回の犠牲者。
電源を入れても「カツン、カツン」とやーな音がしてます。認識名もおかしい。
某メーカの4.5GB、UW-SCSI。知ってる人には形でバレるかな。
ネジ回します! かつぴい、いっきまーす。

まずはフタのネジを外します。モノによってちがいますが、普通のヘキサレンチではなく、トルクスレンチを使います。菊形レンチとも言います。

警告:ここでメーカ保障は終わります。以後の責任は各自にあります。
回せもっと回せ! 隠しネジが何本かあるので、シールとかラベルをバリバリ剥いで
バンバン外します。



・手順2、機構部品の取外し

カバーが開いた では、ごたーいめーん!
どれどれ、中はどうなってるんかいな?

この時、ピンク色をした毒性のガスが噴出します。目を閉じて、決して吸ってはいけませ...ウソです(^^ゞ。クリーンルームで密閉されているので、ゴミが浮遊してないだけです
ちなみに完全密閉ではありません。エアフィルタを通して「呼吸」してます。これは本体の膨張・収縮を避けるため。
                  息抜きほら、こんな穴があるでしょ。
そー言えば、昔のディスクにはシリカゲルが入ってました!ホントに。
こんなカンジ ほっほー、円盤(プラッタ)3枚、両面でヘッド6本てとこですな。
ってーことは、一枚当たり1.5G。片面750MBでCD-ROM程度か(:_;)

★かつぴいのここだけ情報
同じシリーズで、容量が何種類かありますよね?
実は円盤の数は同じで、基板のROMに書き込まれているF/W(FirmWare:制御ソフト)で決めてるんですよ。円盤の数を変えるとメカ的バランスが崩れるので。
あ、でも本当に枚数が違うのもありますよ。ただ、厚みが倍くらいになりますが。SCSIの73Gと150Gがいい例です。あーもったいない。
浮遊するヘッド 表面を見ると、まるで鏡のよう。
円盤を関東平野の大きさに例えると、凹凸が野球ボール(バスケだっけ?)程の平面度。
ヘッドの大きさをジャンボ機に置き換えると、1ミリの高さを時速うん万kmの恐ろしげな速度でぶっ飛んでます。髪の毛はもちろん、タバコの煙も間に入りません。もし入ったらその反動でヘッドがリバウンドし円盤に「ヘッドタッチ」します。

タッチしたら?もちろん表面の磁性体が削れ、それがヘッドに付着して、他のエリアをガリガリにしていきます\(◎o◎)/

故にバッドセクタが1個でもあれば、スキャンディスクなんぞ実行してはいけません。全面ダメにします(磁気スポットであればローレベルフォーマットすれば回復するかも)。
どちらにしても使えなくなるのは時間の問題。さっさとコピーして、データロストの憂き目に会わないようにしましょう。
ストッパ 次に円盤を外したいところですが、ヘッドが引っかかって取れません。
まずストッパを取って、ヘッドASSYの根元のネジを外します。
そして、ヘッドを退避させます。
円盤 次に円盤を固定しているネジを外します。

★そう言えばハードディスクって熱くなりますよね、特に10000回転以上のヤツ。なぜ熱くなるのか?モータの発熱もありますが、実は円盤が中の空気を高速で切り裂い(かき混ぜ)てるからなんです。
円盤はずし そうすると円盤が取れます。スペーサもあるので全部一気に取っちゃいましょう。
このころはアルミ。最近はガラス生地が多い。2.5インチは早くから。
膨張率が低いから都合がいい。叩くと見事に割れます。
VCMHead Assy    Head Closeupこれがヘッド先端。MR型か?
motormotor 最後にスピンドルモータを外します。
この時代はまだ軸受けはBB(ボールベアリング)ですね。

これでメカ部は終わりです。


・手順3、電装部品の取外し

PK ひっくり返して基板を取ります。
特に難しくはないですね。


全部品これで全部。トルクス1本でOKでした。



さようなら

ゴミ箱行き そしてお別れ。
いままで貴重なデータを記憶してくれてありがとう。
産業廃棄物になり果てはしたが、キミのことは忘れない。たぶん。



Mission Complete.

...え?ただ「バラしただけ」じゃねーかって?アハハ、これで終わるわけないっしょ。

壊れたDiskの動作。 壊れたHDの動画Type: WMV、Pix:320x200、Time:27s、Size:540KB
ここまでやるからホ・ン・モ・ノ


Next Mission : 2.5インチ ヲ コウリャク セヨ(そのうち、ネ)

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