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蕪栗沼宣言

 『蕪栗沼宣言』は、宮城県田尻町で開催された「第12回雁のシンポジウム」(主催:日本雁を保護する会、1996年12月)において、シンポジウム宣言として採択されたものです。
 宣言が出されてから数年が経っていますが、私たちの活動が目指すべき方向性をわかりやすく示していますので、ここに紹介するものです。宣言の具体化は、着実に進んでいるように思います。


我々
、第12回雁のシンポジウム参加者一同は、

蕪栗沼とその周辺水田の湿地環境が、世界に誇れる宮城県田尻町の宝であることを認識し、

その豊かな湿地環境を求めて飛来する渡り鳥ガンの国際的に重要でかつ国内最大の越冬地の一つであることを認識し、

その湿地景観を維持することがガン類のみならず地元住民を含む人類全体に多大の恩恵をもたらすことを確認し、

水田の自然度を高める環境保全型農業を推進して水田がガン類にもより良い採食地となるよう努め、
それを踏まえガン類と共生できる豊かな農業を目指すことが地の利を活かした持続可能な農業を保障することを確認し、

蕪栗沼とその周辺水田に生息する鳥類・動植物・魚貝類などの保護管理とその湿地景観保全を行うために、

地域住民を含む様々な分野の人が参加してその英知を具体化できる蕪栗沼と周辺水田の管理計画の策定を求め、

蕪栗沼ラムサール準備委員会の設立も含め、蕪栗沼の価値を損なうことなく21世紀の子孫へ引きつぐために、

できる限りの努力をすることをここに宣言する。

 

1996年12月8日

宮城県田尻町 加護坊 四季彩館にて

第12回 雁のシンポジウム 参加者一同