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◆どんなところ > かぶくり縄文探訪恵比須田遺跡

 恵比須田遺跡は,蕪栗沼の南西側の丘のたもとにある遺跡です。今は田んぼになっているので,どこが遺跡なのか全然わかりませんが,大きな案内看板は立っています(写真1)。

 おどろくなかれ,恵比須田遺跡は国の重要文化財に指定されているのだ。何でそんなに重要なんだろう?

 恵比須田遺跡は縄文時代早期から晩期(約7000年前)の遺跡です。長者原貝塚より,ほんのちょっと前の時代から縄文人が住んでいたんだね。

 そして,上の怪しいアニメーションのとおり,恵比須田遺跡からは有名な遮光器土偶(しゃこうきどぐう)や石器類が見つかっています。遮光器土偶の発見は昭和18年。太平洋戦争の真っ只中のときに見つかったんだね。

 実は,遮光器土偶は全国の縄文遺跡から見つかっているんだけど,恵比須田遺跡で発見されたのはとても保存状態がよかったので,東京上野の東京国立博物館に大切に保存されています。本物そっくりの模型(レプリカ)は,田尻町公民館の一階に飾ってあるので見に行って見ましょう(写真2)。

 遮光器土偶は,その大きな目の模様から宇宙人ではないか,なんてことも言われているけど,おっぱいがあることなどから,女性をかたどった神事の道具(お祭りやお祈りをするときに使う道具)ではないかといわれています。

 遮光器土偶が発見されたことで,縄文時代の文化の一部を知ることができるようになったんだ。そうした意味でとても大切なんだね。

 恵比須田遺跡は,かつての広大な蕪栗沼のすぐほとりにありました。今でも田んぼ越しに蕪栗沼の辺りが見えます。写真3の矢印は,しらとり地区にあるポンプ小屋(しらとり機場)です。

 最後に注意ごと。
 恵比須田遺跡は国の重要文化財です。興味本位で近づいたり,今の状態を変えないように注意しましょう。


(写真1)恵比須田遺跡の案内看板


(写真2)遮光器土偶のレプリカ
田尻町公民館に展示されているもの


(写真3)恵比須田遺跡から見た蕪栗沼
矢印は,しらとり機場