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蕪栗沼はどこにあるの?
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 場所


 蕪栗沼(かぶくりぬま)は,東北地方の宮城県北部,ラムサール条約の登録湿地として全国的に有名な伊豆沼から南へ約8kmほどの田尻町内に位置する約150haの低地性湿地です。

 蕪栗沼の地名由来は,「ふもとの沼辺に大栗林があり,その実は拳のようで味は甘美,つるかぶのようであった…」ことからきています。

 沼周辺は東に北上山地,西は奥羽山脈に連なる丘陵地,南側を加護坊山丘陵帯によって囲まれた迫川水系の遊水地帯で,丘陵からは国の重要文化財として有名な「遮光器土偶」に代表される縄文時代の遺跡や貝塚などが多く見受けられることから,古来豊かな食糧供給基地として恵まれた定住環境にあったことが予想されます。

 江戸時代の蕪栗村は伊達家の直轄領土であり,蕪栗沼は毎年藩主へ献上の御用鳥を捕獲する御留沼で,周辺の田や畑は課役を賦課されぬ重要な沼でした。藩政初期に伊達政宗が北上川の改修と流域の開発に力を注ぎ,伊達62万石の基礎を築いたことは有名です。

 河川系

 蕪栗沼は,旧迫川の自然遊水池です。旧迫川は北上川水系・旧北上川の支流の一つで,蕪栗沼は旧迫川の支流である小山田川の下流部に位置しています。蕪栗沼には小山田川のほか,萱刈川や瀬峰川も流入しています。

 蕪栗沼は地盤高が周囲より低いため,洪水時には北上川からの背水(逆流水)を受けるだけでなく,小山田川上流からの水が下流へ流下できずに沼に水がどんどん溜まり,大規模な水害がたびたび起きてきた場所となっています。

 かつて,沼付近一帯は広大な湿地帯となっており,北上川の自然遊水池になっていました。しかし,江戸時代の北上川流路変更,明治44年から20年間の北上川河川改修など歴史的な河川改修を経て後背湿地の干拓が続けられ,元々400haあった蕪栗沼も最終的には約3分の1の150haに狭められました。

 アクセス

 蕪栗沼を訪れるためには,自家用車が最も便利ですが,その気になれば一般交通機関を利用してたどり着くこともできます。しかし,地元の人でさえ蕪栗沼の存在を知らない人が多く,地図を見ながら自家用車で出かけても結局たどり着けずにあきらめて帰る人も少なくないようです。地元の人に場所を聞く場合には,「蕪栗沼」ではなく「大沼はどこですか?」と聞いた方がいいようです。

 公共交通機関を利用する場合は,JR東北本線「田尻駅」または「瀬峰駅」で下車し,タクシーで約15〜20分です。
下のアクセスマップに記してある○印のところに,この小さい看板が立っています。見逃さないでね!