さて、いよいよ切子という華麗で繊細な命を吹き込む作業です。

よくある質問Q&A
Q.「カットするときにガラスに穴が開いたり、割れたりしませんか?」
A.「ガラス(素材)がよほど薄いか、そうとうな力を入れない限り
   割れることはまずありません。」
※簡単に割れてたら 切子職人はケガだらけでしょう。(^_^;)笑
 そんな危険な仕事ではありません。


まず、《制作工程T》で吹き上がった
ぐい呑みはダイヤホィール(ダイヤの砥石)で
荒く削って線を入れます。

ダイヤホィール


《制作工程U》でお話した砥石でカットを
ほどこしていきます。
ぐい呑みやグラスのような円筒形のものは
中から覗いてカットしていきます。

最後に、磨き(バフ)をかけます。
砥石と同じ様な形状の円盤型のコルクに
ぼうしゅう粉を水で練った泥のような
研磨剤を塗りつけて、カットした部分を
押し当てて磨きあげます。



磨く前

磨いた後

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