SINGLE REVIEW

Lovefool / The Cardigans
収録アルバム:First Band On The Moon (96年) Billboarad Hot100:97年 Airplay2位
女Vo.マニア度:2 カラオケ難易度:3
「スウェーデン出身の女性ヴォーカル」と言えば、ここ日本ではAce Of BaseMejaなどを挙げるリスナーが多いだろうが、このThe Cardigansに言及する方も少なくないだろう。リード・ヴォーカルのニーナ・パーソンを中心としたこの5人組バンドは、95年に第二作目『Life』からのシングル「Carnival」が日本でも大ヒットした。そして勢いそのままに96年には三作目『First Band On The Moon』を発表、第一弾シングルに選ばれたこの曲は、これまた彼女達らしいポップでキャッチーなナンバー。"Love me love me..."と繰り返すサビメロのあまりの可愛らしさは今聴いても微笑ましい。肩の力の抜けた軽快さももちろんのこと、飾り立てしない自然体な曲作りとヴォーカルが何よりも魅力である。

それまではアメリカでは全くもって名前が知られていなかった彼女達だが、この曲が全米のエアプレイチャートで最高位2位を記録するまでの大ヒットに至ったのは、ひとえに映画『ロミオ&ジュリエット』のサントラにフィーチャーされたことが大きい。全米への進出にあたり、濃ゆいオバチャンがクネクネ踊る従来のビデオクリップを制作し直し、かなりメルヘンチックなものにしたのも正解であった。以後は全米では確固たる地位を築くことはできずに現在を迎えているが、依然として力強い活動を続けており頼もしい限りである。

☆カラオケで歌ってみよう
有名曲だし、難易度も低いので歌いやすいでしょう。サビは最大限可愛らしく歌いましょう。笑われても気にしない。

2003/5 meantime投稿
2003/5/22 update
1997/5 カラオケ@渋谷にて熱唱
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To Love You More / Celine Dion
収録アルバム:Let's Talk About Love(97年)etc. Billboarad Hot100:98年 Airplay11位
女Vo.マニア度:1 カラオケ難易度:7
日本で最も有名な女Vo.シンガーの一人であるCeline Dionだが、その名がここまで知れ渡ったのもこの曲によるところが大きい。ドラマ『恋人よ』の挿入歌として使われたこの曲は、なんとIrene Caraの「Flashdance...What A Feeling」以来12年ぶりに、洋楽曲としてオリコンチャートのトップに立ったのだから。その後も彼女のライブでは定番ソングとなった。

ソングライト&プロデュースはDavid Fosterが担当。更には当時人気のあったクラシカルバンドのクライズラー&カンパニーを起用し、葉加瀬太郎のヴァイオリンの音色が全編通して美しく響き渡る。綺麗な演奏をバックに、静かな歌唱から始まる序盤も、張りのあるヴォーカルを見せるサビも気持ちいいことこの上ない。ブリッジの後のサビで"I'll be"の後一瞬ブレイクを挟むあたりは、お約束ながらも思わず力が入ってしまう。個人的には"Let me be the one to love you more"というフレーズが好き。

なお、この曲は96年発表のアルバム『Fallin Into You』の日本盤にボーナストラックとして収録。アメリカ盤には97年発表の『Let's Talk About Love』に「My Heart Will Go On」などとともに収録され、全米では98年になってからエアプレイチャートで最高位11位を記録するヒットとなった。

☆カラオケで歌ってみよう
サビで一気に高音になるので、歌いだしから飛ばすと危険。
特にブリッジ以降は更に音が上がるので注意が必要です。
最後はもちろん"Ohhhhhh-----------"と熱唱を続けて、ドラム音で締めると。これ基本。

2002/11/4 update
2000/6 カラオケ@渋谷にて熱唱

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Because You Loved Me / Celine Dion
収録アルバム:Falling Into You (96年) Billboard Hot100: 96年1位(6週)
女Vo.マニア度:3 カラオケ難易度:8
Celine Dion最大のシングルヒットは?
答えは「My Heart Will Go On」でもなければ「To Love You More」でもない。
この「Because You Loved Me」である。

映画『アンカー・ウーマン』の主題歌であり、彼女の大ヒットアルバム『Falling Into You』からのファーストシングルであるこの曲は、Diane Warren&David Fosterのバラードを作らせれば天下一のコンビをもって作成された。

歌い出しから同じようなメロディーが淡々と続く。バラード嫌いの人に退屈だと言われそうな展開。
しかしここはお約束、徐々に歌唱にも力が入り、演奏も厚くなって、少しずつ盛り上げていく。
見せ場はブリッジ以降。
これまたお約束のようにブリッジの最後でCelineが叫ぶ。
"my world is a better place BECAAAUSE OF YOUUUUU----!!!"
全てが解き放たれる瞬間。

最後のサビはもはや無法地帯。更に力強い歌唱が展開される。
しかもこれで終わりかと思いきや、再びCelineが叫び出し、もう一発ド派手なサビの大熱唱。聴いているだけで飲み込まれてしまいそうな大合唱の渦が巻き起こる。
そしてエンディングはこれまたお約束のように、静かにまとめて綺麗に終了。ごちそうさま。

内容はお決まりのベタなラブソングながら、それも全てこの見事な曲展開によって飲み込まれてしまうほど。
バラード好き必携の一曲。


☆カラオケで歌ってみよう
ブリッジ以降で9割方体力を消耗するので、序盤から飛ばさないことがまず重要。それほど高度な技術が使われているわけではないので、前半は下手に歌いまわしを気にすることなく、スムーズに曲に入ると良いでしょう。前半は流れ重視で。
後半は、ブリッジで徐々にテンションを上げた後、最後のサビは思いっきり熱唱しましょう。バックコーラス部分(メインの旋律)を歌うか、Celineのアドリブ部分(叫びまくれ)を歌うか、はたまた両方こなすか(それは無理)、ここは腕の見せ所です。


2002/12/22 This Week's Pickup掲載
2002/4/20 カラオケ@渋谷にて熱唱

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I'm Your Angel / R.Kelly & Celine Dion
収録アルバム:
・These Are Special Times/Celine Dion(98年)
・R./R.Kelly(98年)
Billboard Hot100:98年1位(6週)
女Vo.マニア度:3 カラオケ難易度:7
R.KellyとCeline Dionがデュエットする。そう聞いたとき、誰もがどのような曲が出来上がるか、想像力をかきたてられたと思う。かく言う私なんぞはお互いの個性がぶつかり合って、失敗作が出てくるだけではないかと冷めた見方をしていた部類である。確かに二人とも90年代を代表するアーティストではあるけれど、お互い生きているフィールドも違えば、シンガーとしてもタイプが異なる。

しかし蓋を開けてみれば、我々が耳にしたのは予想以上に綺麗にまとめられた曲だった。
Celineが優しく歌い出しのパートをこなせば、R.Kellyも同じく柔らかい歌唱を見せる。そしてサビに入ると二人が見事なハーモニーを表現する。そこにはそれぞれの個性を抑え、お互いの歌唱を噛み合わせるべく配慮するさまが見え隠れする。ブリッジも流れるようにこなした後は、曲の華麗な転調とともに二人の歌唱にも熱が入ってくるが、ここでも声の乱れは一切なく、その整然としたさまは声に力が入ろうとも変わらない。メインを歌う声の後ろから、絶妙なタイミングかつバランスの取れた力加減で入るバックコーラスの見事さに、ただただ悶絶するばかりである。

もちろん売りに行った曲であることは間違いない。しかしこれだけ狙っておきながら、二人の持ち味を殺さず、美しい大ヒットナンバーを生み出すことができたのはちょっとした奇跡だったのかもしれない。

☆カラオケで歌ってみよう
一人で歌うことも可能ですが、曲終盤を美しくまとめるためにも、パートナーがいた方が望ましいです。
2番のサビまでは出来る限り柔らかく静かにまとめ、ブリッジ以降に力を解放し、一気に最後まで持っていくことが肝要かと。
ちなみに私は先日本物ばりのデュエットを見せたとある夫婦の熱唱を聴いて以来、自分で歌う気がしません・・。

2005/10/30 This Week's Pickup掲載
2004/12 カラオケ@渋谷にて熱唱
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That's The Way It Is / Celine Dion
収録アルバム:
All The Way...A Decade Of Song(99年)
Billboard Hot100:99年6位
女Vo.マニア度:5 カラオケ難易度:9
ジワリジワリと世界各地で人気を拡大し、「My Heart Will Go On」(映画『タイタニック』主題歌)の成功で世界の頂点へ。もはや敵なしの状態となった彼女が、1999年末、一時的に活動の休止を発表するとともに、初のベスト盤をリリース。この曲「That's The Way It Is」は新曲の一つとして収録され、シングルカットされた。しかも、当時Backstreet BoysやBritney Spearsのブレイクで同じく無敵状態にあったMax Martinによる制作である。こりゃ敵わない。

アダコン系バラードが主流の彼女だが、この曲はM.Martinの制作ということもあり、かなり正統派ポップスである。が、同じような曲でも若手アイドルが歌うのと、彼女が歌うのとでは漂う貫禄が違う。何が一番違うかって、気合が違うのだ。彼女の曲はどんなにポップであろうと、握りこぶしを利かせて気合を入れなければ歌えない。そこまでしないとメロディーに対応できるだけの声が出ないのだから。ビデオクリップでも彼女はしっかり握りこぶしを披露している。リスナーにお手本を示す姿勢も忘れない。

なおかつこの曲の恐ろしいところは。ポップなメロディーに合わせて調子に乗っていると、ブリッジを越えたあたりの終盤、彼女が歌い慣れたDiane Warrenバラード並の力の入る曲展開が待っている点だ。普通の人間であれば眩暈を起こしてしまいそうな音の波が襲ってくる。映画『美女と野獣』の主題歌を歌った経験のある彼女だが、このときばかりは彼女も野獣と化し、人間とは思えない絶叫を以ってリスナーを圧倒する。

リリックはサビ部分の"Love comes to those who believe it, And that's the way it is"とのフレーズが示すとおりのお約束な内容。しかしそんなことはもはや気にしている場合ではない。まずは気合を入れなければこの曲を聴き通すことすらままならないのだ。さあ、みんなで"love's gonna conquer it all!!!!"

☆カラオケで歌ってみよう
上述の通り、かなりの気合と体力を必要とします。メロディーを追うのはそれほど難しくはないのですが、後は声がついてくるかどうかの問題。ブリッジ以降の終盤はかなり殺人的ですが、何とか乗り切りましょう。気合です。
2004/3/28 This Week's Pickup掲載
2000/3/18 サークル春合宿@河口湖にて熱唱
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Dip It Low -Christina Milian
収録アルバム:It's About Time (04年) Billboarad Hot100:04年5位
女Vo.マニア度:4 カラオケ難易度:3
クリスティーナ・アギレラをアギレラと呼ぶのなら、クリスティーナ・ミリアンはミリアンと呼ばねば平等原則に反する。ということで私は彼女をミリアンと呼ぶ。そのまんまですみません。

そんなミリアン嬢もややヒットチャートから遠ざかっていたため、この曲がデビュー曲「AM To PM」以来、自身がメインの曲としては2曲目のTop40ヒットである。二作目にあたる最新アルバム『It's About Time』からの第一弾シングルにあたる曲だけに、しっかりヒットして一安心といったところだろう。

前の曲「AM To PM」はダサかった。本当にダサかったが、同時に有り余るほどのキャッチーさも持ち合わせていたため、むしろそれが微笑ましいところがあった。ビデオクリップにおける彼女の無邪気な表情を目の当たりにして、まあこの子なら許してあげないといかんかなあ、と思わされたリスナーは少なくないはずだ。そして、カラオケで、あのサビに入る手前の無駄にテンションの高い叫び声を再現した、ミリアン級に微笑ましい者達も。 少なくともりりす関係者には二人いる。お前だお前。

さて、今回はどうか。 同じようにインパクト重視の曲作りで、やはりダサい。それに加え、東洋っぽいテイストを取り入れ、随分と妖艶な雰囲気を醸し出してきた。また、ミリアンのルックスが以前に比べて相当大人っぽくなっているところが目に付く。はっきり言ってやや狙いすぎな感が否めない。が、2年ぶりの新譜、ヒラリー・ダフらロック志向アイドルが台頭する中、R&B寄りの路線を進む彼女が、シーンに大きなインパクトを与えるためにはこの程度の演出は必要不可欠だったのかもしれない。実際、結構なブランクがあったにもかかわらず、デビュー曲を大きく上回る大ヒット、自身初のTop10ヒットを記録してしまった。結果オーライといったところか。でも何か騙されてるような気がするんだよな。これでいいのかなあ、と思わずにいられないけど、まあいっか。夏だし。(安易)


☆カラオケで歌ってみよう
裏声を適当に発していれば歌えてしまうという恐ろしい曲です。ただ淡々と歌うだけではつまんない曲なので、腰の振りなどを随時盛り込めば効果的かもしれません。

2004/8 meantime投稿
2004/9/30 update
2004/8/28 渋谷パセラにて熱唱
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