SINGLE REVIEW

As I Lay Me Down / Sophie B. Hawkins
収録アルバム:Whaler(94年) Billboard Hot100: 95年6位
女Vo.マニア度:7 カラオケ難易度:3
Sophie Ballantine Hawkinsはニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。但し、パーカッショニストとして音楽キャリアをスタートさせたあたり、他のシンガー達と一線を隔する。

この曲は彼女のセカンド・アルバム『Whaler』からの大ヒットナンバー。派手な打ち込み音やキーボード、そして分厚いコーラスを披露する曲が少なくない彼女だが、この曲は地味なパイプオルガンとかすかに響くアコースティックギターで静かにまとめてきた。

それにしても、どんな状態の時に聴いても穏やかな気持ちにさせてくれる一曲である。
It felt like spring time on this February morning
In the courtyard birds were singing your prasise
という穏やかな歌い出しのフレーズで一気に平和モードに突入。
眠りに入る折に遠く離れた相手を想い、相手が自分を抱いてくれるように祈ると共に、その名前を天に向かってささやけば、幸せな目覚めを迎えることができる、というサビ部分のフレーズは何度も口ずさみたくなる。

身も心も寒くカサついて、人の温もりを感じたいという方に真っ先にお勧めしたい一曲。どんな寒い日でも、felt like spring timeな気分になること請け合いである。


☆カラオケで歌ってみよう
盛り上がる曲ではないけれど、綺麗に歌いこなせば、場は和むでしょう。特に難しいポイントはないけれど、単語の切れ目を間違わないように注意しましょう。あとはブリッジ部分を気持ちよく歌いこなせば、文字通り"When the sun comes out again"な雰囲気になること間違いなしです。
2003/2/2 This Week's Pickup掲載
2003/1/18 Smash Hitsにて熱唱
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(There's Gotta Be) More To Life / Stacie Orrico
収録アルバム:Stacie Orrico (03年) Billboard Hot100:03年30位
女Vo.マニア度:3 カラオケ難易度:8
唇のすぐ上で存在感を放つホクロ。若かりし頃のMadonnaと同じである。ステイシー・オリコが生誕したのは、その若かりし頃のMadonnaがサード・アルバム『True Blue』をリリースしようとしていた1986年3月のこと。既に大先輩は世界の頂点に立とうとしていた。

それから17年。セカンド・アルバム『Stacie Orrico』のヒットにより、ステイシーはようやくホクロの大先輩と同じように世界にその名を知らしめつつある。第一弾シングル「Stuck」はTop40入りこそ逃したものの、その勢いに満ちたヴォーカルは多くのリスナーの耳を捉えて離さなかった。そして続いてカットされたこの曲「(There's Gotta Be) More To Life」で、全米でも遂にTop40入りを果たす。

何と言っても若さ溢れるエネルギーがすざまじい。彼女にしては抑えたオープニングながらのらりくらりと歌いこなし、力みなぎるサビのコーラスまで一気に持っていく。冷静に眺めると少し強引な展開ながら、それを感じさせないスマートさ。ブリッジ部分の高音シャウトから、最後のサビメロの転調に持ち込むあたりは何度聴いても鳥肌が立つ。そして曲全体を支配しているのが、ステイシーの歌唱の巧さと力強さ。歌の上手いティーンのシンガーと言われても今では珍しくなくなったが、それに加えてどっしりと存在感をアピールできる力強い歌唱を披露できる人はなかなかいないものだ。声量も声の張りも申し分なく、それらに圧倒されている間に曲が終わってしまう。

ビデオでは主婦からウェイトレスやモデルなどなど様々な役回りを披露し、ホクロ以外でも存在感をアピール。当初は日本で人気が先行していた感があったが、この曲のTop40入りにより全米でもブレイクできるか、これからが正念場である。


☆カラオケで歌ってみよう
やはりサビの大熱唱が全て。歌い出し部分は軽く流して力を溜めましょう。勢いがもの凄いので圧倒されないように注意。終盤とかオタオタしてると曲についてけなくなるので、準備はぬかりなく。

2003/12/10 meantime投稿
2003/12/22 This Week's Pickup掲載
2003/11/29 渋谷パセラにて熱唱

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Luka / Suzanne Vega
収録アルバム: Solitude Standing (87年) Billboard Hot100: 87年3位
女Vo.マニア度:5 カラオケ難易度:4
"My name is Luka..."

とても静かで淡々とした歌唱。しかし一度聴けば忘れようがない。
このフレーズは軽快なイントロとともに、爽やかなオープニングを演出する。

スザンヌ・ヴェガはニューヨーク生まれのシンガー・ソングライター。
デビューは85年、大ヒットはほとんど放たないものの、地道な活動を今でも続けている。
Lilith Fairにももちろん出演した。

この曲では児童虐待がテーマとして歌われている。
歌い手の上の階に住むLukaという名の少年は、日々折檻を受けながらも、大丈夫だと言い、しっかり生きていこうとする。アメリカでは子供の虐待が問題になっており、特にニューヨークにはLukaのような幼い少年が本当にいる、とは彼女自身の言葉。それは15年経った今でも残念ながら変わっていない。

爽やかな曲調に、それとは全く相容れない内容のリリックを乗せて完成した曲。
そのアンバランスな危うさが、聴き手を病みつきにさせて止まない。

☆カラオケで歌ってみよう
カラオケでは曲の内容まで伝わるものではないとはいえ、どちらかといえばNGソング。
短いメロディーの繰り返しなので覚えやすいし、歌うこと自体はそんなに難しくはないです。
サビのラストで同じフレーズを3回繰り返しますが("Just don't ask me what it was"とか)、数少ない力の入る部分なので、美しく仕上げましょう。
2002/11/10 This Week's Pickup掲載
1998/10 カラオケ@下北沢などで熱唱

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Weak / SWV
収録アルバム: It's About Time (92年) Billboard Hot100: 93年1位(2週)
女Vo.マニア度:6 カラオケ難易度:7
SWVとはSisters With Voicesの略称。Coko(本名Cheryl Gamble)、Taj(Tamara Johnson)、Lelee(Leanne Lyons)の3人組のコーラスグループである。93年にアルバム『It's About Time』でデビューした彼女達は、本作からの三枚目のシングルであるこの曲(邦題「ウィーク・ポイント」)がNo.1に輝いたことにより、En Vogueと並んで90年代を代表する女性R&Bコーラスグループの座に登りつめた。

ロリー系オトナ声(何じゃそりゃ)のCokoの甘いリードヴォーカルは威力絶大。その後ろからはTajとLeleeの二人が効果的にバックグラウンドヴォーカルを挿入する。この3人によるコーラスは技術の高さもさることながら、聴く者を恍惚とさせるだけの美しさをも備えている。この曲もゆったりとしたテンポに薄いバックトラックと地味な構成ながら、彼女達の声が乗せられることにより、R&Bの歴史に残る名曲となった。

歌い出しはCokoの抑えたヴォーカルが淡々と進む。サビに入るとその歌唱は鋭さを増し、滑らかに展開するとともに、TajとLeleeが助勢に入る。そのバックコーラスは、時にはCokoに合わせて、時にはタイミングをずらせて挿入され、サビ部分に華を添える。

そしてより聴き応えあるのが終盤。ブリッジを越えると転調し、バックコーラスの二人も徐々に前面に出てきてメインの旋律を歌い、Cokoはより自由自在に自らの歌唱を披露する。R&Bバラード好きにはたまらない展開。なお、シングルやビデオのヴァージョンでは、より一層Cokoのヴォーカルの技術が堪能できるようになっているので、こちらも併せて是非聴いてもらいたい。

98年末に残念ながら解散してしまった彼女達だが、その美しいコーラスをまた耳にしたいものである。

☆カラオケで歌ってみよう
やはりコーラス付きで表現したい曲。もう一人コーラス要員を手配しましょう。
ハイライトは終盤"Talking about the way you do the things you're do--ing!"てとこね。しっかり決めよう。
2002/10/6 This Week's Pickup掲載
2002/3/16 Smash Hitsにて熱唱


You're The One / SWV
収録アルバム:New Beginning (96年) Billboard Hot100:96年5位
女Vo.マニア度:6 カラオケ難易度:6
デビュー作『It's About Time』(93年)が爆発的なセールスを記録し、一躍En Vogueと並んで90年代を代表する女性R&Bコーラス・グループの仲間入りを果たしたSWV。彼女達が初めて世間の厳しい視線の下に発表することとなった二作目『New Beginning』からは、リード・シングルとしてこの曲が選ばれた。

しかし随分とポップになった。これまでのSWVのイメージは、「Weak」のような綺麗にコーラスで仕上げるバラードを中心としたスロー〜ミディアムテンポのR&Bチューンを歌うグループといったものであったが、この曲は新人アイドルが歌いそうなポップ・ソングである。とはいっても彼女達が歌うのだから平凡な出来では終わらない。Cokoの切れのあるヴォーカルはここでも健在で、可愛らしい曲をより一層華麗に仕上げている。TajLeleeのコーラスによる味付けも相変わらず効果抜群。

以後、より一層Hip Hop寄りのアプローチを見せるとともに人気も下降線を辿る彼女達。むしろブラック色の強いアルバムの中でも浮いた存在であったこの曲のように、思い切ってポップな路線を歩んでいたらまたその運命も変わってきていたのではないかとは思わずにはいられない。この曲はSWVの力強い輝きが感じられる最後の一曲と言っても差し支えないくらいだ。改めて解散が惜しまれる。

☆カラオケで歌ってみよう

意外と盛り上がらないので要注意。やはりこの曲は彼女達のコーラスワークあってのものであったということを改めて痛感させられる。最低限、サビを元気よく歌って、ムードは演出してみましょう。

2003/5/1 update
2003/1/18 Smash Hitsにて熱唱


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