まほろば遊 個展 
<私と詩と死>2000年12月12日 
ぎゃらりー燦燦 にて発表したモノより抜粋

                       

<やめる瞬間>

あ、と前触れもなく

自分の見ていた景色の色がなくなり

時間もとまり

もう やめよう

と思う この瞬間

そうそう これが私の やめる瞬間

突然

理由もなく

静かに やってくる

           
 

<あなたがいなければ>

あなたがいなければ

美しい花も

大好きな夜空も

ひと粒の宝石も

ステキな晴れの日も

深い なみなみとした海も

なんの意味もなさない

あなたがいなければ・・・

富や名声や

そんなものに幸せを

みいだすことができる人は幸せです

でも 私には

あなたがいなければ・・・

瞳には何もうつらず 何も感じない

あなたがいなければ

私の存在自体 なんの意味もなさない

 
               
 

<負けるな>

人の言う事 全然気にならない 気にしない

100人いれば100通りの感じ方があるから

私は私を信じてあげる

負けるな

人生はサバイバルゲーム

強くてやさしい人になろう

 

   
           
 

<深呼吸>

さぁ はきだせ!

体中の空気を

はきだせ

ちっそくするまえに

はきだせ

今の私が消えるまで

はきだせ

さぁ!

 
               

<ありがとう>

私はいつも幸せです

何があるから とか そういうんではなくて

モノとかお金とか そういうんではなくて

あぁ 私はしあわせだなぁ という気持ちが

じわじわじわじわ と湧いてくる

心のあたたかさに・・・

苦しい事もあった

今も つらいことは ある

けれど 不幸だ と思ったことはない

私を支えてくれる人達の

顔を一人一人 思い浮かべて

私にしてくれた事

かけてくれた言葉

そんな事を思い出していると

あぁ 私は幸せだなぁ〜と感じる

この私には 何が できるだろうか

どこかで 誰ともなく

この幸せを 返していくことが

私の できることかなぁ・・・

 

 

<お空の星>

何が悲しいって

お空には いっぱいの星がでていると思うのに

コンタクトを外した私には

なにもかもが

よくわからないということよ

どんなに 目を こらしてみても

見えないものは 見えないの

そういう時に 限って

誰とも連絡がつかずに

一人で乗り越えなきゃならないの

何が悲しいって

眠れない そんな 一人の 夜だわね

 

<善と悪>

人は誰にも 善と悪 二つを持っている

今まで 自分の 悪の部分が嫌いだった

でも どうして悪の部分があるのか

考えてみた

ときには悪になる事で

自分を守れたり 助けになったり

ファイトが湧いたことも

あったではないか?

そう思うと

自分の 悪の部分も

なかなか いいやつじゃないか

なんて 思ったりする

           
   

<私 ちょっと 怒っているのよ>

うすい 三日月の右ななめちょっと下にいる私☆

私とあなたは つかずはなれず

あなたが光ると 私ますます光るのね

でも今日は 私 ちょっと ごきげんななめ

そんなときは

みんなにわからないくらい

右ななめ もうちょっと下に移動するのね・・・

 

<喜>

すっごく すっごく うれしいことがあって

最大 最大 よろこんじゃって

くちから大ヘビが 

でてくる 気がする

そんなかんじ わかってくれる?

   
           
 

<2人の天使>

2人の天使は

いつも 同じ色の玉を持っていた

ある日 二人は 別々の道を 歩き出した

「さよなら また 会えるね」

一人は 空へ

一人は 海へ

玉は 夕日でピンクになった

玉は 波に溶けて ブルーになった

10220日後 地平線のところで

また 会う約束をしたけれど

違う玉をもった天使達は

もう2度と 出会う事は できない・・・

*これは「水族館を出たあとで」のモトとなった作品です。

 
     
   
<幸せ>

毎日 ささやかな 幸せ それで・・・いい
         
       

<乗り越える>

誰でも 2つや3つや4つ 問題を抱えてる

ある人は 10年位 心の奥に塊を抱えて・・・

でも いいじゃない?

それが 人間らしい・・・

人からみたら なんでもないような事でも

自分にとっては 重大問題

でもね

話してみよう

意外と同じ悩みを持った人がいる

違う意見をもつ人もいる

何か 変わるよ

失うものは 何もないのに やさしく できない

なんで?

何か 変わるよ

難しいけど 許そう

何年も 許せない 塊が 自身を苦しめる

でもね

未熟だったんだ

わからなかった

仕方なかった

自分を守る為だった

だから 許してあげよう

乗り越えるんだ

心の塊も 少し 溶けるよ

 

 



 
                 
   
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