砥石面の修正
砥石の平面は大工道具類では特に必要で刃先の直線を決めます。
日本建築は直線や直角に交わるため、基本的に真っ直ぐな刃先が必要です。
そのためシノギ面を形作る砥石面も真っ直ぐでなければなりません。
砥石は電着系ダイヤモンド系を除いて、磨耗により研磨面の平面は狂って行きます。
新品でも平面が出ているとは限りませんので、研ぐ前にステンレス系の定規で確認することは大事です。
裏透きのある刃物は必ず裏透き側は平面修正された物で研ぐ事が必要で、切れ味を左右します。
早め早めの確認と修正で研磨による刃物の変形を防ぎ、砥石面の修正労力を軽減しましょう。
減らない砥石はありません、つまり修正用の砥石も減ります。修正に使う物の平面も確認が必要です。
それと減るという事は、修正に使う粗い砥石の粒子が脱落し修正する表面に流れ出しています。
修正後は必ず洗い流してください。
もし修正用の砥石を買う予算がなければ、ブロックを一つと、砂を用意します。
砂は家の網戸を振るい代わりに使い、粗い粒を除きます。
アマチュアの方、趣味で大工道具を研がれる方なら、これで何とか間に合います。
使う時はブロックに水と砂を振り、そこで擦って修正します。
ブロックは減っているようであれば、点検して定期的に代えましょう。
大工道具を研ぐ時の平面の大事さに気づいた方は、砥石の凹みを見て「これではいけない」と一生懸命擦って直されるでしょう。
その時、直し過ぎで砥面の前後がだれますので、そこは気をつけてください。
ストロークは短めに擦りましょう。
天然、人造とも仕上げ砥石の修正に、電着系ダイヤモンド砥石#150やダイヤモンド砥石アトマ中目を使う場合は、鋭い切削力があり修正は楽ですが、新品のうちはダイヤモンドの脱落が起こります。
仕上げ砥石の研ぎで影響がでますので、一度水で洗い流してください。 |