鞘に宮崎県の日向産のカヤを使用した繰り小刀で、鞘に使うにはちょっともったいないかなと思いましたが、一般的な大工道具の鞘に使われる朴材と硬さも似ておりなかなか手に入らない材料ですが使ってみました、右のみの限定品です。
日向産のカヤは碁盤を作る材料としては最高級品です。碁石を打ち込んだ時の衝撃吸収が良く手、強く打ち込む時の衝撃が少ないのです。は淡い黄色で一見ヒバにも似ていますが、匂いはまったく違いますし硬さはこちらの方が朴に近いです。
持った時の感じは硬くも無く、柔らかくもなく、朴の鞘に似ていますので鞘の材料にも悪くないと思います。
もちろん使って行けば汚れてはきます、表面は蝋引き仕上げですので、使えば蝋は剥がれて白木になっていきます。
刃は小刀ページと同じ坂光製になります、良く切れると定評がある大工道具ですので研ぎ上げて削ると艶の有る表面の仕上がりになります。
繰り小刀は裏透きのある片刃の大工道具ですが、鉋のように裏切れしたからと叩き出しはできませんので、ベタ裏にならないように刃先の方から多く裏を付けて下さい。
刃先は細く出来ておりますのでいきなり強くえぐって削ると刃が欠ける恐れがあります、何段階かに分けて削って下さい。刃の中ほどでは大丈夫です、長い刃ですので削る材料に合わせて削る場所を使い分けて下さい。
日向カヤ繰り小刀の販売価格
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