TOPページ柄の仕込

ここでは玄能柄の先から伸びたこの平面部分を反り鉋で削り、好みに鉋で削り楕円の形に近づけて行きます
先の四角の断面は残します、削り過ぎては強度が落ちてしまいます。
イメージした握りよりも一回り大きく削って下さい、そうしないと、最終的に仕上がった時、細く感じるからです。
それと修正も後で出来るからです。
玄能柄を好みに鉋で削る

この場合、上面は丸くせずに上面だけ平面の部分を残します
これは握った時の感触の違いで、玄能の平面側を握っているのか、丸い面側を握っているのか、見らずに手の感触で判断するためです
いちいち見ていては他の職人に釘打ちの差がついてしまいます

反り台鉋を使い下の画像のように中間を削り絞りますと
柄尻の部分は膨らんで反った状態に仕上がります。
柄尻を反らせると、軽く握っても柄が手から抜けません
軽く握る事で、体力も使いませんし長く玄能を振れるのです
疲れない玄能にするために、反り鉋で好みの形に仕上げましょう
この工程が玄能の柄の仕込の工程の中でもっとも楽しいのではないでしょうか、、、
削り過ぎないように握ってみて、色々な方向から見て、少しづつ削りましょう。
緩い反り鉋
下記の画像は私の愛用の玄能です
左から正行(まさつら)の70匁で、この型はだいぶ古い物です
真ん中は幸三郎(こうざぶろう)の80匁
右は浩樹(ひろき)120匁です
どれも全鋼の製品です、柄は全部私が削って仕込ました、真ん中の幸三郎が短いのは、一度柄を折ってしまったからです、無理して使ったからでしょう
真ん中の幸三郎で15年以上使っています
その他、120匁ダルマを使っています。
私の愛用の玄能

画像は動きがあるので、スピードを出して削っているように見えますが、実際はけっこうゆっくりです
この時間が好きだから、楽しんで削っています
形が決まり最終段階に近づくと、鉋の刃の出し加減を少なくし、滑らかにして行きます

鉋で納得の行く削りができると、鉋の跡をサンドペーパーで削ります
この時、鉋で削ったいびつさを無くすため、私はステンレスの30センチ直定規にサンドペーパーを貼り付け削っています
こうすると、均等にカーブするステンレスのおかげで、柄のいびつに高い所だけ削って行ってくれるからです
横方向に少しづつ移動すれば、三次元曲面が緩やかに変化する形状も驚くほど滑らかな曲面になっていきます。
先端を木工万力で挟むととても楽です。
サンドペーパーは最初は#120番です
鉋の跡をサンドペーパーで削ります

最終仕上げは#240で良いでしょう
ステンレス定規を外し、サンドペーパーを二つ折りにして両方をっ両面テープで貼り合わせます
こうすると、手とサンドペーパーの摩擦が、柄とサンドペーパーとの摩擦より強くなり
サンドペーパー滑らないように待たなくても良く、上から押さえるだけで楽に研磨できます