2005年5月8日 この日までひらふスキー場が営業延長し、山頂近くまでリフト運行しておりましたが
あえてリフトの無い裏側北斜面から登山スキーの挑戦です。当日は、1人で行く予定でしたが、前日の夜に、
スキー友達の伊藤君が、先週ひらふでの滑走写真を届けに来てくれ、この計画を話すと僕も行きますと、
言い出し2人で翌朝6時に、千歳を出発する事になりました。(10年前、前後に毎年春山スキー登山を誘ったが
けして来る事が無かった彼だが、未知の刺激を求める用に?)

前日は、一日中雨が降り、当日朝も小雨が降って降りましたが、天気予報の曇りのち晴れを信じて、千歳を
朝6時に出発いたしました。ルスツ、真狩村を経て、五色温泉前のニセコアンヌプリ山裏手 北斜面に、到着です。
スキー場のある南側 表斜面は、落差のある長い距離です。(赤点からオレンジ点がリフトゴンドラ運行区です。)
北側 裏斜面は、車で標高750mの五色温泉まで上がれ、頂上への登山アタックが最も短距離な場所です。
この日までスキー場営業が延長になおり、頂上付近までリフトが動いておりましたが、あえて登山でアタックです。
左の写真は、先週撮影。右の写真は、帰りぎわの晴れ間に撮影。到着時は、山の半分から上が雲の中でした。

この辺一帯は、雨では無く雪が降り一面真っ白でした。私の車は、夏タイヤを履いたおりましたが、何とか走行し
駐車場へ置きリュックに、スキーとモノスキーの板を装着です。ここから先に行く2ヶ所の道路は、
今だに冬の通行止めが続いています。

山裾から登山道のある尾根めがけて垂直に40分登った所です。後に見える駐車場に私の車が写真で1ミリ程度に
見えます。急斜面を垂直に登った40分が一番苦しかったた場所です。ここを登りつめ登山道のある尾根に出ると
ちょうどアンヌプリ遭難碑がが有る場所に出くわし、そこから尾根沿いに登りだしました。北風の当たる尾根沿いのセッピは、
雪だけで6mほど南にはね出しており亀裂が入っていましたので、極力樹木の見える端を登って行きました。

雪の下に隠れている登山道を探し探し、登って行きましたが、途中から雲の中に入り登山道が全くわかりません。
夏場に登った事のあるこの登山道も、視界の効かない濃霧の中では、まったく感が効きません。
進む道が判らずピンチに立たされましたが、斜め上へと進む内に、雲の上へと出て来て一安心。
雲の上に出て視界良好。登山道を見つけて一安心し、再度気合の入れなおしです。

3時間登りつめて昼12時に、とうとう1.308mの山頂到着です。景色は、雲海で羊蹄山の頂上だけが
顔を出しております。この景色をおかずに、弁当を食べて大休憩です。
私達の山頂予想は、雲の中で何も見えず弁当を食べて、帰りの滑走ルートを濃霧の中を必死に探して
降りる最悪な予想をしていましたが、絶景に一安心。

以前の夏場登山で、妻とここを登った時は、所要時間1時間45分でしたので、冬場の悪条件+登山道へのショートカット
近道を考慮して、2時間を想定していましたが、濃霧の悪条件の中、山の魔の手に引っ張られ進む道が
判らなくなり、予想を1時間遅れて3時間となてしまいました。(雪山は、やはりこれ位の時間なのかな)
スキー場リフト最終地点から登ってくる人達は、30分程度で容易に、頂上へと来れますが、私達のこの一本は、
一生心に残る1本になりそうです。

風雪で出来るエビのしっぽ 山頂の避難小屋

私の後ろは、帰り道の滑走場所で、雲の晴れ間から山間の谷間を走る冬季閉鎖中の舗装道路が見え隠れし
ております。谷間の道路を挟んで向かいの黄砂で黄土色をした雪のイワオヌプリ山が見えます。
3時間登り、下りの滑走は、3分で終了。体力の出し切った今シーズンのラストをしみじみと噛み締める2人です。
帰り際、2人共二度とこの山は、登らないぞと言いながら、目の前の五色温泉に入りに行きました。
2人で貸切状態の雪壁の露天風呂に入りながら、来年のラストの一本は、この露天風呂とつながっている
イワオヌプリ山に登ろうかなと頭で考えております。
私達の車を止めた駐車場からは、スキーを担いで斜面を登る人や滑っている人を2人発見。車で下山途中には、
営業終了のチセヌプリ スキー場を滑る人発見。ソフトクリームを食べに寄ったニセコ駅向いの温泉には、
スキーを屋根に積んだ車が数台おり、さすがスキーの町にニセコ、スキー馬鹿が沢山おりました。
2005/5/9