冬場に、天助裏の排水パイプが凍結し、雪解け水がスノーダクト雨樋からあふれ出し2階天助が
大変な事になりました。その後も2度ほどスガ漏りにもなり重症です。昨年までは、建物の1階部分で、
蒸気を使う食品工場でしたが、手狭になり新設工場に移転、現在は、車庫となり暖気がまったく無く、
2階部屋も時折しか使っておらず暖気がありません。今までは、1階食品工場の暖気が壁を伝わり
2階天助裏へ溜まり屋根の雪を溶かす促進力や排水パイプ凍結防止に繋がっていたと思われます。
1階の食品工場移設で、建物全体が冬場冷え込み、今回の雨漏りへと繋がったと思います。
また長年の水蒸気で、屋根の野字合板がブカブカになり、屋根の上を歩くとスポンジの用になっておりました。
工事前。1階の食品工場で、長年の水蒸気使用で、野字合板がブカブカになり、屋根の上を歩くとスポンジ
の用です。屋根下地 垂木の無い野字合板だけの部分に上がると、3cm沈みます。
ミニラフターを使い断熱板、野字合板、長さ8mの屋根材を荷揚。ミニラフターは、乗用車4台分の
スペースがあれば、街中でも楽々稼働してくれる強い見方です。
旧トタンの上に、15mmの断熱板を挟み込み、ハゼ高に合わせ屋根面をフラットにします。
平らになった屋根面に野字合板91cm×182cm(三尺×六尺)を使用しなければサイズが合いません。
普及率の高い コンパネ90cm×180cmでは、合いません。野字合板を垂木に、75oの釘打ちし、
屋根のスポンジ状況を解決して、下地に、旧トタンが挟まっていますので、湿気を寄せ付けません。
野字合板の上には、アスファルトが染み込んだカラーフェールトを貼ります。
ガルバリュームカラー成型材 継手には、防水テープを入れて、吊子に、釘打ちです。
軒先雨樋継手にも、防水テープを入れます。トタン立上げは、15cm加工折り曲げです。
完成 完成
冬場の凍結防止に、雨水落とし口から排水路ヒーターを入れます。またスノーダクト雨樋部分には、
雨樋ヒーターを入れ冬場の排水促進を進め雨漏り防止へと繋がります。また、二つのヒーターには、
サーモスタット付き(外気温4度で電流が流れだし外気温8度で電流が遮断されます。)
黄色い発熱体上の白っぽい色で、長方形の箱がサーモスタットです。電流の流れを赤ランプと
青ランプで確認できます。
この現場は、屋根の葺き替えと、二つのヒーターを入れなければ雨漏りの解決には、ならないと思います。
2005/4/21