10月末を迎え、後、1から2週間でこの山の山頂部も真っ白になる季節です。山の上では、紅葉の
葉も落ち、リックに付けた温度計は、12度です。景色が見えやすく、登りやすい気温で登山には、
最適の時期かもしれません。今回も登山スキーが出来る場所は、無いか探しながらの登りです。

支笏湖にある恵庭岳です。山頂に、トガッタ岩場が突起している特徴の火山です。登山道とは、反対側の
斜面には、札幌オリンピックの滑降競技の為にだけ、作られたスキーコースがありましたが現在は、植林を
して山に戻っております。 この写真は、支笏湖ビジターセンターに、パネル展示してあります。

登山スキーの大一番の時には、必ず呼ばれるイトウ君が今回も召集されました。イトウ君 雪山登山は、何度も登って
いますが、夏山登山は、生れて初めての経験との事。え、え、え。珍しい存在の方です。
まずは、川の水が無い砂防ダムを溯って歩き始めます。沢を登って行くと岩石がゴロゴロした地形に替わりこの山は、
岩で形成された火山だと認識いたしました。

私が20代後半に買った道央の山々夏山ガイドによると、二合目から五合目まで針葉樹がうっそうと茂った暗がり
の陰気な細い登山道を登る写真がありましたが、現在は、数年前の今まで経験した事のない強力な台風の影響で
森林の8割ほどが倒木となり日光が当る登山道へと替わっておりました。数年たった現在も倒木は、登山道に邪魔な
部分だけを切り落とし、ようやく歩ける感じの見慣れない光景でした。 登山道は、平均して土が30pほど掘れ
凹状態で木の根っこか、直径20cmほどの岩石ばかりで土の部分が少ないです。

真っ直ぐ上へ直登が続く、登山道急斜面には、長い距離に補助ロープが張られておりました。この山の登りは、かなり
険しく、補助用ストックと木の枝に捕まったりロープを握る為、軍手は、必需品です。
右の写真は、見晴らし台から見た山頂と爆裂火口です。硫黄の匂いが漂う独特の世界が見えてきました。

登る事2時間30分、9合目より先は、ロープが張られ立ち入り禁止です。山頂の岩石が崩れやすく怪我人も
出ているので立ち入り禁止です。暫定山頂からの風景は、眼下に爆裂火口が見え数箇所から火山煙が出て
おります。登別地獄谷にも似た感じの場所でした。

上部を見ると山頂の突起した岩石が立っております。遠くには、支笏湖に春に登った紋別岳が目の前に
映えております。山頂には、丁度12時に到着となり昼ご飯を食べ着替えをして下山です。登りは、岩場を
ガンガン登ってきましたが降りの岩場は、危険で低速下歩となりました。私は、ストック1本、イトウ君は、
ストック2本完全に有利です。私は、残りの片手で木の枝を握り下山しました。難所は、15mほどロープが
張られた急斜面、降りは、最高に危険です。軍手を履いてないと手がロープを滑らす熱で火傷になるかんじです。
下りは、2時間15分思ったより時間がかかりました。一歩一歩足先でブレーキを掛けた下山の為、親指の裏に
水ぶくれが出来てしまいました。恵庭岳は、登山道が険しく迷いやすい場所が多く難易度が高かったです。
2007/10/27