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PHOTO DIARY(ニャン・パナ日記)

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POSY'S ALBUM044
2006年10月31日(火)
多頭飼いネコさん(2)

前回のニャン・パナ日記で、「MEET MY CATS」はネコさんの多頭飼い推奨サイトである、と堂々と宣言したはいいものの、一抹の不安も残ります。なぜなら、すべてのネコさんが、僕の唱える「多頭飼いの法則」に当てはまるわけではないからです。人間と同じく、ネコさんにもさまざまなネコさんがいて、さまざまな環境があります。わが家にもかつて、多頭飼い絶対不可能なネコさん(ポピーのこと)がいました。ガンコなネコさんというのは、ほんとうにガンコなものです。また、何年ものあいだひとりで可愛がられてきたネコさんが、すんなりと他のネコを受け入れられるものかどうか……。
しかし、どうなるか分からないからとためらっていたのでは、そこに新たな出会いも生まれません。まあ、手堅い方法としては、なるべく柔軟性に富んだ、小さな頃から多頭飼いをすることでしょうか。
さて、多頭飼いの悩みのひとつとして耳にするのが、ネコさんが人の膝の上に乗ろうとしても他のネコが乗っていて自分が甘えられない、それがストレスになってしまう、という話です。では、わが家のネコたちはどうでしょうか。わが家にはそのような細やかな神経の持ち主がいないのか、そのことでストレスを感じるようなネコさんはいません。わが家にももちろん、膝の上に乗ろうとしても先客がいて自分が乗ることができない、といった状況は日常的にあります。では、そのようなときにネコさんはどうするかというと、やろうとしていることができなくて、困ってしまうんです。あれっ、乗れないぞ、と。困ってしまう――ただそれだけです。
ネコさんたちはみな、自分が大切にされ、愛情を注がれているということが分かっているので、その程度のことで簡単にストレスを感じるようなことはないようです。それとも、わが家にはやっぱり細やかな神経の持ち主がいないのかな。
(写真左から)ジーニ、ポージィ、クオ
※この写真はニャン・パナではなく、以前に住んでいたマンションの部屋での撮影です。

NyanPana's ALBUM008
2006年10月19日(木)
多頭飼いネコさん(1)

わが家は現在、9匹のネコさんたちがリビングに集まって暮らす、いわゆる多頭飼いです。でも、多頭飼いというのはちょっと誤解されているようなところがありますね。どういうところがかと言うと、ネコさんというのは本来ひとりで暮らす動物で、複数のネコが集まって暮らすのはストレスになる、といった具合です。僕がこれまでネコさんたちを飼ってきた、あるいは接してきた経験では、ネコさんというのは「ひとり暮らす動物」なのではなく、「ひとりでも暮らせる動物」なのだと思います。だから、一匹でも飼えるし、複数でも飼える、ということです。
先日もあるネコさん雑誌の質問コーナーで、多頭飼いに関する相談が載っていましたが、そのこたえは、複数で飼う場合はネコ同士の相性の良し悪しで決まる、というものでした。つまり、一匹で飼うのが理想だが、相性が良ければじゃれあったりして運動不足の解消にもなるので、多頭飼いのすべてのネコがストレスにさらされているわけではない、というものでした。こういうことを言う人は、実際に多頭飼いの経験があるのだろうか、とふと疑問に思ってしまいます。何だか頭のなかの知識だけでものを言ってるんじゃないかってね。
まあ、もちろんネコさん同士の相性はいいに越したことはないけど、それほど神経質になる必要はありません。わが家にも決して相性の良くないネコ同士(チロとミック、キロロとピノなど)がいますが、適当に距離を置いて、何とかうまくやっています。ネコさんというのは案外、柔軟性のある生きものなんですよね。そんなことよりも、多頭飼いで問題になるのは、むしろウイルス感染ではないでしょうか。ネコさんからネコさんへとうつる、伝染病のことです。ここで詳しくは述べませんが、わが家でもかつて、このウイルス感染でネコさんをひとり亡くしてしまっています。今ではワクチン接種で予防してますけど。
さて、この「MEET MY CATS」は、ネコさんの多頭飼い推奨サイトでもありますので(えっ、知らなかった? 実は最近そう決めたんです)、多頭飼いの良さ、楽しさ、大変さ、そして注意すべき点などを、このニャン・パナ日記で少しずつお伝えしていこうと思っています。だって、せっかくの新たな出会いが、つまらない誤解のためにつぶれてしまったら、ほんとうに残念だものね。
(写真左から)ミック、ピット

NyanPana's ALBUM045
2006年10月11日(水)
兄弟ネコさん

ニャン・パナで暮らす9匹のネコたちのなかには、2組の兄弟ネコさんがいますが、そのうちのピト・レジ兄弟(ピットとレジィ)は、これでもほんとに兄弟?と思えるくらい性格(外見も)がまるで違います。ピットはわが家にやって来てからというもの、ニャン・パナ内でわがもの顔で暮らし、ちょっと厚かましいと思えるくらいいつも悠然としています。それに対してレジィはわが家になかなかなじめなかっただけでなく、今でもちょっとオドオドしていて、そのきゃしゃな体とあいまって線の細さを感じさせます。カメラを向けてもすぐに逃げ出していってしまうので、なかなか写真も撮ることができません。ピットはたくさん撮れるのにね。わが家で兄弟ネコを探そうとしても、このふたりが兄弟とは、おそらく誰も言い当てられないのではないでしょうか。
そんな対照的なふたりですが、やっぱり兄弟だなあ、と思えるときがあります。それは、ふたりがじゃれあったりするときです。レジィはピットよりも体がちょっとちっちゃめで、今でこそその大きさに差が出ていますが、チビのときからおたがいに気心が知れているし、じゃれあうにはそれぞれ格好の相手のようです。それも、ほぼ互角に戦うんですからね。
さて、わが家にはよそのお宅に兄弟(姉妹)がいる、というネコさんもいます。ピノがそうなのですが、そのピノの兄弟がいるお宅を訪ねたとき、その兄弟のコを見てほんとうにビックリしました。顔があまりにピノとそっくりだったからです。色や柄は違っても、顔だけはまったく同じ、なんですよ。兄弟が離れ離れになっているとかえって共通点を見つけたくなるものですが、ここではそんな必要などまったくありませんでした。ピーちゃん(ピノのこと)顔のネコがほかにもいた、と吹き出したくなるくらいに大受けでした。
(写真)ピノ

NyanPana's ALBUM113
2006年9月29日(金)
ネコさんたちのお留守番(3)

わが家のネコたちはお腹がすいていれば、僕たちが帰宅したときにお出迎えしてくれる、とこれまで書いてきましたが、では、お腹がすいていないときはどうなのかと言えば、その反応はそのときによってまちまちです。つまり、お出迎えしてくれるときもあれば、そうでないときもある、ということです。
お出迎えするときは、何だか人恋しくなったときではないでしょうか。ネコさんというのは、案外そういうところのある生きものです。ほかのネコたちと一緒に暮らしていても、です。外出ではなく、僕たちがちょっと別の部屋にいてリビングに戻ってきた、なんていう場合でも、人恋しければ出迎えてくれるし、長時間外出したあとでも、そういう気持ちでなければ出迎えてくれません。
だから、いつお出迎えしてくれるかなんてことは、まったく予想はつきません。またネコさんによってもその反応はまちまちで、キロロ、ミック、ピノなんかは案外お出迎えしてくれます。特にキロロなんかは、リビング・ドアの脇にある、電話台の上に飛び乗ってまでお出迎えしてくれるのですからね。
とは言え、僕としては、ネコさんがお出迎えしてくれようがくれまいが、どちらでもいいんですけどね。ネコさんが出迎えてくれても、あれ、来たんだ、くらいにしか思いません。なぜなら、僕としては、一緒に暮らしつつもおたがいに好きなことをやって過ごしている、というようなクールな関係(?)が好みですので。しかし、そうは言っても、ネコさんがまったく出迎えてくれなかったら、それはそれで寂しいですよね。やっぱり、なかなか割り切れないものです。
(写真)エル

NyanPana's ALBUM092
2006年9月23日(土)
ネコさんたちのお留守番(2)

前回の日記で、わが家のネコたちはお腹がすいているとお出迎えしてくれる、と書きましたが、そのお出迎えのしかた(?)はちょっと半端ではありません。僕たちが帰ってきてネコたちのいるリビングのドアを開こうものなら、その開いたドアのすき間から折り重なるようにして彼らは飛び出してくるのですからね。飛び出してきたネコさんたちを、僕たちは拾い集めて、またリビングに戻さなくてはなりません。
彼らのこのような習性(?)を僕たちはよく知っていたので、ニャン・パナをつくるとき、リビングのドアからネコさんたちが飛び出してきてもその先でせき止められるように、廊下の反対側にもうひとつドアを設けました。そうでもしなければ、ネコたちは勢いあまって階段を下っていき、その先の玄関ドアにまで到達してしまいますからね。(注)ニャン・パナのリビングは2階にあります。
いずれにしろ、飛び出してきたネコさんたちを回収しなくてはならないのはちょっと手間なので、こんなことならわざわざお出迎えしてくれなくてもいいよ、と僕は思っているのですけど。それに、このような派手なお出迎えは、彼らがお腹がすいているときだけなんですからね。
では、お腹がすいていないときはどうなのでしょうか。彼らは決して出迎えてくれるようなことはないのでしょうか。そのあたりのことは、次回のニャン・パナ日記でお話ししようと思います。
(写真)ミック

NyanPana's ALBUM044
2006年9月20日(水)
ネコさんたちのお留守番(1)

ネコさんを何匹も飼っていると、外出するのもままならないのではと思われる人もいるかも知れませんが、帰りがそれほど遅くならないのであれば、決してそんなことはありません。まあ、朝出かけても、せいぜい夜の8時か9時には帰宅して、ネコさんたちの食事にしなくてはなりませんが。
もちろん、外出しても日帰りは当然で、旅行などはとうてい出来るはずもありません。ネコさんを何匹も飼うようになってから、旅行などとはまるで無縁になりました。不思議なもので、それが出来ないとなると、別にしたいとは思わなくなるものです。以前は旅行好きだったんですけどね。
以前、マンションに住んでいた頃、「るすばん隊」というペットシッターさんが同じ階に住んでいて、同じマンション内だし、割引しますよ、という話をもらい、旅行のあいだ頼んでみようかなという気にもちょっとはなったのですが、結局頼まないうちにネコさんによって食べるものがまちまちになってしまい、ペットシッターさんでも対処できないほどわが家のネコたちの食事は複雑になってしまいました。特定の処方食を食べる子とか、分量が決められている子、はたまたネコさんたちの食べる順番とか。
でも、もしもペットシッターさんに頼んだところで、わが家のネコたちは見知らぬ人が来たらみな逃げ隠れてしまうので、食事どころではなくなってしまうはずです。結局僕たちが帰ってくるまで何も食べられず、なんてことにもなりかねないので、やはり外出してもその日のうちに帰宅するしかありません。それに、何時間も外出したあとは、彼らは決まってお出迎えしてくれるのですからね。でも、まあ、それはお腹がすいているからなんでしょうけど……。
(写真)ピット

NyanPana's ALBUM076
2006年9月16日(土)
雨の日のネコさん

今週、関東地方は天気の悪い日が多かったですね。特に火曜、水曜は一日中しとしと降り続いていました。こういう雨の日は、ネコさんというのは寝てばっかりいる、というのはよく耳にする話です。何でも、雨の日はネズミやトリが出歩いていないから、狩りをしてもムダ、活動してもお腹が減るだけだから、ただただひたすら眠り続ける、ということなのだそうです。人に飼われていようがなかろうが、それは同じで、また外を出歩いたことのない温室育ち(?)のネコさんにも、当てはまるということでした。つまり、雨の日にネコさんがお腹もすかずに眠くなるのは、遠い野生の記憶、なのだそうです。
では、わが家のネコたちはどうなのでしょうか。自然界の摂理よろしく、今週、特に火曜、水曜は食事もそこそこ、ただひたすら眠り続けていたのでしょうか。そのあたりのことを、毎朝早起きしてネコたちにご飯をあげている妻に聞いてみると、ぜんぜんいつもと変わらない、ということでした。よく食べるし、活動すれば眠ったりもする、いつもと変わらない生活だと。
どうやらわが家のネコたちには、自然界の摂理とやらは当てはまらないようです。でも、それを聞いて、やっぱりな、とも思いました。なぜなら、以前、僕たちが小高い山の中腹にある家に住んでいたときの話ですが、当時わが家のネコさんは屋内と屋外とを自由に行き来していました。そして、なかでも狩りの達者なポピーは、雨の日でも外を出歩き、ネズミを捕まえて戻ってきていたのですからね。それも、一度や二度ではありません。もう何度も何度も、彼女はビチャビチャになりながらもその口にはネズミをくわえ、意気揚々と裏山から引き上げてきていたのです。つまり、実際には雨の日でも、ハエやバッタがそのへんをフラフラし、それを捕まえるネズミも出歩き、またネコさんもそのネズミを捕まえに狩りに出る、ということなのでしょう。じゃあ、自然界の摂理って、いったい何? まあ、それはそれでホントのことなんでしょうけど、あくまで基本であって、現実は基本通りでも、本に書いてある通りでも、ましてやマニュアル通りでもない、ということなのではないでしょうか。
(写真)キロロ

NyanPana's ALBUM091
2006年9月8日(金)
ポージィの得意技

スーパーやコンビニなどのレジ袋が好きなネコさんっていますよね。レジ袋のどこが好きかって言うと、くしゃくしゃっと丸めたりしたときの、あの音なんですよね。好きというか、異常に執着するんです。わが家のポージィなんか、ちょっとでもその音がするとレジ袋めがけてすっ飛んできて、前足で袋をパンパンはたき出します。人が手にしていようがお構いなしにはたいてくるので、持っている人はレジ袋を丸めて、それをどこかへ放り投げてしまいます。するとポージィはさらに大喜びです。ダッシュでレジ袋を追いかけ、追いつくや前足でドリブルし、さらにそのあとを追います。そしてしまいにはパクッとくわえて、投げた人のもとへ戻ってくるのです。
そうなってしまったら、次にその人はポージィからレジ袋を受け取って、また放り投げるしかありません。そしてそれをポージィが追いかけ、またくわえて戻ってきます。かくしてその一連の動作は、ポージィが飽きるまで、延々と続けられます。
(写真)ポージィ

NyanPana's ALBUM106
2006年8月30日(水)
ネコさんの寝相

ひさしぶりのニャン・パナ日記は、ネコさんの寝相についてのお話です。寝相に関して、ネコさんの個性が最も発揮される時期は、夏ではないでしょうか。なぜならば暑い夏は、眠るときの決まったスタイルというものがないからです。寒くなれば、ネコさんたちはみな一様にくるりと丸くなり、みな似たような格好になってしまって(まあ、微妙な違いはあるのだけれど)、特に個性というものは見受けられませんが、暑いときはネコさんそれぞれのそのダラけた感じが、そのまま寝相となって表れます。
わが家では特にポージィ、キロロ、ピットなんかが、表現力豊かな寝相をお披露目してくれます。キロロなんかひっくり返って大また開きで眠るんですからね。ネコさんたちの寝相をこんど一度に集めてみると、面白いかも知れません。
(写真)ピット

POPPY'S ALBUM028
2006年8月19日(土)
ポピーとのお別れ(3)

ポピーの具合が次第に悪化していき、このまま、もうダメなんじゃないかと思いはじめた頃、僕はポピーの夢を見ました。どこかある知らない場所で、僕はポピーを大事そうに抱えているのですが、ふとした拍子にそれを手放してしまい、ポピーはどこかへ走っていきます。呼び戻そうとしましたが、結局、捕まえることはできませんでした。
僕がネコさんを亡くすのはこれで3度目ですが、僕はその都度、その悲しみと全面的に向き合うようにしています。そのことが感情のはけ口となって、あとでわだかまりや、後悔の念を抱かなくてすむようになるからです。と言っても、生前にもっとああしてやれば良かった、こうすれば良かった、などという思いは残りますが……。
今回、ポピーの最後の数日間、僕は家にいることができました。たまたまお盆休みだったからですが、そのためポピーの状態に気持ちを集中することができました。もう、いよいよダメだろうな、と思ってからも、ポピーはまだまだがんばり続け、改めて彼女の屈強さに感心されられたことや、ベッドの下にもぐりこんでしまい、食事をとらなくなっても、ときどき出てきて水だけ飲んだりしたことなど、ポピーの一挙手一投足を、最後まで見届けることができました。
今回、ポピーを失ってから、改めてこう思います。元気なだけで、本当に有り難かったんだなと……。元気なのはいつしか当たり前になってしまい、有り難みなどいちいち感じることはなくなっていました。本当は感じなくてはならないんですけどね……。でも、なかなか難しいですよね。
さて、このニャン・パナ日記も、3回にわたってポピーのことをお伝えしてきましたが、これでひとまず終わりにします。けれども、折を見て、またポピーのことをお話ししようと思います。ポピーに関してのエピソードは、本当に山ほどあります。だって、ポピーとは野良時代、半野良時代を含めて、実に15年近くの付き合いだったのですから。
あっ、最後に、このことをお話ししておきます。ポピーは天国に旅立ってからも、わが家に水を飲みにきているようです。このことは、妻が実際に皿の水を量ってみて、発見しました。ここ数年、ポピーの健康管理のために、妻は毎日彼女の飲む水の量を量っていましたが、最後は水ばかり飲んでいたし、もしやと思い、供えられている水を取り替えるときにその量を量ってみたのだそうです。そうしたら、本当にちょっとだけ減っていた、とのことでした。天国にももちろん水はあるのでしょうけど、きっとわが家の水がおいしくて、ポピーはその味が忘れられなかったんでしょうね。
(写真)ポピー

POPPY'S ALBUM010
2006年8月17日(木)
ポピーとのお別れ(2)

さまざまな種類や毛色のネコさんを飼ったことのある知り合いの人によれば、三毛ネコというのは屈強で気が強い、ということだそうです。さらにその人は言いました。「三毛ネコって古くから日本にいるけど、ああいうのが大和撫子というもの?」
大和撫子はともかく、僕もこの意見には賛成でした。それは、ポピーが取ってきた数々の行動を見れば、明らかなことでした。以前、ポピーが部屋と屋外とを自由に行き来していた頃、彼女は縄張りの意識を強く持っていました。どこからか現れた新参者のネコさんを、すぐに追い払ってしまうのです。ネズミやトカゲの捕獲もお手のものだったし、またあるときには、庭先に現れた近所の小型犬を、いっぱい、いっぱいになりながらも一撃で退散させたこともありました。
帰りが遅いこともしばしばでした。それは、僕にとって、一番の心配の種でした。何しろ半日以上も姿を見せないことがあったのですから。けれども、人の心配をよそに、ポピーは風に吹かれ、雨に当たり、陽射しを受け止めて(でも大半は昼寝をして)、自由を満喫していたに違いありません。三毛の柄をまとっているだけあって、丸顔で、ちょっと頼りなさ気で、その小さな体からは想像もつかないほどの、タフで、勝気なネコさんでした。
ただ、彼女の頑固さも手伝ってか、わが家にやって来たほかのネコさんとはそりが合わず、同居はできない状態でした。その後マンションに越してから、そしてニャン・パナに移ってからも、ポピーだけには寝室があてがわれ、そこでひとりで暮らしていました。それは、特別待遇を受けていたとも言えるし、孤立してしまっていた、とも言えました。けれども、ポピーでなければ、どんなにほかのネコさんと折り合いが悪くても、たったひとりのネコにまるまる一室があてがわれる、というようなことはなかったでしょう。なぜならばポピーはわが家にとってのはじめてのネコさんで、原点であり、ネコのかわいさ、気ままさ、優雅さ、したたかさなど、ありとあらゆるものを教えてくれた、特別なネコさんだったのですから。
(写真)ポピー

POPPY'S ALBUM022
2006年8月16日(水)
ポピーとのお別れ(1)

今月に入ってから食欲が落ちてしまい、すっかりやせ細ってしまっていたポピーでしたが、8月15日午前、僕と妻が見守るなか、ニャン・パナの一室でついに息を引き取りました。14歳と11か月、15に手が届く寸前のことでした。原因は、これといって特定できないのですが、このネコさんは白血病のキャリアだったので、この期に及んでウイルスが何か悪さをしたのだと思います。動物病院で抗生物質の注射を打ったり、朝晩に処方薬を飲ませたりしたのですが、高熱は下がりませんでした。血液検査もしたし、レントゲンも撮りました。また、エコーを使ってお腹のなかを調べたりもしましたが、いったい何が原因なのか、はっきりは分からない状態でした。徹底的に治療をするという方法もありましたが、何しろポピーは高齢だし、体力も落ちてしまっています。否応なしの治療が、果たしてポピーにとってどれほど幸せなことなのでしょうか。でも、せめて、15歳までは生きてほしかった……。そのあたりが、ちょっと残念なところです。
そして、今日、午後、ポピーはお骨になりました。ペット霊園で、火葬をしてもらったのです。お骨は骨壷に入って、ポピーが生前暮らしていた、ニャン・パナの寝室の一角に置かれています。そこには、水やキャットフードなどが供えられ、写真立てや、花束なども飾られています。また、ロウソクや焼香台もあります。僕たちが思い立ったときに、いつでも手を合わせられるように、です。
さて、このニャン・パナ日記では、今回から3回にわたって、ポピーのことをお話ししようと思います。ただし、画像に関しては、ニャン・パナ内での撮影ではなく、以前に僕たちが住んでいた家の、庭先でのものです。ポピーがまだ若く、最も輝いていた頃のものです。
(写真)ポピー

NyanPana's ALBUM103
2006年8月8日(火)
交換レンズのワイド端

前回の日記で、近いうちに2本目の交換レンズを購入予定とのことを書きましたが、先日その2本目を購入し、さっそくニャン・パナでのネコさん撮影を試みました。購入したレンズは、予定どおりTAMRON SP AF17-50o F2.8 XR DiU。EOS20Dに装着した場合、35oカメラ換算で27〜80o相当のレンズです。1本目のレンズではワイド側が不足していたので、それをカバーするための選択でした。
そこで、せっかくの27o相当ということで、ワイド端での撮影を試みました。それがこの画像です。キッチンマットの上でくつろぐポージィがあくびをした瞬間が、広く背景の窓を取り込みつつ、逆光線で捉えられているのが分かります。また、手前を広く入れることで、ワイド感を強調しました。
さらに、これは意図したわけではないのですが、ここでのポージィはちょっと化けネコ風(?)に写っています。
(写真)ポージィ(TAMRON SP AF17-50o F2.8 XR Di U使用)

NyanPana's ALBUM099
2006年7月28日(金)
2本目の交換レンズ

EOS20Dに装着する2本目の交換レンズを、そろそろ購入しようと考えています。何しろ今は手持ちのレンズが1本しかなく、しかもその1本は20Dに装着したままの状態なので、これではレンズ一体型デジカメと何ら変わりはありませんからね。いったい何のためのレンズ交換式デジタル一眼レフカメラなのでしょう。
以前の日記「大口径標準ズームレンズ(2006.03.06)」で、現在の標準ズームではワイド側がちょっとモノ足りないというようなことを書きましたが、この6月、ついに出たんですよ。ワイド側をカバーする、手頃な価格の明るい大口径標準ズームが。
TAMRON SP AF17-50o F2.8 XR DiUというAPS-Cサイズ相当のデジ一眼専用レンズで、20Dに装着すると、35oカメラ換算27〜80o相当。1本目の45〜120o相当と比べると、ワイド側がかなりカバーされるのが分かります。その分望遠側は短くなるけど、ニャン・パナではあまり望遠側は使わないので、使用頻度としてはこちらのほうが高くなりそうです。しかも最短撮影距離は、1本目をさらに上まわる、27p。ネコさん撮影にはもってこいのレンズなのです。
もちろん、ライバルレンズとの比較もしました。SIGMAからは18-50o F2.8 EX DCというレンズが出ているし、CanonからはEF-S17-55o F2.8 IS USMが今年の5月に発売されました。特にCanonのレンズは手ぶれ補正機構、USM(超音波モーター)、フルタイムMFとかなり魅力的ではあるのですが、けっこう大柄なレンズで、20Dに装着したときにちょっと持て余し気味になりそうなのと、それに何と言ってもネックは実売価格の12万円。また、この秋にTokinaから発売されるAT-X 165 PRO DX(16〜50o F2.8)というレンズにもかなり期待したのですが、価格が10万円以上と知ってあえなく断念。結局、価格的(41,800円)にも、性能的にも、そして大きさや重さなどの面でも、EOS20Dと最もバランスのいいTAMRONレンズを選択することになりそうです。
近いうちに、2本目の交換レンズで撮影したネコさんの画像が、MEET MY CATSのサイトを賑わすことになるでしょう。そして、さらに3本目は、やっぱり大口径単焦点レンズかな。
(写真)ポージィ

NyanPana's ALBUM101
2006年7月26日(水)
日中シンクロ撮影

ネコさんと背景との明るさの差(輝度差)が大きい場合の撮影は、ネコさんを適正露出で撮ると、背景が露出オーバーになり白くとんでしまいます。逆に背景のほうを適正にすると、こんどはネコさんが露出アンダーになって、暗く写ってしまいます。ネコさんと背景とをどちらもバランスよく、適正露出で写すには、ストロボを利用するのが最も手軽でいい方法です。その際、露出は背景に合わせ、ネコさんにはストロボを照射します。もちろん、前回の日記でも触れたように、ストロボには影を目立たなくされるための、ディフューザーの装着が必須なのですが。
この画像は、ネコさんの背景にマニュアルで露出を合わせ、ストロボの露出は調光補正をせずに、カメラまかせです。CanonのE-TTLU自動調光システムはこのような場合でも、自然な写りが期待できるので、撮影者側が特に手を加える必要はありません。僕の経験では極端な逆光、あるいはまっ黒な被写体(クオとか)でもなければ、マイナス側に調光補正(しかも1/3段とか、2/3段といった程度)する必要はありません。(逆にまっ白な被写体ではプラス側に調光補正をしますが、わが家には現在白ネコさんがいないので、試す機会はありませんけど。)
また、背景の露出ですが、これは試し撮り直後にカメラ背面の液晶モニターでハイライト警告表示を確認し、白とび具合が最小限になる絞りとシャッター速度を選んでいます。白とび部分を完全になくすこともできますが、多少白とびがあったほうが明るい窓辺というものが表現できるし、またEOSデジタルの場合、白くとんだ部分も自然に再現されるので、意図的に白とび部分も取り入れています。
(写真)ピット(Canon EOS20D、SPEEDLITE 580EX、ストロボソフトライティングセット使用)

NyanPana's ALBUM095
2006年7月16日(日)
E-TTLU自動調光

以前の日記「自然光(2006.04.18)」で、ネコさん撮影は、ストロボやレフ板などの補助光をなるべく使わずに、その場の光(自然光)のみで撮影することをおすすめしますと書きましたが、最近の僕はすっかりストロボ派になってしまいました。
自然光だけで充分に撮影できるような場合でも、最近ではもっぱらストロボ一閃させています。もちろん、その場に絵になるような光があれば、そちらのほうを優先させますが……。
ストロボを使ったほうがネコさんの顔が明るくクッキリ写るようになるし、また色味の点でも、ストロボの光は有利です。特にCanonのスピードライト580EXは、「色温度情報通信機能」を搭載していて、ストロボ側とカメラ側との情報のやり取りで、ホワイトバランスが適切に制御される仕組みになっています。ですから色かぶりもなく、ネコさんの白い毛の部分が、データ上でも白として再現されます。ただしこの機能に対応したボディは、EOS 20D、30D、KissデジタルNなど、一部のEOSデジタルに限られますが。
ストロボではなくレフ板を使った場合には、色味の調整がやや面倒になるし、またフットワークの点でも不利になります。ただしストロボを使うときに気をつけなくてはならないのが、背景に映る目障りな影を目立たなくさせるための、ディフューザーなどの装着です。これに関しては僕の場合、以前の日記「ストロボソフトライティングセット(2006.03.11)」でも紹介したとおり、ディフューザーやブラケットなどがセットになった、ストロボソフトライティングセットというカメラアクセサリーを利用しています。(ただしこのストロボライティングセットは、ネコさんの瞳孔が開いた状態では赤目(or緑目)になってしまうので、明るい日中など、撮影条件が限られてしまいます。いっそのこと日中シンクロなど、明るい昼間での撮影専用と考えれば、ストロボソフトライティングセットの役割も明確化され、利用価値も高まるのではないでしょうか。)
さて、ここで日中シンクロ撮影について少しお話したいと思います。僕はこの日中シンクロというのがかなり気に入っていて、多用していますが、それは「ストロボソフトライティングセット」の利用のみならず、Canonの「E-TTLU自動調光システム」の完成度の高さが大きく関係していると思います。E-TTLU自動調光はほとんどの撮影条件で、調光補正なしでもいい結果を出し、自然な雰囲気に写ります。さらにストロボソフトライティングセットを併用することによって、まるでストロボを使って撮影したとは思えない、きれいで自然な仕上がりになります。もちろん、日中シンクロだけでなく、明るい昼間であれば、この両者はどんどん併用させるべきだと思います。(日中シンクロ撮影については、次回の日記でも取り上げます。)
最後に、E-TTLU自動調光対応ストロボですが、これは580EXのほかに、550EX、430EX、420EXなどのCanonスピードライトも対応しています。ただしE-TTLU自動調光対応カメラですが、これはやはり一部のEOSボディに限られてしまうようです。
(写真)エル(Canon EOS20D、SPEEDLITE 580EX、ストロボソフトライティングセット使用)