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PHOTO DIARY(ニャン・パナ日記)

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NyanPana's ALBUM190
2007年10月2日(火)
ネコトイレ

以前の日記「室内飼いネコさん(5)(2007.01.27)」のなかで、ネコ仕様のマイホームのことについて触れてますが、ニャン・パナのネコトイレのことはこれまでお伝えしたことがなかったので、遅ればせながらここでお話ししようと思います。
写真ではネコさんがネコとびら越しにその向こうをのぞいていますが、ここは2畳ほどの小部屋になっていて、トイレが四つ並んでいます。つまりこの小部屋が、ネコトイレなわけです。小部屋にはトイレだけでなく、3段ラックなどが設置されていて、ネコ砂などがストックされています(あっ、正確にはストックされていた、です。ポージィがネコ砂の袋を裂いてしまうので、今は別の場所に移してあるんです)。ネコさんたちはその小部屋に入ってウンチやオシッコをするので、臭いが他の部屋に充満してしまうようなことはありません。以前、マンションに住んでいた頃、トイレはリビングの隅に置かれていたので、使用後には大変な思いをしたことがありましたからね。また、この小部屋には換気扇も設置されていて、常時作動しているので、人が小部屋に入っても臭いが気になるようなこともありません(その直後でなければね)。
さて、この小部屋、文字どおりトイレなわけですが、実はここでくつろいでしまうネコさんもいます。まあ、小部屋には小窓もあって、キャットタワーなども置かれているので、ここでくつろげるようになってはいるんですけどもね。でも、トイレですよ……。ネコさんにとって狭い場所というのは、思いのほか落ち着けるようです。
(写真)エル

NyanPana's ALBUM247
2007年9月15日(土)
手ブレ補正レンズ

2007年8月31日、EOSデジタルの中級機種、EOS40Dがついに発売されました。そう、あの渡辺謙のCMのヤツです。1010万画素CMOSセンサー、新映像エンジンDIGICVの搭載、秒6.5コマの高速連写性能など、そのスペックの高さに着目している人も多いのではないでしょうか。僕としては、9点すべての測距点にクロスセンサーが採用された点(これはかねてより希望していた)、ライブビュー撮影機能などに、大きな興味をそそられます。また、EOS KissデジタルXに採用されていて、当然採用されるであろうと思われていたセンサークリーニング機能も搭載され、そしてEOSデジタル中級機としては初のフォーカシングスクリーンも交換可能になりました。他にもさまざまな改良点が見受けられますが、しかし何といっても僕が着目したいのは、カメラと同時発表された2本の交換レンズです。
これら2本のレンズにはどちらもIS(レンズ内手ブレ補正機構)が搭載されていて、その補正効果はシャッター速度4段分ほど。通常、ISが搭載されたレンズは大きく重たく高価なものですが、これら2本のレンズはIS搭載とは思えないほど小型軽量で、しかも低価格。ちまたではボディ内手ブレ補正が有利ではとささやかれつつあるなか、レンズ内手ブレ補正をより進化させようとするキヤノンの意気込みが感じられるレンズです(超音波モーター搭載じゃないけど)。僕としては、焦点距離的に、EF-S18-55o F3.5-5.6 ISのほうのレンズ(実売価格27,700円)を購入するつもりでいますが、まあ、ホントはボディもほしいのだけどもね……。
このレンズはボディとのセット販売もあるので(9月下旬発売予定)、金銭面での余裕のある人はボディとの同時購入をおすすめします。このEOS40D・EF-S18-55 IS レンズキットは実売価格16,8000円。ボディの実売価格が14,8000円なので、実に2万円で手ブレ補正レンズが手に入るというわけです。実際、僕としてはこのボディ、もうちょっと安くてもいいかなとも思うので、このレンズキットを購入すれば、価格的にもかなり納得、ということになるのではないでしょうか。
いずれにしろ、この新レンズは今月下旬に発売されるので、今まで撮れなかった薄暗いシーンでも撮れるようになったり、またツメを研ぐネコさんの両前足を意図的にブラして撮るなどのワザが手持ちで行えるようになるなど、今からかなり期待しているのです。
(写真)キロロ

NyanPana's ALBUM250
2007年8月31日(金)
大口径単焦点レンズU

先日手に入れた大口径単焦点レンズで、今回は絞り開放ではなく、2/3段絞ったF1.8での撮影を試みました。絞ることによって、よりシャープな、キレのある画像を得ることができます。また、ここでは前ボケと後ボケを効果的に配置し、ネコさんを周囲からフワッと浮かび上がらせました。この立体感のある描写は、大口径単焦点レンズならではのものと言えるでしょう。背景に取り入れた点光源のボケも、なめらかできれいです。
大口径単焦点レンズの魅力は、このような大きなボケ味、速いシャッター速度、そしてシャープな描写性能などですが、見逃してはならないのが、フットワークを生かした撮影ができる(と言うか生かした撮影をせざるを得ない)という点です。単焦点なので、大きく写したいときは被写体に近づき、背景を広く取り入れたいときは被写体から遠ざかる、という写真の基本に気付かされ、ズームレンズばかりを使って鈍ってきたフットワークを取り戻したりすることができるのではないでしょうか。
さらに、このSIGMA 30o F1.4 EX DC HSMというレンズは実売価格49,000円と価格もリーズナブル。そしてコンパクトな設計で、EOS20Dとのバランスもなかなかのものです。
(写真)エル

NyanPana's ALBUM233
2007年8月12日(日)
水平アングル撮影

ネコさんの目線の高さにカメラを構える水平アングル撮影は、ネコさんを撮影するに当たって基本となるアングルです。ネコさんと人との目線には、当然のことながらその高さに大きな差がありますが、ネコさんの目線の高さまでカメラを引き下げることによって、ネコさんの気持ちに寄り添った、自然な表情が引き出せるようになります。
そもそも、ネコさんというのはテーブルやソファの上などによく乗ったりするので、写す人はそれほど無理な姿勢をしなくても、ネコさんの目線の高さにカメラを構えることができるのではないでしょうか。ネコさんというのは案外、水平アングル撮影がしやすい動物なのだと思います。ただしネコさんが床の上にいるときなどは、腹ばいになったりしなくてはなりませんが。
以前の日記「ハイアングル撮影(2007.06.19)」では、ネコさんが床にいるときはハイアングル撮影をするチャンスなどと書きましたが、腹ばいになるなどしてカメラを構える位置を低くすれば(ローポジション撮影)、水平アングル撮影になります。つまり、カメラポジション(カメラを構える高さ)を変えることによって、別のアングルが選択できるようになるということです。前々回の日記「ローアングル撮影(2007.07.14)」では、もし写す人が脚立などに乗ってカメラを構える位置を高くすれば(ハイポジション撮影)、ネコさんの目線の高さにカメラを構える水平アングル撮影ができるようになるわけです。
(写真)キロロ

NyanPana's ALBUM246
2007年8月2日(水)
大口径単焦点レンズ

つい先日、3本目のレンズを手に入れました。SIGMA 30o F1.4 EX DC HSMという、念願のデジタル専用、大口径単焦点レンズです。2年ほど前に発売された唯一の、APS-Cサイズ相当のデジ一眼専用、開放F値1.4の大口径単焦点レンズで、以前から着目はしていたのだけれど、なかなか購入には至りませんでした。そもそも、そのうちにライバルレンズが登場するんじゃないかと半ば期待していたんですけどもね。しかしそんな気配などまったくないうちに、ヨドバシカメラのレンズ5%ポイントプラスなる広告を目にしてしまい、ここぞとばかりに購入してしまったわけです。
このレンズをEOS20Dに装着すると、35oカメラ換算で48o相当。50oの標準レンズに限りなく近く、遠近感の誇張がないので、クセのない素直な画角になります。焦点距離30oはすでに僕が所有している2本のズームレンズと重なりますが、それでもあえてこのレンズを選んだ理由は、やはりF1.4の超明るい世界が堪能できる点でしょう。つまり、ズームレンズにはない大きなボケが得られたり、薄暗い場所でも速いシャッター速度が切れるようになり、手持ち撮影の幅が広がる点です。ズームレンズではどんなに明るくてもF2.8止まりですからね。
そこで、せっかくだからということで、F1.4の絞り開放での撮影を試みました。被写体であるネコさんが周囲からフワッと浮かび上がり、立体感のある画像が得られているのが分かります。F2.8と比べても2絞りほど明るいこのレンズを手にして、表現の幅が確実に広がったと実感します。前ボケ、後ボケを効果的に配置すれば、立体感はさらに増すのではないでしょうか。
とは言え、実際に使用する絞り値は、2/3段から1段ほど絞ったF1.8か2.0あたりが適当ではないでしょうか。そもそも、F1.4なんてピント合わせがシビアすぎるものね。まあ、F2.0でもかなりシビアなんだけど。それにしても、開放絞りから1段絞ってもF2.0の明るさだなんて、大口径単焦点レンズならではの余裕を感じます。このレンズでは常にF2.0あたりの絞り値を選択すれば、大口径単焦点のメリットも生かせて、また絞ることによってより安定した画質が得られるようになるのではないでしょうか。
(写真)チロ

NyanPana's ALBUM214
2007年7月14日(土)
ローアングル撮影

ネコさんを撮影するに当たって、ローアングル撮影をする機会というのは案外多いのではないでしょうか。ネコさんというのは高いところに上がるのが好きな動物なので、彼らを見上げる機会も多いし、またそれに伴なって高いところにいるネコさんを下から撮影する、いわゆるローアングル撮影も増えてくるのだと思います。
ニャン・パナでは、キャットウォークやネコステップにいるときなどが、ローアングル撮影をするチャンスです。高いところにいるネコさんは、何かに追いつめられて駆け上がったというのでなければ、落ち着いていて余裕のある表情をしているし、またネコさんの背景が壁や天井になるので、撮影の際に画面の整理がしやすくなるというのも特徴のひとつです。
写す人は、ネコさんを見上げるようにしてカメラを構え、ズームレンズの画角を調節してフレーミングを決め、撮影すればいいわけです。
(写真)チロ

NyanPana's ALBUM235
2007年7月3日(火)
ニャン・パナでの2年間

ネコのためのマイホーム・ニャン・パナに移り住んでから、早くも2年が過ぎました。2年前、僕たち夫婦と8匹のネコたちが、完成したばかりのニャン・パナで新たな生活をはじめたときのことが、今やなつかしく思い出されます。
この2年間、いくつか変化がありました。まあ、2年もあれば、変化もあって当然です。まずは、ニャン・パナに移り住んだばかりの頃、引っ越しのドタバタも覚めやらぬうちに、当時保護された2匹の子ネコ、ピットとレジィをわが家に迎え入れました。これでついに、ネコさんの数が2桁の大台に乗ったわけです。まあ、いつかそうなるとは思っていたけど、まさか引っ越してすぐにいきなり2匹増えるとは! でも、これもタイミングですよね。そもそも引っ越す前だったら、ちょっと飼えなかったのですから。
そして、1年ちょっとが過ぎた頃、わが家の初代ネコ、ポピーが亡くなりました。15歳に手が届く寸前のことでした。ポピーは僕にとって、ネコのかわいらしさやしたたかさなどを教えてくれた、特別なネコさんでした。これでひとつの時代が終わったんだななどと、妙に実感したものです。
さて、そのポピーは生前、ニャン・パナの寝室でひとり暮らしていたわけですが、その寝室で、つい先月からピノがひとりで暮らすようになりました。年齢のせいか、脊髄の部分にちょっと問題が出てきて、激しい運動を避けなければならなくなったためです。なにしろ、ニャン・パナのリビングにはネコステップやらキャットウォークやらがしつらえてあるので、痛み止めを飲んだあとなどでは、ついバタバタやってしまいそうですからね。そんなことにでもなったら、ますます悪くなってしまいます。そんなわけで、大事をとって、ピノは現在ほかのネコさんたちから離れてひとり寝室で暮らしていますが、その居心地のほどは、そう悪くもなさそうです。寝室だけでなく、廊下や洗面所、バスルームなどもピノは自由に行き来できるので、それなりに楽しくやってくれるのではないでしょうか。
さて、僕がこれまでに撮ってきたネコさんたちの写真は、ニャン・パナのリビング内ばかりでしたが、ピノのこの移動を機会に、これからは寝室やバスルームなどでも撮っていこうと思っています。なにしろ、ニャン・パナというのはリビングだけを指すのではないのですからね。
(写真)キロロ
ニャン・パナに移り住んだときの様子は、「ネコさんたちの大移動(2006.06.27)」をご覧ください。

NyanPana's ALBUM168
2007年6月19日(火)
ハイアングル撮影

カメラアングルってよく耳にする言葉ですけど、いったい何を意味するのでしょうか。カメラアングルとは、被写体に対するカメラの角度のことを言います。ネコさん撮影では、このカメラアングルはとても大切な要素で、アングルによってネコさんの表情や印象などが、微妙に異なったりします。
ハイアングル撮影は、被写体であるネコさんに対して、カメラを下に向けた状態を言います。つまり、ネコさんを見下ろすようにして、写すことです。ネコさんが床にいるときなどは、ハイアングル撮影をするチャンスです。このとき、ネコさんの表情を分かりやすくするため、ネコさんに上を向いてもらうといいでしょう。いつもの人の目線になるので、見慣れた様子でネコさんを捉えることができます。またハイアングル撮影の利点は、ネコさんの背景が床(あるいはカーペットなど)になるので、背景の整理がしやすく、そして写す人も楽な姿勢が保てる点です。
(写真)エル

NyanPana's ALBUM175 butsudori005 butsudori006
2007年6月7日(木)
アンブレラクランプ

前回の日記で、バウンス撮影の方法として、近くの白い壁や天井に向けてストロボを発光させ光を拡散させる方法を紹介しましたが、撮影時に必ずしも白い壁や天井があるとは限りません。では、近くに白い壁などがない場合はどのようにすればいいのでしょうか。そんなときはアンブレラというカメラ・アクセサリーを利用します。プロがよく撮影用に使う、あの傘状のヤツです。
今回僕が紹介するのは、ベルボンのUC-5というアンブレラクランプ(8,480円)。傘と傘ホルダーがセットになったもので、これらを手持ちの三脚のセンター棒に取り付ければ、バウンス撮影用のアンブレラとして使えるようになり、白い壁代わりになります。ただしこの場合はストロボをカメラ本体から取り外し、三脚にセットする必要があります。また、その取り外したストロボをワイヤレスで制御するためのスレーブ送信機(Canonの場合)が別途必要になるなど、機材が煩雑になり、費用もかさんでしまいます。近くに白い壁などがなく、設置するスペースさえあればとても有効なカメラ・アクセサリーなのだけれど、このように手間と費用がかかってしまうので、やはりこれは「興味のある人向け」ということになってしまうのではないでしょうか。
けれどもいったんセットしてしまえば壁があってもなくても使えるし、ストロボをカメラ本体から離して使うのはより高度な光のコントロールができるようになるということでもあるので、興味のある人は試してみてはいかがでしょうか。手頃な価格でアンブレラが使えるようになるし、だいたい、アンブレラなんてちょっとプロっぽいしね。
とは言え、実を言うと僕もまだあまり使ってないのだけれど……。撮影後、アンブレラをいちいち折りたたまなくてはならないというのがその理由かも知れません。本当はセットしたままにしておければいいのだけれど、あんなものを広げておいたら絶対ネコたちにボロボロにされるしね。でも、これからはもっともっと活用しようと思っています。だってせっかく買ったんだから。
(写真)ピット(アンブレラクランプ使用)
※写真(中)は、Canon EOS20DにスピードライトトランスミッターST-E2を装着した状態、写真(右)は、三脚のセンター棒にアンブレラクランプの傘と傘ホルダーを取り付け、雲台に外部ストロボをセットした状態です。これらをワイヤレスで通信させます。

2007年5月28日(月)
バウンス撮影U
NyanPana's ALBUM200 butsudori004
バウンス撮影に関しては、以前の日記「バウンス撮影(2006.03.07)」ですでに解説しましたが、前回の日記でこのバウンス撮影のことについて少し触れたので、ここでもう一度取り上げてみたいと思います。
ネコさんの瞳孔が開いた状態でストロボをストレート発光(あるいは影とりなどのディフューザーを取り付けての発光)すると、赤目(or緑目)になってしまうので、その際はストロボの発光部の向きを変え、近くの白い壁や天井に向けて発光し光を拡散させる、バウンス撮影を行ないます。この写真のように、ネコさんの瞳孔が開いているような場合には、バウンス撮影を行う必要があるわけです。
バウンス撮影は、ストロボから発光された光が適度に広がったところで、白い壁などに反射させ広く光を拡散させるので、ネコさんに自然な陰影をもたらします。光がとても柔らかいので、クッキリとした目障りな影もなく、またネコさんの瞳孔が開いていても、赤目(or緑目)になってしまう心配もありません。ネコさん撮影をする際、近くに白い壁や天井などがあれば、ぜひ試してみることをおすすめします。
この写真は、Canon EOS20Dのボディにクリップオン式ストロボ580EXを装着して撮影していますが、調光補正なしでもいい結果を出し、ストロボを使って撮影したとは思えない、自然な仕上がりになりました。
(写真)キロロ(バウンス撮影)
NyanPana's ALBUM156 butsudori003
2007年5月16日(水)
影とり JUMBO

以前の日記「影とり(2006.03.08)」では、内蔵ストロボ用ディフューザー「影とり」の紹介をしましたが、その影とりのクリップオン式ストロボ用が、今回紹介するケンコーの「影とり JUMBO」です。「ネコさん撮影術(5)(2007.04.11)」のなかで、僕のカメラにはクリップオン式の外部ストロボがほぼ装着された状態、と書きましたが、この「影とり JUMBO」はそのような際にとても有効なカメラ・アクセサリーなのです。
ではここで、なぜストロボをネコさんに向けてストレートに発光させてはいけないのか、と言えば、それはネコさんの背景の壁やアゴの下などにクッキリとした影を作ってしまうからです。クッキリとした目障りな影は、この商品の推薦者である写真家の言葉を借りれば、「写真の品位を損なう」ということです。ですから、ストロボをストレート発光したことによってできる目障りな影を、できるだけ目立たなくしなくてはなりません。そこで、外部ストロボ使用の際、ストロボの硬い光を拡散させるためのアクセサリー「影とり JUMBO」をカメラに装着すれば、光が驚くほど柔らかくなり、その結果不自然で目障りな影が目立たなくなる、というわけです。
「影とり JUMBO」はカメラのレンズフ−ド部分にワンタッチで取りつけられ、また価格も3,580円(ヨドバシカメラにて)と決して高くはありません。そもそも、ストロボ使用の際悩みのタネだった目障りで汚い影から解放され、また大容量の外部ストロボがバンバン使えるとなると、これはうれしい限りではないでしょうか。
ただし、気をつけるべき点は、ネコさんの瞳孔が開いた状態では赤目(or緑目)になってしまうので、明るい昼間のみでの使用になります。ネコさんの瞳孔が開いた暗い室内では、「影とり JUMBO」をいったん取り外し(取り付けた状態でも可)、外部ストロボを発光部の向きだけ変えて、白い壁や天井に向けて発光させ光を拡散させる、バウンス撮影を行います。
このように、カメラにクリップオン式ストロボと「影とり JUMBO」を装着すれば、ディフューザーによる撮影、バウンス撮影、またストロボをOFFにすれば自然光による撮影と、3つの光を操れるようになるので、とても便利でおすすめの活用法です。
(写真)ミック(クリップオン式ストロボ、影とり JUMBO使用)
※使用例はバッテリーグリップを装着していますが、これはもちろんなくても構いません。ブツ撮り(商品撮影)時にデスクの上に安定して置けるため、ふだん僕が使用している状態での撮影です。また、ふだんはカメラ本体にストラップを取り付けていますが、ここでは本体をスッキリ見せるため、取り外しています。

NyanPana's ALBUM179
2007年5月5日(土)
ネコさん撮影術(7) -最終回-

ネコさん撮影、特にストロボを活用したネコさん撮影は、カメラ本体だけでなく外部ストロボやディフューザーなどのカメラ・アクセサリーを整えることが、いい結果につながります。カメラ本体よりもむしろ、このアクセサリーを整えることのほうが大事なくらいです。カメラ本体がいくらプロ用の上級機でも、ストロボなどのアクセサリーがお粗末ならば、いい結果は生まれません。カメラ本体は中級機、あるいは入門機でもいいので、ネコさん撮影に必要な相応のアクセサリーを整えることが、何よりも大事なのです。ですから、ネコさん撮影のためのカメラ購入を検討しているのなら、そのような点を考慮し、カメラ本体に偏ることなく、トータルでのバランスのとれた出費を心がけるといいでしょう。
さて、以前の日記、「ネコさん撮影術(4)(2007.03.31)」で手ブレ補正レンズのことについて少し触れましたが、最近僕が気になっているのが、この手ブレ補正機構の搭載です。屋内でのネコさん撮影は、光の少ない場面もしばしばなので、この手ブレ補正機構があれば撮影のチャンスが大きく広がります。手ブレ補正と言えば、以前はレンズ側で手ブレを補正するレンズ内蔵式の手ブレ補正のみでしたが、デジタルになってからは、ボディに内蔵されたボディ内手ブレ補正が登場し、現在普及しつつあります。ボディ内手ブレ補正は装着するレンズすべてに対して手ブレ補正が効くので、これは大きなアドバンテージです。何しろ手ブレ補正機能のない通常のレンズでもレンズ内蔵式のように補正が効くようになるのですから。そしてその効果は、シャッター速度3段分ほど。僕は次に購入するボディは、絶対に手ブレ補正機構搭載モデルとすでに心に決めています。まあ、でもまだ先の話だけど……。搭載機種はまだちょっと少ないけど、この手ブレ補正機能は入門機にも搭載されていたりするので、ボディ選びの基準にするのもいいと思います。
それと、最後になりますが、ネコさんを撮影しようとしても思うようにポーズをとってくれない、丸くなって寝てるだけ、というのはよく耳にする話です。わが家のネコさんなども9匹いるというのに、僕が撮影しようとしても全員ただひたすら寝ているだけで、誰も何も協力してくれない、というのはよくあることです。寝ている姿を写すのでなければ、これは撮影する状況にはありません。ネコさん撮影の本などを読むと、いつネコさんが愛らしい仕草をしてもいいようにいつでもカメラを手もとに置いて準備しておくべき、などと書かれていたりしますが、ネコに振りまわされるようであってはいけません。だいたい、そんなヒマな人いるわけないですよね。
けれども、ネコさんを撮影する人なら誰でも、ふと撮影のチャンスにめぐり合えたりするのを実感していると思います。そして、そうしているうちに、気づけばたくさんの写真が撮れていたりするものです。ネコさんが気まぐれでマイペースなら、撮影する側の僕たちも気まぐれでマイペースでいーんじゃないの、と僕は思うのですけれど。
(写真)ポージィ

NyanPana's ALBUM181
2007年4月22日(日)
ネコさん撮影術(6)

ネコさん撮影の解説本というのはちまたに数多くあるけれど、ストロボを使った実践的な内容のものは残念ながら僕は見たことがありません。屋内でのストロボ撮影がこれほど有効な手段であるにもかかわらず、です。
解説本ではこれまではコンパクトカメラが主流で、ストロボの光を柔らかくする方法として、あの小さな発光部にティッシュペーパーなどを貼り付けて撮影するやりかたなどが解説されていたりしますが、実はそれは苦しまぎれの策でしかなく、効果はほとんどありません。ストロボの光というのは、発光部からの照射光が広がったところで、ディフューザーや白い壁などを使って広く拡散させなければ、実際に光は柔らかくならないのです。
以前はちょっと敷居が高かったこのようなストロボ活用法も、デジタル一眼レフがこれほどまでにも普及し、調光精度も向上した現在、誰でも簡単に手に入れられるようになりました。一度その方法を知ってしまえば、そのあまりの手軽さに驚かされるのではないでしょうか。
ただし、先にも書いたように、ネコさん撮影の解説本のなかで、ストロボを使った実践的な内容のものがちまたにないのが現状です。余談ですが、なぜこのような本がないのでしょうか。それは、ネコさんを撮影する人があまりにも少ないからでしょう。一般的に、女性ポートレート、風景、花などが人気の被写体です。ネコさん撮影、しかもストロボ活用ともなると、ちょっと特殊な部類になってしまうのかも知れません。実は特殊でもなんでもなく、とても簡単なことなのにね。
まあ、そのようなことで、ちょっとつっこんだ(?)内容の本を出しても売れない、採算がとれないなどの理由で、「ネコさん撮影ストロボ術」なる本はちまたには現れないのが現状です。出るのは、とっつきやすいコンパクトデジカメを使ったものばかり。しかし、デジタル一眼レフがここまで身近になってきた現在、今後はそのような内容の本も出版されるかも知れません。
では、そのような現状のなかで、僕はどのような本を見て、何を参考にしているのかと言えば、僕はネコさん撮影の本は読まず、女性ポートレート撮影の本を読んでいます。屋内でのネコさん撮影にいちばん近く、内容も多岐にわたっているからです。ストロボ活用では、具体的には「デジタル一眼レフ ストロボ100%活用術」(馬場信幸 著、GAKKEN CAMERA MOOK、2005.09.25発行)が内容的にもとても充実しています。僕がこれまでに解説してきた「バウンス撮影(2006.03.07)」「影とり(2006.03.08)」「ストロボソフトライティングセット(2006.03.11)なども、実はこの本を参考にしたものです。もちろん、この本のモデルさんはネコさんではなくおねーさんたちなので、ネコさん特有の現象である赤目(or緑目)対策などには触れていませんが、撮影の基本は同じなので、本の内容をネコさん撮影に応用したりしています。
(写真)レジィ

NyanPana's ALBUM125 butsudori001
2007年4月11日(水)
ネコさん撮影術(5)

今回は屋内でネコさん撮影をする際にとても有効な手段である、ストロボ撮影についてお話ししようと思います。ストロボ撮影についてはこれまでにも何度かお話ししてきたのですが、改めて思うことは、ストロボというのは暗いときにメイン光として使うだけでなく、明るい昼間でも補助光としてどんどん活用するべきだということです。理由はいたって簡単で、明るい昼間でもストロボを使えば、ネコさんの顔が明るくクッキリ写るようになるからです。また、レフ板を使うよりも断然フットワークがいいのもメリットです。実際、僕の場合も、日中でもほとんどのシーンでストロボを使用し、この「ネコさん撮影術」の一連の作例でも(3),(7)以外のすべての写真にストロボを使っています。僕のカメラには、クリップオン式の外部ストロボがほぼ装着された状態なのです。
しかし、外部ストロボを持っていない、あるいは内蔵ストロボを使ってもっと手軽に撮影したい、というような場合には、以前の日記「影とり(2006.03.08)」でも紹介したように、ネコさんの背景やアゴの下などに映る目障りな影を柔らかくするための、内蔵ストロボ用ディフューザー、ケンコーの「影とり」(2,380円)を利用するといいでしょう。この「影とり」をレンズフードに装着するだけで、内蔵ストロボによる目障りな影が驚くほど柔らかくなるのです。
ただし、内蔵ストロボを使った場合、速写(or連写)の際に力不足で、カメラに同調してこない、また、カメラ本体内のバッテリーを利用するため、バッテリーの持ちが悪くなる、などの欠点が挙げられます。このような場合は、高価になりますが、カメラのアクセサリーシューに装着して使用する、外部ストロボの導入をおすすめします。外部ストロボを使えばこのようなウイークポイントが一挙に解決されるだけでなく、その機能のひとつであるバウンス撮影も行えるようになるので、暗い室内でネコさんの瞳孔が開いた状態でも、赤目(or緑目)になってしまう心配もありません。
(写真)ピノ
※上の使用例はバッテリーグリップを装着していますが、これはもちろんなくても構いません。ただし装着していればカメラをデスクの上などに安定して置けるし、またバッテリーグリップには専用充電地2本を装填できるので、電池容量の点で有利(特に内蔵ストロボ使用時)になります。

NyanPana's ALBUM136
2007年3月31日(土)
ネコさん撮影術(4)

絞り優先モードという撮影モードを使って絞りを開いた撮影をすれば、ネコさんの背景がフワッとボケた、柔らかな写真が撮れるようになります。また、絞りを開くことでシャッター速度が速くなるので、手ブレを防ぐのにも有効です。前回のニャン・パナ日記でもお話ししたとおり、Pモードの際にプログラムシフトを活用しても絞りを開くことはできますが、Pモードの場合、シャッターボタンを押すたびごとに数値を設定し直さなければならず(ファインダー内露出表示中はその必要なし)、使い勝手が悪くなります。また、屋内でのネコさん撮影ではストロボの使用はとても有効な手段なのですが、そのストロボを使った際に、Pモードではプログラムシフトができなくなる、1/60秒以下のシャッター速度が使えなくなる、外部ストロボを使った際のハイスピードシンクロ撮影ができなくなる、などの制約も出てくるので、絞り優先モードという撮影モードを覚えれば、機能に制約がないぶん、格段に撮影がやりやすくなると言えるでしょう。
では、ネコさんの背景をフワッとボカすには絞りを開く以外にどのような方法があるかと言えば、レンズをなるべく望遠側にする、ネコさんになるべく近づいて撮影する、などの方法が挙げられます。レンズが大口径ではなく、絞りをあまり開けないという場合は、なるべく望遠側で、ネコさんに近づいて撮影すればそれにともない背景がボケてきます。ただしレンズをあまり望遠側にすると、手ブレに注意しなくてはならなくなるので、その際はISO感度を上げるなどして、手ブレ対策をする必要があります。
屋内でのネコさん撮影では、やはり開放F値の明るい、F2.8クラスの大口径レンズ(できれば手ブレ補正機能つき。かなり高価だけど)が有利です。屋内では光が少ないこともしばしばなので、大口径レンズではそれだけ速いシャッター速度が選べるようになり、撮影のチャンスが広がります。これはもちろん、望遠側の撮影でも有利になります。さらに必要に応じて、高感度ISOと併せることで、手ブレのない、シャープな写真が撮れるようになります。
ただし気を付けるべき点は、絞りを開けば開くほど、また望遠側になればなるほど、そしてネコさんに近づけば近づくほど、被写界深度(ピントが合って見える範囲)が浅くなり、ピント合わせが難しくなります。どうしても前ピン、あるいは後ピンになってしまうというような場合には、絞りを少し絞ったり、ズームリングを広角側にまわしたり、ネコさんから少し下がって距離をとるなどすれば、ピントが合ってくると思います。
また、AFフレームが自動選択になっていると、思わぬところにピントが合ってしまったりもするので、その際はAFフレームを任意選択にして、合わせたいフレームを1点選び、その1点を使ってフォーカスロックをするなどして、ピント合わせをします。
<ネコさん撮影おすすめレンズ>
大口径標準ズームレンズ(2006.03.06)」
2本目の交換レンズ(2006.07.28)」
CanonのEOS20D、30D、EOS Kissデジタル(N、X)のボディでは、EF-S17-85o F4-5.6 IS USMというレンズ(実売価格8万円くらい)もおすすめです。開放F値はちょっと暗いけど、望遠側にゆとりがあるし、それに何といっても魅力は手ブレ補正機構の搭載です。光の少ない屋内でも低速シャッターを使って手持ちでバンバン撮影したいレンズ。屋内でのネコさん撮影なら、これ1本あればほぼ十分なのではないでしょうか。しかし残念ながら、僕は持っていないのだけど。EOS30Dのボディなら、このレンズとのセット販売があっておトクです。
(写真)ミック