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削ろう会

削ろう会とは、大工道具の中でも一番奥の深い、日本の伝統工具である鉋を使い鉋の刃幅一杯の、より
綺麗で薄い削り華(鉋くず)を出す事を楽しむ会です。競技会と言うより楽しむ会です、興味のある方は一度
大会へと足を運ばれてはいかがでしょうか。


削ろう会の会員も会を増すごとに増え、大工道具を作る鍛冶屋さんや道具屋さんそれを使う大工さんや大工道具愛好家の方々は、年に二回のこの大会を大変楽しみにしています。

意外と若い方が多いですね。今となってはここへ足を運ばないと学べない事も多いと思います。
削ろう会、大会では技術の習得だけでなく、友人との道具談義など、それぞれに有意義な二日間です。


第23回東京大会以降の大会は大工道具の曼陀羅屋の方に掲載しています


『削ろう会』へ入会希望される方は
下記を明記し、入会希望とお書き添えの上、葉書・FAX・E-mail にて事務局までお申し込み下さい。
E-mail: office@kezuroukai.jp
  • .氏名(フリガナ)
  • 〒(郵便番号)
  • 住所
  • 電話・FAX番号
  • E-mailアドレス
  • 職業
(年会費:3,000円) 年数回会報が送付されてきます、削ろう会の活動や大会の案内、道具に関する話題が掲載されています。

削ろう会事務局
〒463-0048 名古屋市守山区小幡南1-1-16-503(伊藤様方)
TEL 080-1628-7813 FAX 052-308-3059

削ろう会、見聞録


このコーナーは、木の工房「花みずき」の主催者であり、こだわりの大工道具「曼陀羅屋」主人でもあり、削ろう会会員でもある私の参加体験談です。


私と削ろう会との出会いは、会報に「鉋研ぎ私論」を書いておられる、松田豐先生より会報のバックナンバーを頂いた事に始まります。
まだ若く、道具について模索していた私は、大工道具を作る人や使う人の生の声を聞く事ができ、今まで読んだどの読み物よりも内容が豊かな、削ろう会の会報を一気に読んでしまった事を覚えています。

そして、削ろう会の大会が各地で開催されている事を知リましたが、西の端に住んでいる私には無縁に思えました。
それから数ヵ月後、松田先生が当家を訪問される事になり、その時与板大会が行われる事を知りました。
打ち刃物、大工道具の産地である与板での削ろう会、その事を聞いて、その場で行きますと言ってしまいました。
旅費の事は考えずに・・・。

今では、与板大会以来、毎回参加する事が義務になってしまったようです。
削ろう会大会ではネットで知り合った方々との交流も楽しみの一つです。

下記が参加体験記です
豊富な画像を掲載していますのでご覧ください。
↓↓↓↓↓ 

第8回 削ろう会、与板大会

第9回 削ろう会、岐阜大会

第10回 削ろう会、安来大会

第11回 削ろう会、長浜大会

第12回 削ろう会、三木大会

第13回 削ろう会、岩国大会

第14回小樽大会遠方のため欠席

第15回 削ろう会、厚木大会

第16回坂出大会
多忙にて、画像撮影できませんでした

第17回 削ろう会、御殿場大会

第18回削ろう会 犬山大会

第19回削ろう会三条大会

第20回 削ろう会、関大会

第21回 削ろう会、高岡大会

地方の削ろう会、大会
↓↓↓

平成17年

ミニ削ろう会in九州福岡の風景 

第6回 宮崎 削っちみろ会の風景 平成18年

 九州鉋、削ろう会 18年3月

第4回 大分削ろう会 18年6月

第3回、九州カンナ削ろう会 18年8月

第4回 九州鉋削ろう会 18年3月

第5回 大分削ろう会 19年6月3日

第8回 宮崎 削っちみろ会 19年11月11日

削ろう会、三木大会と厚木大会を収録した映像ディスクを作りました
販売しておりますので、こちらからご覧下さい
↓↓↓↓↓↓
削ろう会、映像ディスク

削ろう会、CD-ROMの画像

削ろう会、大会に行こう

このコーナーでは、削ろう会大会に行った事のない方、
初めての参加の方へ何を準備すれば良いか、
大会ってどんな所かを説明します




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大工道具、木工具を職人の立場から実際使って選んだ道具ショップです
ご覧の後、覗いて見てください
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削ろう会 大会履歴と予定

第1回 愛知県海部郡 浅草屋作業所内 平成9年2月23日
第2回 福井県武生市 ポリテクセンター福井 平成9年9月27〜28日
第3回 奈良県磯城郡 奈良県立高等技術専門校 平成10年3月7〜8日
第4回 愛知県豊橋市 豊橋職業訓練センター 平成10年9月26〜27日
第5回 大阪府松原市 大阪府高等職業技術専門校 平成11年3月27〜28日
第6回 愛知県名古屋港 ガーデン埠頭20号倉庫アートポート99 平成11年9月25〜26日
第7回 福井県武生市 ポリテクセンター福井 平成12年3月18〜19日
第8回 新潟県与板町 与板町体育館 平成12年9月23〜24日
第9回 岐阜県岐阜市  岐阜アリーナ 平成13年3月24〜25日
第10回 島根県安来市 安来体育館 平成13年11月3〜4日
第11回 滋賀県長浜市 パウワーズ1F  平成14年3月23〜24日
第12回 兵庫県三木市 グリーンピア三木 平成14年9月7〜8日
第13回 山口県岩国市 岩国際観光ホテル・岩国市立岩国小学校 平成15年3月1〜2日
第14回  北海道小樽市 ウイングベイ小樽   平成15年9月21〜22日
第15回  神奈川県厚木市立七沢自然教室 平成16年4月10〜11日
第16回 香川県坂出市体育館 平成16年10月23〜24日
第17回 静岡県御殿場市体育館 平成17年9月24〜25日
第18回 犬山市体育館 平成17年3月18日〜19日
第19回 新潟県三条市 平成18年9月30日〜1日
第20回 岐阜県関市 平成19年10月6日〜7日
第21回 富山県高岡市



削ろう会について
「削ろう会」は1997年(平成9年)2月に、名古屋浅草屋工務店の杉村幸次郎氏の提案と、青山鉋店の青山俊一氏の後援で、
この技に情熱を燃やす大工道具、砥石を扱う腕に覚えのある方、この技に関心をもつ色々な人が集まって誕生しました。
 台鉋を使って出来るだけ薄く、出来るだけ幅広く、出来るだけ長い、鉋屑を出そうという興味深い集いです。

鉋屑の厚さを数ミクロン(1ミクロン=1/1000mm)に削り出すには、鉋刃の仕込み、 鉋台の調整、鉋刃の研ぎ出し、選りすぐった砥石、
そしてこれらを統合する人の 技が調和してはじめて可能になります。

 単に「木を薄く削るだけのこと」といえばそれまでですが、「薄く削れる」ことが木材の表面を「きれいに仕上げる」ことにつながり、木材を多用した日本の建築と、自然の木肌を好んだ、日本人の感性が生み出した技ともいえます。その行為で生まれる木肌の感触は、日本人が忘れてはならない高度な文化を秘め、
『美に奉仕』する鉋は、古くから大鋸と共に刃物工具の王様といわれてきました。

「削ろう会」は単に数ミクロンの削りの実現に技術を競うのではなく、会に参加していただいた方々は、年配の方も若い方も手練の技を持ち、
営々と築かれて来た日本の文化を守り、その技を高度に習得して次代に伝えようとする、貴重な志と使命を秘めた方々であると思います。

日本の大工道具を使い込むことを楽しみ、木の魅力を根底から発揮する鉋削りの技術をおおいに磨いて、その輪を広げ、この会が、趣旨が日本各地に広く認識され、
大きく貢献し発展することを目的にしています。
大工道具に興味のある方、プロ・アマ・年令・性別は問いません。ぜひ参加してみてください。

削ろう会、厚木大会、私事

春先の夫婦の会話
空は晴れ、車を運転中、

(妻)見てあなた、、、綺麗〜
何かと空を見上げると、銀色に光り雲を引きながら西の空に飛んでいく飛行機
(私)あ〜、飛行機乗ってどこか行きたかね〜
(妻)さめた口調で「行けば、、、、」
☆☆☆しめた!と心の中で思う。
(私)そんじゃ、削ろう会行ってくるけん!
(妻)なんで行くと(長崎弁 どういうつもりでいくのよ)
(私)削ろう会のあるけんたい、、、
登山家が、そこに山があるから登るように、
私は削ろう会の会員、厚木で削ろう会があるから行くだけだ、、、、、

旅費もかかる事だし、なかなか言い出せなかったが、いいきっかけだった

許せ妻よ!!!


私は前回の削ろう会小樽大会に参加できなかったこともあり、今回の削ろう会、厚木大会の出席は一年ぶりでした
西の端から厚木までは遠く、最速の手段はやはり飛行機で羽田まで行く事になりました

JTBに行き、航空券の手配
普通なら羽田まで飛行機往復50000円、これはちと高い
窓口のお姉さんに、東京フリーツアーがあるはずだと尋ねると、「ハイございます」、心の中で先に言えよなと思う。
追往復40000円と指定ホテル一泊朝食付、、、、10000円安く、宿泊込み!

これは安い、ラッキーと思うが考えが足らなかった、
初日厚木に行き、削ろう会の懇親会が終わって、横浜へ帰らなければならない、地図の上では5センチで近いはずだった
翌日は、又厚木に行き、削ろう会が終わり羽田まで戻るのである

指定ホテルは一番近い所で横浜駅近く、厚木駅までの所要時間など、ヤフーの路線検索で調べたつもりだったが,
削ろう会会場は遠かった。

久しぶりの飛行機の旅は快適、
途中遠くに北アルプス、中央アルプス、南アルプスと、山の頂に雪をかぶっているのが見え、位置関係が良く判る
そのすばらしい光景を息子にも見せたいと思った

実際厚木まで行き、そこから更に削ろう会会場まで路線バス、バスを降りて更に削ろう会の送迎バス、厚木市立七沢自然教室で送迎バスを降りて、
削り会場まで先送りの荷物を持ってテクテク歩いて行った

受付から、削ろう会の削り会場への途中、食べ物の出店が並んでいる、
昼食を取らずに来た私は腹ペコ、おにぎり弁当と、ピザを買う、早く食べたい、、、早く下ろしたいこの荷物、、、重い

更に会場内で自分の削り台を探すのに手間取った
削り台が、イロハで並んでいる、こりゃ柱の通りの順番だ、
私は大工さんでないので、イ、ロ、ハ、二、ホ、へ、ト、チ、リ、ヌ、ル、、、、この辺までしかわからない
会場をやけくそで、回っているとようやく自分の削り台にたどり着いた。

予定では削ろう会、会場に12時過ぎには着くはずだったが、実際は3時ごろ自分の削り台に到着
七沢自然教室に着いてから、砥石業者の方、道具業界、はたまた懐かしい人などお会いしてなかなか先に進まないのである、
色んな方に会って話すのは良いこと明日もあるさで気にしてはいなかったです
削ろう会、厚木大会の実行委員の方が、段取りして頂いた所、遠くても文句はありませんでした


たどり着くと同じ削り台の、なおさんはとっくに道具を広げており、本人はどこかへ行っていないようだった

まずは、おにぎり弁当をぱくつく、やはり足らずピザをぱくつく、ようやく落ち着いたところで
周りを見ると知ってる方が周りにいっぱいで挨拶を交わしながら道具を広げる

結局は、道具が先送りできるとは言え、鉋二丁は持参になった
本来なら先送りのはずだったが、どうも今回選んだ砥石は刃の付がいまいちで、
研ぎに手間取ってしまった

そもそも1週間ほど前から、新しい芳楽作の鉋を仕込んでいたのだが、新品と言う事もあり刃を研ぎ減らし、一裏押したので時間もかかってしまった

私の場合、中研ぎをしたら、その日は仕上げ砥ぎはせずに翌日するようにしている
べつに一気に研ぐと言われるだろうけど、それは私流、工場はホコリっぽく、仕上げ砥ぎには向かない

仕上げ砥ぎをする前の日に持っていく二丁の鉋の中研ぎをしておき翌日部屋で、仕上げ砥ぎをする

日中の仕事は、サンドペーパーなども多く使い、髪の毛には、その研磨した屑などが乗っかっているので
工房では良い研ぎにならないのはわかりきっている

仕上げ砥ぎに移る前に風呂に入り、ほこりを落としておく、身を清めると言う意味はない、いや、あるかも知れない

研ぐ場所は、台所のテーブルの上、子供が寝てから研ぎ始める
テーブルの上には、仕上げ用砥石と、アトマ、駒名倉、それに綺麗な水を入れた洗浄ボトル
鉋の刃は、前日中研ぎが終わった後、石鹸で洗い、良く乾かし油を引いておいた

部屋の窓は早々に閉め、風呂に入っているので、身は綺麗、心は、、、

砥石を水で一度流し、アトマで擦り砥汁を出しながら横研ぎ開始
無論先に平面は確認済み、ステンレス定規を当てて、平面を確保

返りがはずれ出すまで、指で返りを確認しながら進める
途中返りが外れだせば、頻繁に砥石面を洗い、外れた返りを洗い流しておく

このあたりから、ルーペで刃先の出来具合を観察する

中研ぎのときも、欠けなどが完全に取れているか充分確認しておく事は大事

返りが外れだすと、裏も交互に研ぎだす。ベタ裏の刃は、なかなか返りが取れない、削ろう会で一桁狙うならベタ裏は無理

又、中研ぎで強く研ぐと、返りの厚みが厚くなりなかなか取れずに研ぎに時間がかかる

途中妻が、テーブルの前に座り、お茶を入れてくれて世間話をしながら研ぎ進める

途中聞かれる、「楽しい?」  もちろんと答える

途中ルーペを見るのだが、なかなか研ぎあがらない、
ここまで来て、中研ぎに戻るより、仕上げ砥ぎを進めるほうが良いと判断し研ぎを進める
最終段階に入ると、アトマで砥汁を出すのを、駒名倉に切り替える
砥汁を出して、研ぎ始める感覚は、駒名倉の方が滑らか
アトマは、砥面の修正と、砥汁を出す一石二鳥
安価なダイヤモンド砥石は、意外と平面がでていない場合があるので、
平面のでているものを購入しなければならない
その点、アトマは、フライス研磨したアルミ土台に貼り付けてあるため信頼性は高い

そんなこんなで、時間が過ぎて行き、その日に研ぎは終わらず翌日に持ち越し

一日足らなくなり、削ろう会会場まで重い荷物を持参のはめに!
砥石、下端定規、台直し類は先送り!

まあ、なんとか研ぎあがり出発と言う事になったが、毎回重い荷物となる

削ろう会、長浜大会の後、京都のホテルに宿泊した時は、重い荷物に、部屋へ案内してくれた女性の方が、真っ直ぐ立てずに斜めになって歩いているのを
後ろから眺めてしまった

話を会場に戻すが、土曜はビデオ撮りしたり、久しぶりの再開に花を咲かせたりで
結局のところ、道具を広げただけに終わってしまい、一日目終了の4時を迎えた。

削ろう会懇親会は毎回参加しているのだが、今回は一緒にと誰も誘わなかったので
はたして、誰かいるかなと思ったが、皆申し込んでおり一緒に参加になった

送迎バスは、厚木駅前で下ろしてくれたが、皆ホテルがどこだかわからない
ぞろぞろ、あっちだこっちだとUターン、お巡りさんにホテルの場所を聞きようやく到着

受付でいつものごとく、持参したお楽しみ抽選会の景品を渡す
手柴さんですねと、受付の方に言われ嬉しくなる、HP見て頂き、感謝!!!

前場さんの挨拶、杉村さんの挨拶、来賓挨拶と続き乾杯!

この日は、ラジオ、テレビでおなじみ永六輔さんも参加しておられ、削ろう会懇親会の司会進行をされる

厚木はハーモニカの町だそうで〇〇〇の町と聞くと、その生産高が一番と思いがちだが
聞いてみるとハーモニカの第一人者の方がおられ、ハーモニカが盛んだとか

間でハーモニカのグループ演奏が行われた
チェリーズの演奏は、5人で構成されており、持っているハーモニカは、それぞれ違う形のもの、演奏のパートパートで違いがある

お楽しみの抽選会は、豪華景品多数にもかかわらず、当たらない、いまだかつて、高額商品が当たらないのはなぜ????

一緒にいたなおさんは、白鷹幸伯作の手打ちの大きなカスガイ
これを持って町歩いたら不審者と絶対間違えられると、半分困っていた

その後私は、万歳三唱の声を聞かずに、横浜へ戻りました
JR、相鉄腺と乗り継ぎ、横浜へ、ホテル到着は11時を回っていたかな
思ったより疲れておらず、コンビににて、ビールとおつまみを買って
シャワーを浴び、ビールを飲みながらTVを見る
その後は睡魔が襲ってきて、、、、、

朝は6時前に起床、
9時には削ろう会会場に行きたかったので、この時間になる
ホテルは朝食つきだったが、そんな時間はなく
駅のホームでサンドイッチをぱくつく
まずいと感じる缶コーヒーも冷えた身体には美味しかった、相鉄腺で海老名までは熟睡、休日の朝はがら空きの電車

昨日と同じように削ろう会会場にたどり着き、昨日撮影できなかった
建具組子の実演など各実演場所を撮影しながら削り台へ向かう
会場のあちこちから聞こえてくる木槌の音
みんなの顔は真剣そのもの研ぎ場では早々研出でる人々

持参した鉋を出して調整をはじめる、
新しい鉋は仕込んで、研いで、台を直しただけで、試し削りはしていない
まあ、いつもの事で、要点は押さえてあるので、大丈夫とはおもっていた
問題は研げているか、研げているとは思うが、ちょっと心配
最初は韋駄天から削ってみる
韋駄天は前回の、削ろう会岩国大会依頼使っていない
一枚台なので、実用向きではなく、削ろう会岩国大会が終わってから
直ぐに刃をクリヤラッカーで塗って錆止めを行い封印していた鉋

削り材は持参はしていたが、なおさんが持ってきた米ヒバを使わせてもらう、
木槌で出し加減を調整しながら、引いてみると
屑溜りに見えた削り華を取ってもらう
少し厚めにでてくる、研げているかはまだわからない
木槌で刃を戻し、木槌で調整しながら、もう一度引いて見る、そこそこ薄く出てくるので
行けるかなと思い、更に刃を戻し、鉋を引いて見る、薄くでだした削り華をみて
研げている事を確信、しかし刃の仕込みが刃先あたりが緩いことはわかっていたが
台が若干びりつく感じを受け始める
薄くすればそれだけ、びりつき感がでてくる、でも切れてはいるので、透け具合としっとりした感じでいけるなと思う
計測に持っていくと8ミクロン、台への仕込みが緩いのを指摘される
まあ、一様研げているので安心する
会場も賑わいを見せ始め、皆さんの削りをビデオに納めながら削ろう会会場を回る
途中たくさんの方から声をかけられ挨拶をする、皆さんありがとうございました

その後二丁めの鉋、伊達男を使ってみる、
私が鉋を握って23年近くが経つが、最初から使っているのが
芳楽作の鉋、使い慣れた鍛冶屋さんの鉋
鋼材は真空溶解白紙一号鍛錬鋼
真空溶解する事により、偏析問題を少なくした鋼材だとか
偏析問題とは、鋼材の中の元素が均等に散らばらないで、
同じ元素同士かたまりやすい問題だ

今回、削ろう会厚木大会に使うからと送ってもらった鉋
台は、いつもの台屋さんに、一枚台で作ってもらったもの
ここで削れなければ、面目は立たない、そう心に思い研いだので大丈夫だとはおもった
炭素鋼なので研ぎやすくはあったが、実際削ってみないとわからないのが薄削り
最初はやはり厚めに出る、そこから少しづつ抜いて、薄く出るように削っていく
出てきた削り華をみると、薄く横に小さく裂けずに出てきているので研ぎは良さそう

そこそこ出た所で、ためにし計測に持っていく、左右の厚みがちがっていたが、8ミクロンと、反対側が12ミクロン
左右の調整をすれば、数値は上がる、
その後、削り台を譲り、会場をまわる。

仕込んだばかりの鉋台は、あとで若干緩くなるので、きつめに仕込んである
韋駄天と比べ、木槌は強めに打つ
仕込みで大事な事は刃先近くは強めに表馴染みを付けるのだが
作り手によっては、表馴染みを強くつけると刃の方が負けて、刃先中央部分が反りあがったりするので
鉋刃が負けないぐらいの表馴染みの当たりが必要

それと鉋刃を出す場合、真っ直ぐ出るように仕込むことは、微妙な調整が必要なうす削りでは重要
特に抜く場合に真っ直ぐ戻るように仕込んでおく事は、左右出方調整が簡単
この言葉は、削ろう会でも有名な方の言葉、なるほどと実感している

削ろう会会場を回って思ったことは、今回は関東と言うこともあるのか、白樫の台がほとんど
三木大会、や、岩国のときは、そこそこ赤樫の台も見えていたが
赤樫の台は地域性があり、やはり関東ではほとんど見ることがなかった

外での古式鍛錬は、三木の山口さんが実演なさっているのを見せてもらった
昔の槌を叩くスピードよりは遅いだろうと思う
現在の鍛冶屋では、スプリングハンマーがなかったら話にならない
それを考えると、今と昔の生産効率の違いは歴然だろ

和釘作りの白鷹幸伯氏の実演が見れなかったのが残念
土曜だけで、日曜は関西での講演にに戻られたとか。
その他今回はミニたたらの実演などもあった

削り台に戻った時、関東のTさんに声をかけてもらう、
ちょうど削り華を取ってもらう人がいなかったので、ちょうど良かった

先ほどのままだったので、韋駄天を何回か引いたが、緩めの台は薄くなるほど削りにくく
計測では7ミクロンほど、見た目がいまいちだったので、計測のみ
伊達男は、左右の調整をしながら、削ってみる
こちらはびりつきもなく調子良い、数値は8ぐらいで左右同じに出ている
もう少しと頑張っているうちに、削り華が一箇所左右に分かれる
やばい、欠けたようだ、しかたないのでここで計測に持っていく
小さい裂け目もなく綺麗なのだが、裂けたのは残念、数値は韋駄天と同じ7ミクロン
おしい、もう少しいけるのに、、、、、難しいな

その頃、沖野彫刻の沖野産のご家族が声をかけてくれる
久しぶりに会うのだが、お互いゆっくり話す時間もなかった
香川へは行くのかな?

その後、お付合いのある砥石やさんの所へ行き、持ってきている砥石を見る
けっこう売れているようだ、この日のためにと持ってきた砥石も多く
珍しい砥石も目だった
今回は玄翁鍛冶、馬場正行さんも来ておられ、並んでいる作品を色々見せてもらう

毎回削ろう会恒例の職人ファッションショーは今回ステージの上
職人は普段大勢の人の前で、削りを披露することはなく、
ステージの上はなんだかやり難そう、みなさん表情が硬い様な、、、、
古代人に扮装しての槍鉋の削りは会場を沸かせていた

最後に次回、削ろう会香川県大会のPRに香川棟梁がマイクを握った

このあたりで私は時間がなくなり、荷物をまとめはじめる、
クロネコの集荷の時間は3時半ごろだったため、
挨拶もそこそこに重い荷物を両手に抱え、
受付あたりへ急いで歩く、今回は会場が広くよく歩いた

受付あたりには早くもクロネコの集荷が来ており
持参していた送り状を貼って荷物を渡す
荷物を削ろう会会場まで先送りできるのは、遠方から参加の私にはとてもありがたい

送迎バス乗り場へ行くと、早くも長蛇の列、
歩いて下のバス亭まで行く、その方が早そうだ
あとは、バスに乗り込み長い道のりを家へと向かった

いやいや今回は遠かったが楽しかった
小樽が行けなかったので、一年ぶりという事もあったせいだろうか
香川削のろう会えは行く事を決めており、次回も楽しみ

そんなこんなの削ろう会厚木大会でした