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子供椅子の木取り、木作り 

          子供椅子の座面にあたる材料は、材木巾が260ミリほど必要です。
          テーブル天板の切り出し材などを、この子供椅子のために取り貯めています。
 
          クラフトの定番作品があると、部材のサイズが分かっているので、家具を作っていく過程で出る端材を
          大まかな長さで切り、ある程度厚みを揃えておき、名前を書いて保管しておきます。

          部材を前もって貯める事で、切断後の内部水分の乾燥も速めますので、より乾燥した状態で材料を使う事ができます。           
          木目の確認もあり、表面を少し削って表面に傷がないことを確認しての貯蔵です。

          テーブル天板の切り出しなどを使用する時は、ひびなどが入り込んでいないか、コグチを少し切って見ます。
          ほんの数ミリ、割れが入っている場合は、切り落とした端材が二つに割れています。目に見えない割れもこれで見つけられます。

子供椅子の木取り、帯鋸



   背板の木取りです。長さを切っています。子供椅子という事もあり、短い材料でまかなえます。
   下の画像の日立製スライド丸鋸CF-8は業界が出したこのタイプでは最初の機種です。専用の台に埋め込み、木取りに使っています。

   手で持つ丸鋸に比べ安全ですし、削る前の材料ですから材料表面に反りや、ねじれがある場合、スムーズに切れない事があります。
   また、硬い材料で厚い場合、一度に切り落とす事は負担が大きく、危険なので、深さを数回に分けて切ります。
   このスライド丸鋸は、上記のような欠点が補え、安全です。

   スライド丸鋸で、木作り前の粗い反った材料を切断する際の注意点は、反った材料は、両端が反り上がる方を上面にして、切断作業を
   行います。

   逆に両端が定盤に接地して、材料と定盤の鋸刃の下部分が浮いた状態では、切り落とし寸前に、鋸道が狭まり摩擦を起こし危険になります。
   下記のイラストのように、上段イラストの赤い矢印部分の隙間が、切断が進むに伴い材料が折れ曲がるようになると、赤い矢印部分の隙間
   が狭まり摩擦が起きて危険です。
子供椅子の木取り-長さきり






子供椅子の木取り、木作り、鋸危険画像





子供椅子の木作り

      木作りとは、製材された粗い材料の表面を削り、断面が四角の材料に削る事を言います。
      手押し鉋盤で、子供椅子の座面と背板の基準となる平面を削ります。
      逆目を見ながら削り、どちらから削ると坂目になるか印をつけておきます。
      その後の自動送り鉋盤に入れる時に、逆目が起こらない方向の目安になりますし、最終仕上げの手鉋掛けの目安にもなります。

      この椅子は周囲を曲線加工しますが、基準の線を引くため、正確な平面が必要ですので、コバ部分も直角に削っておきます。

      最初に手押し鉋で削り、反り、ねじれを取り、自動送り鉋で厚みを決めますが、一度一回り厚い程度に、自動送り鉋で厚みを揃えます。
      片方から一度に厚みを落とすと、若干平面が、反ったりして狂う場合があります。
      一枚削ったぐらいでは、目立ちませんが、10枚削って積み上げると、ぐらぐらします。
      材料が厚いときには、数度に分けて、裏表交互均等にを減らします。

      手押し鉋盤の刃は、調整できるのであれば、裏刃にあたる部分は手鉋と同じように、裏刃を締め込んだ状態に調整します。
      当工房の手押し鉋盤の、裏刃部分と刃先までの距離は0.5(目測)程度です。
      早く削ると、材料が跳ねて暴れる場合があります。逆目を起こさないコツは、良く切れる刃で、裏金を締め込んだ状態になるように
      刃をセットし、少なめに刃を出して、ゆっくり削る事です。

      さらに付け加えると、手押し鉋盤で削る面を目立つ側(椅子座面で言うなら上側)に使います。
      自動送り鉋盤と比べても明らかに逆目が起きていないのがわかります。


子供椅子の木作り、手押し鉋


     下の画像は、自動送り鉋盤による、厚みを揃える加工です。これで作っているんですかと驚かれますが、下手な機械より精度は高いです。

     欠点は、送材速度が遅い事です。当工房ではその欠点を、トランサーで200Vを通常100Vに落とす所、115Vに落とし使っています。
     15パーセントのスピードアップは意外と早くなります。

     この機械のもう一つの欠点は、一度の切削深さが多くない事です。楢材の幅広材を削る場合は、ハンドル半回転、切削量1ミリです。
     軟材ならば、ハンドル一回転2ミリです。
     
     子供椅子座板の木作りは、厚みを揃えて終わりですが、厚みは仕上がりより、まだ1〜2ミリは厚くしておきます。
     後でもう一度軽く削らなければならないからです。

     
子供椅子の木作り、自動鉋




     下記の画像は当工房で使用しているシリコンスプレーです。

     右は通常のもので、安価です。
     機械の滑走材にはなくてはならないものですが、使いすぎると、塗装時に塗料が乗らず、はじく場合があるので注意が必要です。
     特に超仕上げ鉋盤では、その影響が出やすくなります。。

     塗装時のトラブルを避けるためには、左側の木工用ペインタブルと言う商品名のものを使用します。
     価格は3倍ほどしますが、塗装時に塗料をはじくトラブルを未然に防ぐ意味でも、右の物より使用頻度が高いです。

     右側のものは、主に製材、木作り時に使用し、左の物は昇降盤、超仕上げ鉋盤などに使用しています。

     ルータービットのベアリングなどにも木工用ペインタブルの方が向いています。
     ベアリングに吹き付けたシリコン分が材料に付着しても、塗料のはじきを防げます。

子供椅子の製作用シリコンスプレー

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