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子供椅子、座板への埋め木-1
埋め木にする材料は前もって1cmほどの厚みに揃え、乾燥させておきます。
乾燥と言っても、からからの状態です。
購入時に完全に乾燥しているものを購入しておきます。
しつこく乾燥と言う訳は、中に埋めた木が収縮による隙間を作らないためです。
乾燥した材料を購入し、厚みを揃え、この時のために、
更にプラスティック製の衣装ケースにしまい、除湿材を入れて、鴨居より高い位置で保管しておきます。
外気の湿度より、更に湿度を下げるためです。
からからに乾燥する事により、埋めた後収縮する事はなく隙間はできません。
逆に微妙に伸びるぐらいです。
子供椅子の座板は、加工に入る時に一削りしています。
表面より、中の方が水分量は多いので、乾燥した表面がなくなり、
中の水分の高い部分が表面になり、若干の収縮が起こると考えられます。
事実、ズームイン朝放映後の注文の時は、NCルーターでこの座板の外周を削り出しました
木取り用にアクリル板で同じ形を切り出していましたが、完成後座板がやや収縮している事を
確認しています。
埋め木をした後、更に数ミリ座掘りしますので、更に収縮する方向に向かいます。
中の埋め木は伸びようと、外の座板は収縮しようとして、常に突っ張った状態を保ちます。
梅雨時期の湿度の高い時期でも、隙間は出来ません。
一つ大事な事は、木は木目に対し横方向は膨張収縮しますが、縦方向には膨張収縮は起こりません。
中に入れる埋め木はある程度座板と同じ木目の方向に埋めるようにしています。
子供椅子の座板の中に入れる、埋め木の形と、色のバランス、埋める場所を考えます。
この作業は同時進行で考えをまとめて行きます。
いつもここで悩むのです。作る度ごとにこのパターンは変えます。
子供椅子を二度三度、お買い上げになられるお客様が多いのです、
そのため、同じパターンの椅子がお手元に届かないようにしています。
大きい埋め木は明るい色の木を選びます、
暗い色では、大きい埋め木に使った場合、座板の広い面積を暗い色が占め、座板が暗く堅いイメージになります。
暗い色の木は小さめの木にします。
下に並べているすべてを使う訳ではありません。
その時のバランスで選びます、他にも色の付いた木の種類がありますが
左から
ブラックウォールナット
ゼブラウッド
チーク
イチイ
ブビンガ
タガヤサン
ケヤキ
紫檀
ほおの木

横切盤で子供椅子の埋め木を切り出しています。
材料を切り出す機械は、できるだけ制度の高い機械の方が、正確に切り出す事が出来ます。
外周に直線も大事ですが、直角に切る事も大事です。
子供椅子に埋め木をした後、一段掘下げます、その時隙間が出来ます。
ちょうどケヤキを六角形にしているところです。
六角形は最初に材料を平行にしておき、30度の角度を付けて、材料を裏返しを交えて切り出します。
矢印は端材を両面テープで固定し、切る出す埋め木の定規にしています。
下にはベニヤ板を両面テープで固定し、切り出された小さい端材が、
鋸刃と、定盤の間に引き込まれる事を防いでいます。
端材が引き込まれた場合、鋸刃が大きくぶれ、部材に大きいナイフマークが入りこんだり
ひどい場合、チップが飛んだり、刃の台金にひずみが入ったりします。
又、敷き込んだベニヤ板は、部材下側に出来る、バリ止めの役割もします。
くれぐれも、鋸道上に指を置かないように、ボーっとしていると指の断面を見る事になりますよ。

正確に切り出せる機械がない場合は、
埋め木材を、ノミ一差し分、大きめに切って用意し、
下記の画像のように、作業台と、直角の出た木片で、埋め木材を挟み、
子供椅子の埋め木をFクランプで固定します。
無論木片は、埋め木材の仕上げ線にあわせます。
掘った穴に埋め木材をあわせるのではありませんから、
少し、小さくなっても問題はないでしょう。
言い忘れましたが、埋め木材の形に合わせて、穴を掘ります。
木片の厚みは3センチほどあった方が、正確に鑿を落とせます。
それと、鑿の裏は平面の出たものを使用してください。
スキーのの先のように、先が上がっていませんか?
切るのは先端の先端です、先が上がっていては、正確に落とせません。
先が上がっているって事は、裏を押した、金盤や、仕上げ用の砥石の平面が
出ていないって事です。
鑿は裏が命。裏が定規の役目をします。
一差し程度なら、鑿を落とす力はいりません。
こんな時は、追入鑿よりも、柄の太く長い、木成(薄)鑿などが力が要りません。
堅い材料などは、鑿の角を使い少しづつ、横に移動しながら、突きます。
突くと言うより、ゆっくり手でにぎり、下に力を入れればいいのです。
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切り出された埋め木材と、子供椅子に埋める位置のスケッチです。
10脚分です。
それぞれの形と色
埋める位置をランダムに、しかもバランスよく。
形と色のトーンと埋める場所、このバランスが難しいです。
円から出た部分の埋め木は、子供椅子の座板と同じ平面になりますが、
円の内側はルーターにより座掘りをします。
座掘りした場所の埋め木に隙間が出来ないように、
座板の穴を垂直に狂いなく掘ることがコツでしょう。
それと難しいのは埋め木を埋める穴の大きさ、コンマ1ミリとか数値で表現ができない
微妙な利かせ方です。

子供椅子座板には最初に、埋める位置を鉛筆で印をつけておきます。
次に、最終的に木目の走り具合などを考慮して、白柿で正確な位置をケガキます。
下の画像を見てください。
白柿でけがいていますが、形を取っている埋め木は押さえていませんね。
これは前もって、木工ボンドで、ご飯粒ほどに二箇所動かぬように固定しているのです。
そうしないと四方を白柿でけがくと、どうしても動きやすく、一度ずれてしまうと微妙に空ける
穴の加減がわからなくなってしまいます。
けがいた後は、木片を当てて、横から玄翁で叩けば、飯粒ぐらいの接着剤なら直ぐに外れます。

子供椅子の埋め木の埋まる穴部分は、若干小さめに掘るのですが、
その加減は、数値で測れる加減ではありません。
下のイラストのように埋め木材に面を取っておきます。
面の大きさは、面の巾で1〜1.5ミリほど、
正確な面を取っておくため、
5ミリ以上の合板に、粘着材付きのサンドペーパー♯240(DIYショップにロールタイプが売ってある)を貼り
角を均等に擦る、二三回擦れば直ぐに面は付きます。
こうすれば、鉋をかけたような、真っ直ぐな面が付きます。
面を付けたら、飯粒ぐらいの接着剤を二箇所で座板に固定しておきます。
乾燥後、白柿でけがく訳ですが、
この時の白柿の傾ける角度が、埋め木の堅さ加減になります、
白柿を傾けた分、埋め木材に面を取っているので、埋め木材の外周より
若干小さく、食い込んで、印が付くわけです。
イラストでは、緑の点線の間が堅さの利き加減になります。
イラストは、あくまで例、堅さ加減を例えるなら、ハガキ一枚厚み、、、、かな?
実際やってみてください、そして自分で堅さ加減を身に付けてください。
何度かやれば堅さ加減、つまり、白柿の傾け加減がわかります。
埋めたあとは、白柿の跡が、座板と、埋め木の間に残りますので、
全部埋めた後に、白柿の刃が入っているところまで、
手押し鉋、もしくは手鉋で、削ります、青の矢印です。
ここのページはまだケガキの段階、子供椅子の座板への掘りはこの後のページです。

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