脚穴開け
子供椅子の座板への脚の穴開けは下記の画像のように行います。
一般的なボール盤に椅子の取り付け勾配分の角度の付いた冶具をボール盤にセットします。
胴付き部分の穴の直径は50ミリほど、周速が早いので、
回転スピードは一番低速です。
ボール盤に取り付けられて、先が折り曲げられているオレンジのパイプはエアダスターからのパイプで
左足あたりに、フットスイッチがあり、足で圧搾空気を噴きつけ、屑をとばします。
このように直径の大きいボーリングビットは、周速が早く、先端部分は高温にさらされ、
ビット刃先の焼きが戻り、欠けてしまいます。
ビットは先の冷却も兼ねていますが、忘れて折り曲げたままですね、反省します。
撮影と、加工を同時にやっていますので、気が回りません。
ビットの回転は、くれぐれも最低速です、直径が大きくなるほど周速は早くなります。
パイプ先端から、30センチほど太目のアルミ線が入れてありますので、
強い空気を送っても、パイプ先は暴れません。
太目の鉄線は、水分を含んだ空気が当たると錆びますので、使いません。
梅雨から、夏場は、湿度が高く、レギュレーターの水抜きでも水分の除去は
無理です。
錆びて茶色くなった水滴が品物に付くと、取れませんので、アルミが無難です。
黄色い矢印の冶具です。
合板製で、下面には、定盤に引っかかるようにズレ防止の出っ張りがあり、Fクランプを少々斜めに絞めてもずれません。
この冶具は他の椅子でも使うため、大きく出来ており、Fクランプは、あごが大きく咥え込みの深い物を使います。
私のもう一つのサイト、鉋、鑿、大工道具の曼陀羅屋の方でも販売しております。
黄色い冶具は、ボール盤支柱中心とボール盤ビット中心を結んだ線に、冶具の勾配方向を合せてセットします。
赤く細い矢印3本が冶具の勾配方向です。
ボール盤支柱中心とボール盤ビット中心を結んだ線を赤い点線で表しています。
赤い点線と、子供椅子の座板の脚の対角線を重ねて、印を付けた足の中心に穴を開けます。

矢印の部分の浅い穴を掘っています。
最初に脚ホゾの胴付きになる直径の大きい穴です。

最初に胴付きになる直径の大きい穴を、規定の深さに開けます。
穴の外周が円形になるくらいの深さです。
子供椅子の脚に転び付ける場合は、座板の足の取り付け転び(足の取り付け角度)に合せた角度で、
足のホゾ部分の胴付きを角度をつけて加工する事は難しく、
座板に、足の転びに合せて、一度胴付き座を掘っておくと、足の加工が楽です。
ベニヤ板は、冶具の勾配線が見えなくなったので、広いベニヤ板を敷いて勾配線を伸ばしました。
両面テープで固定
黄色い丸は、勾配線と、子供椅子の座板の脚の対角線が、重なっている事を現しています。
敷いたベニヤ板に線を入れています。
オレンジの矢印は、子供椅子の座板に丸い座彫りをした時、座板を冶具に固定した時のビス穴です。
子供椅子の脚の穴を掘る事で、重なり無くなります。
表も同じくビス穴はなくなります。
使っているボーリングビットは先端錐が長く引き出せるタイプで、毛引き刃、底取り刃とも
二枚刃で、鋼材はステライト使用のビットです。
直径の大きいボーリングビットは、中心の先端錐より、外周の毛引き刃が先に材料に当たり
先端が決まらず、綺麗に円加工が出来ない場合があります。
その点このボーリングビットは角度を付けて、穴を開けてもブレない優れものです。
まだ、穴を傾けても、中心の先端錐から、座板に当たります。

子供椅子、座板の脚穴開け-2
ボーリングビットの直径を変えて、脚ホゾ穴を掘ります。
ホゾ穴は貫通穴です。
貫通する祭はゆっくりボーリングビットを下げます。

3つの青い矢印は、子供椅子の脚の対角線と、ボール盤の勾配冶具の勾配線と、ビットの中心が
重なっている事を現しています。
もし表の貫通穴の際が、バリや、えぐれなど、すっきりしなかった場合は、
一度表面を軽く手押し鉋盤で削ります。
バリや、えぐれなどは、極表面的なものです。
もう一つのベニヤ板を敷く理由は、
この冶具は他の椅子の脚の勾配にも使い、冶具のビットが当たる付近は
直径の違う大きい穴が開いていますので、貫通時に、下にバリが出るのを
防ぐためです。

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