TOPページ>木工、小物の塗装   2006/10/16

木工、小物の塗装

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秋になるとクリスマス、正月向けの木工品の小物の製作が毎年あります
このページはそんな木工、小物の塗装風景です

下記画像は木工小物の塗装風景、150個も連続で塗装していると、乾燥までの間触れませんので、
広い場所がいりますね
大きな工場でも似たような事をしていますが、画像のように台の上に重ならないように置いて、一杯になったら
スペーサーを置いて積み重ねます
私はこの方法で10段ぐらいは積み上げます
塗装が乾燥したら、直ぐに箱に入れていき、隣の部屋で梱包に入ります、塗装が乾燥したらほこりがしないうちに
箱に入れます
木工、小物の塗装


画像の場合品物の性質上、1個、1個の吹きつけ塗装になります
刷毛塗りは、塗膜で出来る塗料では不利で、吹きつけの方が効率が良いのです
1個、1個の塗装はこれはさすがに手間なのですが、手の届く所に品物を置き、
最低限の移動歩数で作業をするようにします
木工小物の塗装は効率的に行います

150個の連続作業ですので、ちょっとした事で作業時間が変わってくるのです
できるだけ自分は動かず塗れるようにします
上記の画像では丁度6個塗っていますね、ここでこの台ごと180度回転させます
キャスターが付いていますので、簡単です
すると、塗っていない品物が手前に6個になり、だいたい手が届く範囲で作業ができ
歩く時間が減ります、木工小物の塗装は何事も効率的に作業します


品物は回転台に乗せますが、塗料の巻き込みが起こらないように、高めに塗装する品物を置きます
棒のように見えますが長いネジを使っています
回転台は必需品です、画像を見れば分かりますがけっこう使い込んでいます




塗料は二液型のウレタン塗料、乾燥が速いのが特徴、1時間ぐらい乾燥させれば、まだ重ねはできませんが
軽くなら手で触れますので、移動はできます
もしラッカー系の塗料ならこうはいきませんね
二液型はラッカー系より割高ですが、1缶で塗れる個数は相当な数、
木工小物の塗装の大量生産には迷わず二液型を使います
現在は環境に拝領したノントルエンタイプのフォースター規格に変わってきていますので、木工品にも使いやすいです





木工小物を作る場合、どんな物でも最低一日20000円以上がでるような数を一度に作ります
私の場合は更に仕切りは上です

売れるかどうか分からないからと、木工品を数個作ると利益がでるほどの価格には落とせないでしょうし
時間ばかりかかってしまいます
売れなくても、利益がでるだけの数は作る事が大事です
あとは頑張って売って下さい
利益の出ない仕事は自分を苦しめるだけです

小木小物は利益が少ないと思われるかもしれませんが、注文数がまとまれば手間のかかりそうな品物でも、儲けが出てきます
毎年同じものを作るので、段取りも頭に入っていますし、冶具も保管してあるので、そのまま使えます

画像の塗装中のものは、羽子板型の額縁です
複雑な形ですが、実は外注でNCルーター加工に出していますので、手間はかかりません
1個500円ほどの加工賃です
材料はMDFで、1個200円ほど
箱、塗料代、裏板、TECで1個の材料代は900円ほどでしょうか
当方から2850円で出荷していますので、1個から2000円近くの粗利があります
1回の製作で150個ほど作りますから、30万の粗利があります
あとは何日でかたずけるかが、経験と腕の見せ所です

独立したての木工家のかたが、無理した金額で仕事を受けるケースがありますが自分の首を絞めるだけです
一つ、一つの人との出会いを大切にステップアップしていってください