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新しい家具工房も完成して、仮設で使っていた木工作業の集塵を本格的に行いました。
仮設で行っていたため床に集塵ホースがあり部材を乗せた台車が通り難く作業効率が上がりませんでした
家具工房ができて直ぐにやればと思われるかもしれませんが、機械の配置など使ってみて分かる機械配置などがあり
その変更などを行っていました。
予算があるならば、業者に亜鉛製で製作を依頼するのですが、それでは集塵の配管レイアウトが自分で思うように行かず
自分で変更ができるホースと塩ビのUV官で行いました

計画としては、送風機本体とサイクロンは家具工房の外に専用のブースを作り取り付けるつもりでしたが、
パネルソーの左に空いた空間があり、こ家具工房内に設置する事にしました。

利点は電源やモーターなど見える範囲にあるため異常を見つけやすい点サイクロン直下の屑の溜まり具合をいつでも目で確認できる点でしょう

サイクロン集塵の良い点は屑といっしょに吸い込んだ空気を外に出すため、フィルター型の室内設置型の木工集塵機に比べ、室内の空気が綺麗な事です
フィルターを通しても、微細な屑は舞っています
一つ気になったのが、当、家具工房の暖房は薪ストーブを使っており、室内の空気をいっしょに外に出すため、煙突の引きが悪くなり、最悪逆流して噴出さないかと言う点でした
新しい家具工房は、天上張り、内壁張りのため密閉性は高い方なのでその点がきになっていました
11月になり、薪ストーブを設置しました、できるだけ煙突の引きを強くするため高めにしました
薪ストーブの燃焼は、懸念していた煙突の引きも順調で問題ない事が分かりました

やはり、フィルター式の集塵に比べ、サイクロンの方が、フィルターを通す抵抗がなく、木工作業で出る屑の集塵力は強いですね


送風機

家具工房の集塵に使う送風機は、親戚の建具店から譲ってもらった、木工機械メーカー協和のKAZ-1の送風機の部分を使いました
三相200V、2馬力
5年以上運転していませんでしたが、空回ししても異音は出ませんでしたので、問題ないと判断し使いました

集塵の吸い込み口口径150ミリ、直ぐに3本に分岐されています
一度に3口の吸い込みは無理ですので、通常は2口で残りは締切りにしています
集塵できる長さは1本にすると20メートルですので、2本に分けると単純に10メートルづつ
ただ、二本とも均等には行きませんので、だいたいの所です

送風機出口と、サイクロン取り付けは同じ150ミリですので、150ミリホースでつなぎバンドで絞めています
かなりの圧力ですので、バンドは必ず行います

送風機付近は集塵ホースの取り回しがきついように見えますが、問題ありません

固定は18ミリ合板の上に4本ボルト締め
ただこの送風機、意外と重い、一人でここまで上げるのは不可能、道板を掛けて、二人で引っ張り上げました

木工作業での運転中の音ですが家具工房内ですとけっこう高いです
手押し鉋などは運転音は高いのでその時は気になりません
半径100メートルは畑か田んぼ、機密性の良い作りの家具工房ですので、外ではあまり大きい音とは思えませんので
自分は音は大きいと思いますが、気にはなりません

後でこのサイクロンと送風機の部分は囲えるような配置にしていますので、問題が起これば壁で囲みます

家具工房の木工集塵、送風機


下記画像は協和のKAZ-1、右下の部分に送風機が付いていました、外すのは簡単

家具工房の木工集塵、KAZ-1


協和KAZ-1を下から見たところ、集塵ホースの入り口付近にはサイクロン効果が出るように仕切りが見えます
そのあたり、屑がぶつかって塗装が剥がれているのが確認できます。

家具工房の木工集塵、KAZ-1の下


サイクロン

サイクロンは既製品です、下の円錐形の分と、その上の円柱部分は分解できます
接合部は風圧がかかりますので、もれないように太目のビニール紐を数回巻いてパッキン代わりにしています
漏れませんので問題ありません

直径60センチほど、このユニットの取り付けには、屑を貯めるビニール袋の底から3メートルが必要です
機械屋さんい2馬力用と言うと大きさに合ったサイズのサイクロンを手配してくれます

家具工房の木工集塵、サイクロン

円錐部分の下には、交換式のビニール袋を取り付けています
仮設で使っていた時は、ホームセンターのビニール袋を無理やり付けていましたが、厚みが0.06ミリで
風圧に耐え切れず、風船状態、外から物が倒れたり、木屑を吸い込むと何時破裂するか分からない危険な状態でした、見ていて恐ろしいです
画像は専用に作られた袋で0.1ミリ厚み、専用でありますのでこれを買った方が早いです
サイクロン式は、屑溜まりに風圧がほとんどかからず破裂することはありません
屑を貯める袋はワンタッチ脱着で手間要らず、溜まり具合も目で確認できますので管理がしやすいです。






通常外にサイクロンを取り付けるなら、サイクロンのTOPの排気口には陣傘を取り付けますが
屋内ですのでTOPの排気口は、陣傘を外し外部へダクトを伸ばします
サイクロンの場合、微細な研磨粉塵などは、完全に分離されず、TOPの排気口から出てきてしまいます
このように工房内に取り付ける際は外部で配管を出さなければなりません



下記画像はサイクロンの能力調整用のダンパーです全体のホースが短い場合など
サイクロンの引きが強すぎる場合があり、この部分で出力を調整できます
点検と、出力調整のため、上記画像のようにサイクロンTOPの排気官には、点検口を作っています



排気口はサイクロンTOPに箱を作り、外壁の向こうに伸ばしていますので、工房内に基本的にフィルター式の集塵よりクリンです
ただ、風向きによっては、出入り口から風で戻って来る場合がありますので、風向きには注意がいります
住宅地などではフィルター式が良い場合があります

問題は送風機の音とサイクロンから発生する、木屑の回転により起こる摩擦音と
袋が一杯になりサイクロン内に溜まり始めると、じきサイクロンの上から噴出し外は一面木屑の雪景色になります。


溜まった屑は袋を外し口をふさぎ、牛を飼っている牧場に引き取ってもらいます、もちろん無料で。
牧場では牛の下に敷いたり、糞と混ぜて肥料にするそうです
ですから、集塵機に吸い込ませる屑はできるだけ機械から直接でる屑とします

屑は産業廃棄物処理場に持ち込むと有料、燃やすと違反、しかし、
冬場は薪ストーブの燃料になり、暖房用の燃料に使うのであれば違反ではありません。 
おがくずは、燃焼時間が長く、温度も上がりすぎませんので、家具工房での薪ストーブ燃料には悪くありません
入れる時、ホコリが舞いやすいので丁寧に入れます
燃料については市の条例などで違う場合はあるかもしれませんので確認を。



当、家具工房の集塵配管は、排水パイプに使う、UV官を使いました
一番良い配管材料は亜鉛菅なのですが、私の予算では費用がかかり過ぎる事と
自分なりの自由な配管がしたかったため、自分で行いました

塩ビUV菅の良い点は費用が安く済む点と、手持ちの道具、切断しやすい材料、ジョイント、購入先が身近にある点
後で、変更や、延長などが手軽に行える点です

塩ビ管の欠点は静電気が起き易く、内部に屑が溜まりやすい点、、この件は、たまにパイプ内を掃除擦ればよく、
旧工房でもUV官を使っており、工房移転の時外してみましたが、屑が内部をふさぐほどの付着はなく問題ないと思います
又、付着した場合外して掃除すればよく、数年に一度の事と思います
静電気に関しては、ネット上には塩ビ管は粉塵爆発の危険があると指摘されていますので
木工機械一筋の機械屋さんに聞いてみると塩ビ管を使った配管での粉塵爆発は今まで聞いた事がないとの事です
私も長く木工をやっていますが、聞いた事がなく、専用の集塵ホースでも静電気は常に起きており
このホースを20メートル引いているところもいくらでもありますので、問題ないと認識しています
ただ、自己責任において行ってください

使用UV菅の直径は100ミリと、65ミリ
折れ曲がり部分や、分配部分の接合部はすべて45度のジョイントを使い抵抗をできるだけ少なくしています
機械との接合部分は、専用のダクトホースを使い、自由な角度で接合しています。

UV菅とダクトホースの接合はダクトホース75の内径と、UV菅65の外形が接着剤も要らないジャストフィット
UV菅100とダクトホース100の接合は、UV菅の延長ジョイントなど、各ジョイント内径に対しダクトホース外形がやや小さく、
それでも、コーキング材を充填し、ビス止めしておけば外れる事はありません
専用のダクトホースエンドのカフスもありますが、使っていません
コーキング材は使わず、それに代わり木工ボンドを充填しました、外す時綺麗に剥がれるからです。

集塵機本体から距離が遠くなれば、風量は落ちますので、
手前側は直径100ミリを使い、10メートル以上向こうでは直径をUV菅65で伸ばしています機械部分はほとんどUV65で近くまで引きその先に
ダクトホース75をつないでいます
機械部分の集塵口はダクトホース100の口が多いので、機械集塵口を100を75に変える変換アダプターを付けて
UV65→ダクトホース75→ダクトホース75から集塵口100変換アダプター→木工機械100集塵口とつないでいます
ダクトホース75から集塵口100変換アダプターはマキタの集塵部品を使っています

機械部分に付けるスライドシャッターは樹脂製の安価のもの、壊れたら取り替えれば良いかと思います

集塵機本体に近い方が、吸い込みも強く、集塵機本体に近い位置に大きな屑が多量に出る
手押し鉋盤と自動送り鉋盤を配置するのは当然です。
その他の機械からは小さい屑なので配管の先の方でも問題ありません。

この集塵でどの程度の力があるかと言うと、20メートル先でも、かなり強い集塵力があり
二系統同時に使っても工房内に屑が舞う事はないようです


全体のレイアウトです、この配管は接着剤を使っていませんので、すべてバラバラにできます。
画像右中ほどのように集塵機本体から直ぐに天上側に二系統に分岐しています
右系統は、パネルソー、サンダー類
左系統は手押し鉋盤、自動送り鉋盤、昇降盤、精密横切り、製材バンドソー、回し挽きバンドソー、ETCです
天上周りの配管は作業に時間がかかります、パイプの直径を変えたり、梁が出たりしていますので、高さ調整に枕を天上に締め付けてその上を通し
金属性のサドルバンドで固定させます

家具工房の木工集塵、配管



100ミリダクトホースと100ミリUV菅とのジョイント、左下部部に100ミリ同士の延長ジョイントが見れます
家具工房の木工集塵、配管の継ぎ手。

右系統の天上部分、45度分岐にエンドキャップが見える、掃除口
その先に更に45分岐、下に伸ばしパネルソーへ、右に伸びてサンダー類、ボール盤へと伸びる
画像右端あたりで100から65へ直径を落とす

家具工房の木工集塵、配管のエンドキャップ

右系統、パネルソー先の45度Y型分岐部分、一旦UV65を差込、その先にダクトホース75が刺さっている
パイプは一旦ここでふさぎ、先に旋盤、轆轤、ボール盤二台、糸鋸があるので、時間を見て伸ばす計画
家具工房の木工集塵、配管の右側の取り回し

家具工房の木工集塵、延長部分の止め


左系統天上分岐部分、ここで下りて自動鉋、昇降盤へ
奥へ分岐し、100から65に直径を落とし、製材バンドソーに伸びる

左に伸びて、天上を下り、精密横切り二台と、回し挽きバンドソーへ向かう
家具工房の木工集塵、配管の奥への分岐




左系統、天上から下りてきた部分の精密横切り
黒いシャッターが見えますが、この取り付けでは、樹脂製ですので、先で壊れる恐れがあり
時間を見て、木で枠を作り補強します
まだ、この部分は変更しようと思っています
家具工房の木工集塵、配管の黒いシャッター


自動鉋盤と、昇降盤のカッター側と、ホゾ挽き側の分岐とシャッター部分
シャッターを同じ位置に配置すると、シャッターの開閉管理がしやすく便利
家具工房の木工集塵、シャッターの開閉管理