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手作り家具、埋め木脚のダイニングテーブル
(椅子は別売りになっております)

長さ185センチ、幅90センチ、高さ70センチで製作したタモ材のダイニングテーブル。
タモ材は野球のバットにも使用される硬く粘りのある木材です。

天板は4センチ厚みの材料を5枚剥ぎ合わせています。
中央三枚は板目材、バランスを見ながら、ばらつきのある天然木の木目を上手く組み合わせます。
両端を目の通った柾目材ではさみ、耳の削り出しを行いました。

脚は四方に配置したタイプではなく、両端の中央に寄せて配置したデザインです。6脚の椅子を置いても余裕のサイズ。


塗料は艶を抑えた、環境配慮タイプ★★★★(フォイースター)規格の二液型のウレタン塗料を使用。
二液型のウレタン塗装は、スプレーガンによる吹付け塗装で、オイルフィニッシュより格段に木材の保護力が高く、塗装面の透明感も高い。


手作り家具、埋め木脚のダイニングテーブル


片袖をベンチにして撮影してみました。
片方をベンチにする際は、このように脚を寄せたテーブルの方が脚が邪魔にならず、ベンチへの着席はスムーズにできます。
ベンチの長さもテーブルと同じくらいにできるので、これでしたら子供さん4人くらいは余裕で座れます。


下の画像は、天板両端の様子。柾目の流れるようなラインの木目がすっきりしています。
年輪通りに樹木の表面を削り出しました。



下記掲載画像は、天板中央部分の板です。

木目の強い板目材を使用していますので、逆目が起きないように鉋の腕の見せ所です。
ちなみにこれは、木裏と呼ばれる板の内側の面を使ったもので、木裏は削るのがさらに難しくなります。




下記画像は天板と脚を固定させる蟻溝(ありみぞ)の様子。

茶色い部分は蟻溝をふさぐ栓です。天板の裏にこの台形の形の溝を彫って、脚部のホゾをここからスライドさせて入れ込んでいます。

乾燥している木でも必ず夏は湿度で膨張し、冬は乾燥して収縮しますので、この溝の部分には接着剤は入れません。栓の部分のみ接着し、ホゾの部分は動けるようにしてあります。

このような手間のかかる加工をする事により、長年使用してもねじれや割れが出ない家具が出来上がります。




下記画像はこのダイニングテーブルのポイントになっている埋め木の部分です。
色を付けているのではなく、自然の木の色をそのまま使っています。

中央の黒い木は、唐木のウエンジ。
その中心に埋め込まれた黄色い木は宮崎県産の日向カヤ、その下の赤い木はカリン、その下のやや茶色い木はチークです。

両側のオレンジの部分は一位(いちい)の木。その下の赤い木はブビンガ、その下の茶色はブラックウォールナットです。

このように色の付いた高価な木も少しづつ使えば、価格に影響はありません。



下記画像は中央のヌキを止めているクサビです。クサビは硬い材料
でないと意味がなく、この材料は縞黒檀を(シマコクタン)を使用しています。



下記画像は妻と娘。完成したダイニングテーブルセットに座っているところ。