スピード感 ★★★★★
メロディ ★★★★★
シンフォニック度   ★★★
満足度 ★★★★★
Bloody Gates
/SERPENT
(2003)
神戸のメロディック・デスメタルバンドの10曲入り自主製作デモCD-R。 DrがKeyを兼任しているツインGtの5人組。

またしてもとんでもないバンドが現れました!Children Of Bodomタイプのメロデスなんだけど、煽情力、クサさは本家を大きく上回っており、もはや亜流とはいえないオリジナリティとクオリティを誇っている。聴き所は、そのあまりにメロメロにクサ過ぎるメロディで、国産バンド特有のやりすぎ感満載の強烈な泣きメロを炸裂させているのがたまらんし、喚きスタイルのデスヴォーカルと疾走によるアグレッションも十分。
特に、強烈なクサみを発するフレーズを惜し気もなく次々と繰り出すGtは圧巻。

どの曲もクサい泣きメロの嵐、悶絶地雷踏みまくりのエクスターミネーター・チューンだけど、あまりにクサ過ぎるサビと、SKYLARKばりのキラキラKeyのタッグマッチが強烈すぎる「Erase Me」、異臭をまき散らすGtが印象的な「Angel's Grave」、Voのバックで歌いまくるメロメロなGtフレーズだけで、すでに失禁を禁じ得ない「Siren Night」、2分30秒からの泣きのツインリードと、それに絡むピアノの旋律が、あまりに美しく悲しすぎる「Tears Of A mermaid」あたりは究極。

全曲KeyとDrであるKeija氏が作曲しているが、アイデアを枯渇させず、さらなる悶絶チューンを量産し、これを機にメジャーデビューすることを期待している。現在廃盤で店頭在庫のみらしいです。

http://www.serpent.jp/


スピード感 ★★★★★
メロディ ★★★★★
シンフォニック度  ★★★★
満足度 ★★★★★
Cradle Of Insanity
/SERPENT
(2005)

神戸のメロディック・デスメタルバンドの1st。

デモがあまりに強烈だった国産メロディック・デスメタルバンドのデビューアルバム。初期IN FLAMESや初期CHILDREN OF BODOMに近い音楽性と言えるかもしれないが、この「繊細さ」と「泣き」に満ちた美旋律は日本人ならではの感性によるものだと思うし、「大和魂メロディックデス」なんて言いたくなってしまうオリジナリティだ。もはや亜流の域は完全に脱している。

「日本人ならでは〜」という表現に対して、人によっては「すげーダサそ〜」と受け取るかもしれないが、ダサさなど微塵もない。個人的にはワールドワイドで見ても同じ日本のメロディック・デスメタルバンドであるBLOOD STAIN CHILD(BSC)と並んで、最上位にランキングされるバンド。BSCを聴いて「こんな凄いバンドが日本にもいたんだ!」という感想をよく聞くが、SERPENTでも同様の衝撃を受けるはず。誤解を恐れず書くと、メロディのクサさと泣き具合ではSERPENTが一枚上を行っている。

とにかくクサい泣きメロを次々と連射するGtが強烈だが、keyも需要なポジションを占めておりシンフォニックな要素も強い。 デモから「Bloody Gates」「Siren Night」「Angel's Grave」「Sea Of The Silence」といったキラーがリ・レコーディングされており、新曲に関しても、それらのキラーチューンを食う勢いの充実した曲が揃っている。もう今から次作が楽しみで仕方がない。

まさに激泣き、激クサ、激アグレッシウ゛な最強メロディックデス・メタルアルバム。(2005.6.8)



スピード感 ★★★★★
メロディ ★★★★★
シンフォニック度   ★★★
満足度 ★★★★★
xGODx
/SERPENT
(2008)

神戸のメロディック・デスメタルバンドの2nd。

前作同様、激クサ+激泣きメロ満載のアグレッシブなメロディックデスをやってる。同じ日本のメロデスバンドBLOOD STAIN CHILD(個人的にこの2バンドが国産メロデス二大巨頭と思ってる)がダンサブルなサイバーデス路線へ傾いているのに対して、このSERPENTは初期IN FLAMES、DARK TRANQUILLITYといったオーソドックスな北欧メロディック・デスをベースに、日本のバンドならではのクッサイ泣きメロをぶち込んだスタイル。メロディの質は初期GRAVEWORMに通じる(いや、それ以上に)クサさを発している。メインヴォーカルは喚き系のデスヴォイスだが、グロウルの頻度も高くツインヴォーカルの様相を呈している。隠し味で挿入されている鍵盤も、ドラマティックな演出に一役買っており、センスの良さを伺わせる。クサいだけではなく、デスラッシュ的な爆裂感満載で、アグレッションという点においても不満は無い。どの曲にも好き者のツボを抉るような悶絶メロディが配されており(特にギターがヤバすぎる!)、全10曲があっという間に終わってしまう。捨て曲は1曲も無いどころか、一番地味に感じる曲でさえ、他のバンドのキラーチューンに匹敵する出来。言い換えれば、ほとんどが神曲クラスってこと。メロデスを語るなら絶対に外せない1枚だと思うよ。一生をともに出来るアルバムに認定。(2008.2.25)