スピード感 ★★★★★
メロディ  ★★★★
シンフォニック度 ★★★★★
満足度 ★★★★★
El Guardian De Las Melodias Perdidas
/SAUROM LAMDERTH
(2001 Import)
スペインのシンフォニック・民謡メタル。

これは凄い!こんなの初めて!って感じです。
Keyは当然として バグパイプ、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、女声コーラスなどが一体となって繰り広げられるシンフォニックワールドは超個性的。民族音楽の要素をたっぷりと含みながらも、ヘヴィメタルのもつエッジ、疾走感は失わずさらにメロディがクサイとなればもう聴くしかないでしょう!
フルート、バグパイプが「ピ〜ヒャラ〜、パラパラ〜パ〜・・・」と鳴り響く中、疾走するリズム、ヘヴィなギター、クサイ歌メロさらにクワイアまでかぶさって独自のシンフォニック民謡メタルワールドを確立しています。
コサックダンスが飛び出しそうな「お祭りチューン」からクサメロ炸裂の疾走チューンまでヴァリエーション豊かですが、どれもメロディアスで疾走感があり、いい意味で期待を裏切る展開の曲ばかりで捨て曲はなし。ボーナストラックを含む65分間中だるみなくたっぷり楽しめました。
巻き舌バリバリのスペイン語ヴォーカルですが、彼らのサウンドには英語より相性がいいようですね。こんなにスペイン語がハマるメタルも珍しいでしょう。型にハマったメロパワが多いなかで、かなり新鮮な音でした。こういうバンドが出てくるスペインのメタルシーンって奥が深いっすね。

スピード感   ★★★
メロディ  ★★★★
シンフォニック度 ★★★★★
満足度  ★★★★
Sombrae Del Este
/SAUROM LAMDERTH
(2002 Import)
1stアルバムが大好評だったスペインの変態民謡バンドの2nd。

本作は「指輪物語」のコンセプトアルバムとなっており、なんと2枚組でトータル91分の大作となっています。大仰なシンフォサウンドをバックに女性による語りで始まり、まるで映画の回想シーンのようです。それに続き、おなじみのバグパイプ、笛とヴァイオリンがたっぷりフィーチュアされたオリジナリティ溢れる民謡メタルが次々と繰り出されます。フィメールVo、デスVo、シンフォニックなKey、物語を盛り上げるSEや語り部を駆使したドラマティックな演出は前作には見られなかった一面で、なかなか好感触。前作は民謡テイストをたっぷり含みながらもメタルの持つエッジ、スピード感を兼ね備えているところが大きな魅力だったのですが、本作ではアグレッシヴな部分が後退しているので、ここが評価で評価が分かれるでしょう。リズムも前作がタテノリで疾走しまくっていたのに対し、どちらかというとヨコノリが主体です。こう書くと退屈そうに聞こえますが、実際はノリの良いリズムで、親しみやすいメロディの曲ばかりで2枚通してダレずにきけましたよ。前作の音像をそのまま期待すると肩すかしを食う恐れがありますが、民謡スパニッシュメタルの名盤には違いなし。