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「ここではない、どこか」


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すべてが刻々と変化し、進行していく。
その中で、できるかぎり遠く、
どこまでも進み続ける意志を持って、
僕はここで、繰り返し新しい卵を割り続けている。







月曜日の朝、
新聞の片隅に掲載されていた
小さな事務所の階段を上ったばかりに、
別の世界に迷いこんでしまったのだ。




目覚めた彼は、
心のうちに興奮がわき上がるのを感じた。
静まりかえった宇宙から
「オマエハ何者ダ?」と、
どこからともなく無数の声がたずねた。






遠く…、ひそやかな足音…、
回廊に面した扉が次々に開けられていく。
11番目の扉の中は、
海を思わせる青緑色の光が満ちていた。




なぜなら私は
すべてを手に入れたと信じたかったから。
幸福も不幸も、愛も憎悪も、
希望も恐れも、すべて。







空に見知らぬ記号が浮かんだ。
それが雲の気まぐれでなく、
重要なメッセージだったとしても、
単調な日常に何ひとつ変化は起きなかった。





数えきれないほどの日と夜を重ねて
ようやく到着して、
そして、それから
ヒトは一体何になるのだろう。

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