いいわけなど 7.



「子供であることなど」

家族関係の中で、小さな子供が大人たちの諍いの調停役をしてしまうのはよくあることです。

子供なりに、 無意識のうちに 、満たされない大人からの配慮や注目を得るために、

狂ってしまった家族関係のバランスを正常にもどさなければならないと感じるからなのでしよう。

私自身もかつてそうした子供で、妙におりこうな優等生の役割を懸命に生きてしまいました。

その"成れの果て"として子供たちを見ると、大人たちの醸し出す空気を敏感に肌で感じているのに、

具体的にとらえ、論理的に語る言葉をもたないために無邪気に見えるだけだという気がしてなりません。

子供をやっていくのもラクじゃない…。とくに今のように大人が迷子になっている時代にあっては。

同じような繰り返しに見えても、一つひとつに"生きるに価する人生"があるのだと、

私たち大人がそれぞれに"良く生きて"、その面白さや味わいを幼い人たちにきちんと

言葉を使って伝えていくしかないのだと思いますが、それは相当の大事業です。


こんな細かな部分までめくっていただいてありがとうございました。