失われつつある生命の尊さを感じさせるライブ
    しなやかに力強く響く歌声

2007年3月24日(土) よしだ よしこ    ゲスト:ながい よう        ヒポポタマス


 昼前から生憎の雨模様
 フォークソングを知らない世代、マイミクのユカちゃんのヒポポ初ライブにはちょっと残念な天気。
 安治川口の駅を降りると手にお土産を持ったミーハーママさん。
 店に入るとリハーサルを終えたよしこはんがお出迎え。
 何もかもが初めてで戸惑い気味のユカちゃんをミーハーママさんの隣に座らせて☆は仕事の準備。
 やがて手に鯛焼きを持ったかげやんが登場。
 二人で発売されたばかりのDVDを購入してサインをしてもらう。
 かげやんが新しい携帯でいろいろな機能を紹介・・・・。
 そうこうしてるうちに雨の中、ギターを抱えてながいようさんが登場。
 遅れてたつやはんも開演前には到着。

  

 ライブは『崩れ落ちるものを感じるかい?』『砂の唄』でスタート。
 『砂の唄』を聴くと2002年まだヒポポが福島にあった頃の出来事が頭の中をよぎっていつも熱いものが
 込み上げてきそうな感覚になる。
 CDが発売されるのが2003年、その前年にプロモ用のCDを店で聴きながら客集まるんやろかと大王と
 心配してた頃が思い出される。
 そんな彼女も今では年間100を超えるライブを全国各地でこなしている。
 CDも二枚作ってDVDまでも・・・・
 今回の大阪ツアーは今日が最終で明日は和歌山。
 寝てるか移動で車に乗ってるか食べてるか温泉に入ってるか・・・・新聞やテレビもあまり見てないらしい。
 たまたまラーメン屋で見たテレビのニュースで飛んできたミサイルを撃ち落す兵器が出来たと言うのを見て
 誰がこんな怖いものを作って誰がお金儲けをしてるんだろう、と。
 『Too Late Love Comes』『幼稚園のトリ小屋の前で』
 東京生れの東京育ちで江戸っ子と言われてるが南の端の方の大田区で家が壊されるまで二十歳過ぎまで
 トイレは水洗ではなく小学生の頃はお風呂も薪で焚く風呂で上がり湯で温度を調整してた・・・・と。
 そんな所に住んでたので東京のことは余りよく知らなくて銀座にマクドナルドの一号店が出来た時には
 真っ先に行って、それが自分の小遣いで買えた最高の食べ物だったとか。
 今回大阪で友人と会う待ち合わせ場所がリッツカールトンでコーヒー一杯1,150円、化粧室をボーイさんに
 尋ねると入口まで案内してくれた話も。
 高校生の頃に作った『ふらりサンダルで』
 ライブでは毎回ジャズの歌を一曲歌うようにしてるのだが今回はオリジナルでいこうかなと思ってる、と。
 最近自分のCDを聴き直す機会がよくあって・・・名曲も多いなぁと・・・・
 それでも一曲ジャズの曲をやりましょうとガウシュインの曲を。
 著作権も消滅したので早速DVDにも入れたらCFなどでも多く使われてるみたいで権利が無くなったのを
 みんなよく知ってると。
 『誰かが私を見つめてる』
 3月の初めに詩人の石川逸子さんと一緒にライブをやって・・・・もう高齢な方なんですけど・・
 現代詩に曲をつけて歌うのは70年代初期の先輩のシンガーがよくやってた、と。
 金子光晴・山之口貘etc・・・・
 ここで石川逸子さんとの出会いのきっかけとなった詩人茨木のりこさんの詩の朗読を披露。
 この前は詩集をそのまま持って行ったら読めなかったので今回は眼鏡と大きな文字で書いた歌詞カードを
 準備、詩は『汲む〜YYに』
 子供の頃、よしだよしこなのでYY(ワイワイ)と呼ばれていたそうだ。
 このYYは舞台「夕鶴」を亡くなるまでずっと演じてきた山本安英さんのことだそうだ。
 その筋には全く興味の無い☆は知らない人であるが・・・・
         

 『ここじゃないどこか』
 今回のツアーは演奏の前には一滴もアルコールは飲まないと決めたそうだ。
 『ベルナデットの唄』

         

 今回はDVDもあってリュックも大変な重さだそうだ。
 ダルシマを膝の上に、大好きな女の子の作った歌、と『トゥルー・カラーズ』を。
 シンディ・ローパーの曲だそうだ。
 ヒポポも新しい楽器が増えてきて今度は鶴岡雅義さんでお馴染みのレキントギターも購入して・・・
 同じくらいの値段でダルシマも買えるので一台置いてて貰うとチューニングしなくて楽なのだが、と。
 昨日は針中野の酒屋でライブを・・目の前にビールのポスターがあって我慢するのに苦労したらしい。
 ライブの前にちょっとお腹に入れたいと地元の人の勧めで醤油味のタコヤキを・・・
 普通ならビールなのだが、お買い上げの方にもれなく付いてくる関西名物の「みっくちゅじゅーちゅ」を。
 これを飲んだところ小さい頃、風呂屋で飲んだフルーツ牛乳の感覚が・・・・その時、お腹が痛くなって・・・
 それが今回も5分くらいして・・・・・もう絶対に「みっくちゅじゅーちゅ」は飲まないと決心したらしい。
 ペーニャのマスターと音楽酒場が無くなるときっと犯罪が増えるだろうと言う話をしたとか。
 ヒポポタマスのカウンターに捧げます、意地っ張りなお酒飲みの女の子の歌と、『A Case Of You』
 もう一曲だけダルシマで、と沖縄の波照間島に戦争の時、米軍で無く日本軍が上陸して島民を西表島に
 強制疎開させ豊かな自然や生物を略奪しに来て・・・・西表に行った人たちはほとんどがマラリアで亡くなって・・・
 命からがら波照間に帰ってきた人は島には何も残って無かった、と。
 そんな悲しい内容の歌では無いが、この花が咲く時期だと『デイゴの木の下で』



 今日は一人でやろうと思ってたが思いがけなくと言うか予想通りと言うか・・・ながいようさんが来てくれて・・
 雨の中、ギターを持ってお金を払って来てくれて・・・そのお礼にDVDをプレゼントしたのだが・・
 ようさん機械を持って無い・・・・・
 ようさんはこれを機会に安い再生専用のものを買うとか・・・
 歌はディランUの頃の『ガムをかんで』
 ようさんも随分ライブを演るようになって自分の味ってのが出てきてええ感じになってきたと思う☆です。
 ながいようの『ガムをかんで』になっていました。
 続いてよしこはんが高田渡さんの想い出を歌った『ア・シ・オ・ト』を。
 もうじき4月16日・・・まる二年やね。
 ここでゲストのようさん退席。
 座ったままでやってるといろいろと・・・と、よしこはんスタンディング。
 ノリの良い『ライディング・ハイ』
 次はちょっと長い曲を、と石川逸子さんの詩に曲を付けた『地球に似た惑星にいるあなたに』
 石川さんから曲を付けてみてくれませんかと5編くらい詩をもらってその中で一番気に入った詩に曲をつけたら
 偶然、石川さんもこの詩が一番気に入ってたそうだ。
 最後の歌は今回の関西ツアーの宿、そして送迎でお世話になってる八巻秀樹さんのブルースハープを
 伴って『悪魔の囁き』・・・・


 
 二月に北海道の北見に行った時に財布を落として・・・警察に行ったら「春になったら見つかるかも」と・・
 一文無しになったのだがギターがあったのでその日のギャラで次のライブの地、渡さんが倒れた白糠の
 町へ行ってライブをして財布を落とした話をしたらその日のギャラが新しい黄色い財布に小銭まで入れてもらって・・
 本当に有り難かった、と。
 アンコールは『ミー・アンド・ボビー・マギー』
 初めは一人で歌ってたのだがブルースハープが欲しいな、と八巻さんを呼んで・・・・。
 途中で客席にもよしこはんは乱入〜〜
 

 ライブの後は楽しい反省会
 ミーハーママさん差し入れのちぢみにキムチを乗せて・・・・これが美味しいんよね
 かげやん差し入れの鯛焼きも・・・・。
 雨はまだ降りやまず・・・・傘をさして帰りました。
 家に無事帰り着くまでがライブです。


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