アレキサンドラ・セラーズ

危険な男が好き IM-66 ハーレクイン社  発刊:1985.08.20
ヒロイン:ジェード・スイート(ジャーナリスト・ニュースキャスター) ヒーロー:バーニー・マクナブ(テレビ局経営・35歳)

あらすじ
テレビの画面に映っているジェードを初めて見たのは、3、4年前のことだった。バーニーは、既に、欲しいと思ったものは何でも手に入れることが出来るようになっていた。しかし、テレビで優雅に微笑んでいる彼女は、幼かった頃、どれだけ望んでも手に入れることができなかったあらゆるものと同じような存在だった。
「目の前にいる。それなのに手が届かない」
だからといって、積極的にジェードとお近づきになるのは、怖くてできなかった。素晴らしい夢のような存在であって欲しかった。
けれども、雇った記者レオの腕にしなだれかかったジェードが、バーニーの前に現れたのだ。
レオしか見ていないジェード……なんとか、2人の間に割り込むすきがないかと、バーニーは毎晩、悶々と過ごすことになるのだった。

2カ月前に、ヘリコプターの墜落事故で恋人レオを亡くしたばかりのジェード。
つらい気持ちを持て余している彼女のはけ口となっていたのが、レオの上司バーニー。
バーニーは、レオが連れてきた恋人ジェードに一目惚れしていたのですが、そんな素振りを一切見せず、参っている彼女を支えてます。
いつか、こちらを振り向いてくれるのではないかという望みを抱いて。
そんなバーニーに対して、ジェードを得たいがために、危ない仕事ばかりをレオにあてがっていたと吹き込まれた彼女がお門違いの復讐心を抱いて、ネチネチと苛めてます。
ジェードってば、コワイヨー。
貧しくて、苦労して育ったバーニーが、過去を話す場面は切ない。
「なんにももののないところで、なにか、ひとつ手に入れるにも大変な苦労して育つということがどんなことか、口でいうのはむずかしい」