あらすじ
生まれた時から側にいたジェイズを兄と慕い、成長してからは男性として恋していたクリスティ。18歳の時に彼と結婚できて、夢が叶ったと幸せに浸っていた。しかし、それは短い間の出来事だった。時折、ジェィズが説明もなく自宅を留守にするのだ。理由を尋ねても、言葉を濁すか、上手く誤魔化されていたクリスティは、彼が不在だった晩に流産するという悲劇に見舞われた。
一番、側にいて欲しかった時にジェィズがいなかった上に、流産による処置で不妊の可能性が残ったことにクリスティは打ちのめされた。ジェイズにとって、自分はいらない存在なのだと思い込んだクリスティは、以前から申し出のあったニューヨークでのモデルの仕事に逃げ場を求めたのだった……。 |