デボラ・シモンズ

ライラックの天使 HQB-212 (株)ハーレクイン  発刊:2009.03.01
ヒロイン:アビゲイル・パーキンソン(シベルホールの新しい女主人・元コンパニオン) ヒーロー:クリスチャン・リード(モアランド子爵・建築に興味をもつ・幽霊退治の大家と見なされている)

あらすじ
思わぬ遺産が転がり込んで、アビゲイルはシベル・ホールの女主人となった。
館を売却すれば、住み心地のよい小さなコテージを購入したいという長年の夢をかなえることができる。
けれども、シルベ・ホールには幽霊が出るのだ。それも、買い手が館を検分しに来訪した時に限って。幽霊騒動のために、買い手はもちろんのこと召使いまで逃げ去っていった。
そんな状況を打開しようと、この幽霊騒動の真相を暴いてもらうために、助力を願ったのがモアランド子爵のクリスチャン・リードだった。
幽霊退治の大家である彼に強く期待を寄せるアビゲイルだったが、実際、クリスチャンの幽霊に対するの知識は「並み以下」だった。

ゆるい、ゆるいっ、ゆるすぎるっっ
幽霊騒動の調査が延々と描き出されてます。それも起伏なく。合間に、クリスチャンの下半身がアビゲイルに暴走しかかるのを止めているというか、邪魔がはいるというか、理性が勝つというか。
幽霊騒動について並以下の知識の持ち主のクリスチャンだからか、手際がもー悪いのなんの。
その上、ことあるごとにアビゲイルがその調査を邪魔をしたり。
彼女のクリスチャンに対して態度も、なんだかなぁ……どうしてそういう態度をとったのかは、最後にわかるんですが。
勉強が嫌いで、こつこつと書類を見ているのがもっとも不得意とするクリスチャン。彼って、体力バカに近いんじゃないか。
でもアビゲイルに知的に見てもらいたいと、眼鏡男子に変身したりと頑張る方向が違うじゃーんっっと突っ込んでたら、アビゲイルが「素敵っっ」と途端にのめり込んでいくんですよ。
ふむ、割れ鍋にとじ蓋。