エリザベス・ハンター

 

ガラス細工の城 L-140 ハーレクイン社  発刊:1984.08.05
ヒロイン:ジュディ・ダンカン(刺繍デザイナー) ヒーロー:ドン・ホアキン・デ・アルナンテ・エ・ピサロ(城主)

あらすじ
城内に付随する教会の装飾をまかされたジュディは、スペインまでやってきた。昨年、城主であるホアキンの妻テレサが、亡くなっており、城内には、娘のファヴィオーラ、祖母のマリア夫人、テレサのいとこレオノーラが、一緒に暮らしていた。……この家族、仲が悪いのかしら? それとも、私がスペインの高貴な家柄の事情に疎いせいなのかしら? 城に着いた早々にマリア夫人からの厳命は「レオノーラと再婚予定なのだから、ホアキンにうつつを抜かさないように」……それより、息子に、使用人には手を出さないようにと注意するべきなのよと、ホアキンにキスされたことが忘れられないジュディだった。

最初にマリア夫人が、「ホアキンはレオノーラと再婚する」と宣言したので、ジュディにとってホアキンの求愛は全て、愛人にしようと迫ってくるとしかとってませーん。なんだか、しつこいぐらい「レオノーラが、レオノーラが」と口走ってるジュディ。それだけ、レオノーラのこと気にしてるってことぐらい、ホアキンも気付けよ〜。最後までこじれて、観光名所巡り追いかけっこをする二人です。