フローラ・キッド

メキシコの花嫁 R-120 ハーレクイン社  発刊:1981.08.20
ヒロイン:ドーン・エイルウィン(出版社タイピスト) ヒーロー:セバスチャン・スアレス(下院議員)

あらすじ
目が覚めた時、ドーンは一糸まとわぬ姿で、豪華なベッドに寝かされていた。記憶が混乱する中、訛りのある英語で話しかけてくる鷲のように鋭い金色の瞳の男性セバスチャン・スアレスに詰問された。
姉ジュディを探しに、メキシコまで来たこと。道中一緒だった姉の知り合いと名乗ったファーリーとともに、ヨットに乗ったものの乗船していた彼の友人から薬を勧められ断ったところ、海に放り投げられた事をなんとか、話し終えた。パスポートも所持金も紛失している今、明日からどうすればいいのかしらと途方にくれているドーンに、セバスチャンは優しい声で
「まかせておきなさい。今日はきみの命を救った。きみは今、ぼくの手の中にいるんだよ」

海で拾ったドーンに一目で恋してしまったセバスチャン。
「生まれて初めて狂ったような恋をし、ほかのことなど考える余裕もなく」、ドーンに結婚を迫ります。
「ジュディを探してあげるから、ぼくと結婚しろ」 断れば、
「無一文、パスポート無しで明日にでも出て行ってもらうから」 そして、もう一つ付け加えておかないと親切じゃないか、と思い出したように
「そうそう、君は密入国していた犯罪人の協力者として警察が事情を聞きたがっているんだが」 うっひょー、いい性格してるわ〜♪ 清廉潔白な政治家さんなのに、がんがん脅迫してます。今すぐ抱きたい、自分のものにしたい、というのを一切、隠さない誠意(?)あるヒーローでした。
惜しいのはね……ドーンの「じゃじゃ馬度」がちょっと鼻につく領域に入りかけてるっていうことかしらん。暴力とまでは、いかないんだけど……うーん、嗜好って難しい(笑)