あらすじ
フランシスは、舞台で共演していた俳優マークと、いい仲になりかけていたが、彼が妻帯者であることを知り別れを決意した。妻とは別れるつもりだと言い募るマークに、やり直したほうがよいと諭し、未練を引きずるからと役を降りてロンドンに戻ったのだ。
端役で凌いでいたところ、ルームメイトのゾーイがフランシスにうってつけの役があると教えてくれた。
しかし、コーンウォール訛りのあるヒロイン役のオーディションを受けるために急いでいたフランシスだったが、行き道で心臓発作を起こしていた年配の女性を助けて自宅まで送り届けたり、会場のビルでエレベーターの故障に見舞われたりというトラブルに遭うのだった。
閉じ込められたエレベーター内の同乗者は、自分の容貌を鼻にかけたどうにもいけ好かない男性で、フランシスはますます自分の運が見放されたとしか思えないとため息をつくしかなかった。
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