あらすじ
20年前に父が再婚し、義母が連れてきた娘シャリーはウイットにとって、何よりも守ってあげなければならない大切な義妹となった。そのシャリーが祖父の考えに反抗して、大学入学を機に家を飛び出して3年。ウイットは、シャリーの良き理解者という立場をかろうじて、演じていた。
シャリーが美しく成長していくにつれ、妹に対する感情とは違うものが強くなっていくのをひたすら押し隠し、兄として接し続けていたが、それももう限界に近かった。
彼女がいないと屋敷は精彩を失い、ウイット自身もこのままシャリーが戻ってこないのではないかと焦燥感にかられて仕方がないのだ。
そんな中、義母が病に倒れ、屋敷にシャリーが戻ってきた。相変わらず自分を兄としか見てくれないシャリーの意識を変えたくて、ウイットは兄としての立場を崩すのだった……。
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