月夜に咲く孤独 |
JK01-08 |
MIRA文庫 |
発刊:2008.05.15 |
ヒロイン:ゾーイ・トルアックス(インテリアデザイナー) |
ヒーロー:イーサン・トルアックス(私立探偵) |
ヒロイン:アルカディア・エイムズ(ギフトショップ店主) |
ヒーロー:ハリー・スタッグ(用心棒) |
ヒロイン:ボニー・トルアックス(未亡人・2児の母・イーサンの義妹) |
ヒーロー:シングルトン・コブ(稀覯本を取り扱う書店主) |
ヒロイン:ダーリア・ラドナ(ネルソンの妻) |
ヒーロー:ネルソン・ラドナ(セキュリティ会社経営) |
あらすじ
弟が殺害された11月はただひたすら滅入る。未だ自分の中で折り合いがついていないし、成し遂げた復讐で一線を超えてしまった暗い感情に引きずり込まれるのだ。
完全に不眠症となっているイーサンを、ゾーイが気にかけてくれることが一筋の光明かもしれない。イーサンの身を案じて、安全グッズ、健康グッズ、健康食品をそっと差し出してくるのだ。
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アルカディアの元夫(スキー事故で生死不詳)が暗躍しはじめたことに端を発して、イーサンもまた探偵業に勤しむ事となります。弟が殺害された月、復讐を成し遂げた月ということで11月は精神的に不安定な時期となっています。なんとか、ゾーイに迷惑をかけないておこうとするイーサン。そんな彼を支えようとする、ゾーイの包容力がいいんですよー。反対に、自分の特殊能力に不安定になるゾーイをイーサンがしっかり抱きとめて本当に素敵なカップル。
アルカディアとハリーのカップルも魂の片割れだと互いに言いあってて素敵だし、ボニーとシングルトンのゆっくりと積み上げていく関係も読ませます。
ボニーの子ども、長男ジェフとシングルトンとの心の交流場面もオススメ。
あと、イーサンの商売敵(?)であるネルソン・ラドナが、妻の浮気を疑って迷走しかけ、その顛末を教えてもらっている様子が可愛くて、すごく好きな場面です。 |