ジョアンナ・スコット(ジョアナ・スコット)

NO.
題 名
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L-12  風にゆれるバラ  花屋の共同経営者と身元不明の会社員・酔っている隙に挙式
L-61  愛のメリーゴーランド  ピアニスト志望の令嬢とハイテク産業経営者(乗っ取り)・片思い・政略結婚
L-78  愛は小説のように  秘書と証券会社経営者・中年に見えるよう扮装
L-110  哀愁  歌手志望とレコード会社経営・子どもの親権を立てに結婚を強要
 自立の道を得ようとレコードデビューを目指す
L-256  メキシカン・マジック  室内装飾家とメキシコの大富豪・極度の日焼け・ドレスを見立てる
 異文化に馴染んでもらおうと至れり尽くせり・幼馴染みの女性の暗躍
IM-88  つかのまの恋  海洋生物学者とFBI捜査員・真夜中の岸辺・甥が誘拐される・狙撃
N-94  チャペルで誓いを  アンティークショップ店員と不動産業経営者・父親が重度の心臓病・日焼け
 地域一帯の開発計画・7年前の誕生パーティでの侮辱・胃もたれ・貧血
N-139  パープルのさざ波  財界出版社の一流記者と名家の御曹司兼化学工業の経営者・父親の暗躍
 恋人同士の元サヤもの・流産・会社倫理の不正を正す
N-167  ハート・マジック  弁護士と巨大複合企業の経営者・保険業務の意見の食い違い・解雇の手紙

風にゆれるバラ L-12 (株)サンリオ  発刊:1981.12.05
ヒロイン:ローラ・キャナディ(姉妹で花屋を経営・22歳) ヒーロー:デービッド(身元を明らかにしない会社員・35歳?/本名デービッド・ジョナサン・ラティマー・世界有数の多国籍企業のトップ

あらすじ
郵便物のチェックをするために休日出勤をしてきたデービッドは、会社のロビーを飾っている植木鉢に話しかけながら楽しそうに手入れをしている若い女性から目を離すことができなかった。華奢な骨格に透明な肌をもつ彼女は、まるで陶器で作られた人形のような趣がある。色のあせたジーパンと体にフィットしているシャツは、彼女の女らしい曲線を隠さなかった。
「きみは、いつもそうやって植物にはなしかけているのかい?」
デービッドに突然、話しかけられた彼女が振り向いた。
ローラと名乗った彼女がはにかみながらも、会話を楽しんでいる様子にデービッドは気を良くしかけた。しかし、彼女の口からある人物に対しての辛い批評を聞かされ、考え込んでしまった。
自分の本当の身分を明かせば、すぐにでもローラは逃げ去ってしまう……。
そう、判断したデービッドは彼女を自分のテリトリーに連れ去るために画策し、強引に誘い出すのだった。

お酒に弱い対質の上に、風邪薬も飲んでいたことから盛大に酔っぱらってしまったローラをこれ幸いと結婚式まで挙げてしまう即断力の持ち主であるデービッド。
しかし、まさか、その結婚式のことをこれっぽちもローラが覚えていなかったことには気付かず、お金を持って逃げ去った彼女を金目当ての人間だったと誤解して傷つけていくこととなります。
デービッドがとる冷然な態度に傷つくローラは、彼を避ける行動に出て、更に2人の仲はこじれていくばかり。
離婚してほしいと懇願するローラに、姉が結婚する相手の仕事を潰してやると脅しをかけ、
「まだうまくやれば離婚にもっていけると思っているんだな。だが何度もいうように、わたしにはそんな気持ちはさらさらない。つまらない考えはいいかげんに捨てたらどうだ?」
束縛しまくってますよっ♪


愛のメリーゴーランド L-61 (株)サンリオ  発刊:1983.01.05
ヒロイン:シンディ・テンプルトン(ピアニスト志望・令嬢・22歳) ヒーロー:ボイド・ハミルトン(ハイテク産業経営者・シンディの父が興した会社を乗っ取る?・電子工学の俊才・35歳)

あらすじ
11年前に出会った時、シンディはまだ11歳。会社にいる父の元に遊びに来ては、こぼれるような笑顔を振りまくシンディの楽しそうな様子にボイドは、
「これまでずっと機械と数式のなかで生きてきた孤独な若者にとって、見るだけで楽しくなるきみの存在が、どんなに大切なものだったか」
長い金髪をお下げ髪にしていた少女は、見る見るうちに美しい女性へと成長していった。
そのころ、シンディの父が経営する会社の業績は芳しくなかった。銀行が渋りながらも融資をしてくれていたのは、ボイドが会社にいるからだけだ。彼が辞めてしまえば、会社は倒産だった。
何としてでもボイドを繋ぎ止めるためには、手段を選んでなどいられない。
だから、ボイドが娘に深い思いを抱いているのは、好都合なことだったのだ……。

シンディとボイドとの年の差、13年。
シンディに会えるというだけで、転職することもなく勤務しているボイドをさらに繋ぎ止めようと、シンディの父親は計略を練ることとなります。
大学卒業後に、シンディとの結婚を許すことを餌に、ボイドを会社に取り込むことに成功するのですが……。
気位の高いシンディがことの真相を知らされて唯々諾々と従うわけもなく、子供っぽく抵抗しまくってます。
想い続けたシンディをようやく自分のものにできる歓喜の中にいるボイドは、彼女の複雑な心情にまで思いやることができず結婚生活はこじれたまま突入。
そして、ボイドの「昔の知り合い」である女性が登場し、シンディの周囲には大学時代の先輩指揮者がうろちょろ。
シンディが自分の前では笑ってくれなくなったことに気付いたボイドの苦悩ったら、もうっっ!!


愛は小説のように L-78 (株)サンリオ  発刊:1983.05.05
ヒロイン:サマンサ・ローリマー(秘書/愛称サム) ヒーロー:コリー・タルボット(証券会社経営・35歳)

あらすじ
業績が右肩上がりに伸びていく中、長年、勤めてくれている秘書ハリソン夫人が携わる業務が多岐に渡り出している。オフィスマネージャーとして勤務しているも同然の彼女が、コリーの専属秘書をするのは無理が来ていた。
だから、社内の秘書待機組から、良い人材を割り当てようとしたのだ。しかし彼女達では、秘書以上の何かをコリーから頂けるのではないかと期待して仕事にならないことが判明するだけだった。
求人広告を新聞に出したところ、多数の応募が殺到した。その中で、ハリソン夫人のお眼鏡にかかったのは、ひどいとしか言いようがない洋装と厚化粧をした薹の立った女性だった。
サマンサ・ローリマーと名乗ったその女性は、確かに、身なりはみられたものではなかったが有能だった。
そして。眼鏡の奥に隠れている青い瞳は魅力的で、不格好なスカートからちらりと見える脚に視線は吸い寄せられる。
ぼくは、訓練兵のような格好をした彼女を手に入れたいと思っているのか……?

セクハラをされて、上司の頬を思いっきりひっぱたいて会社を飛び出したサマンサは、就職先を探すことに四苦八苦。サマンサはモデル並みの容貌が邪魔をして、頭が空っぽの女性と思われています。この一目をひく容貌を隠せば、仕事にありつけるかもと厚化粧をし、不格好な衣装を身にまとうこととなります。そうして、得たコリー・タルボットの専属秘書としての仕事は、やりがいがあり、将来の展望も立ちやすいことに心が弾みます。
しかし、うまくいっていた変装は、サマンサの肌荒れやなんやらで頓挫し、コリーにサマンサの美貌が知れ渡ることに。
嘘をつかれ、怒り心頭のコリーは、免職もやむなしと思っているサマンサを側に留めおくために無茶な言い分や、果ては転職など絶対に成功させる気はないと脅しをかける始末。
男性に対して不信を抱き、仕事に生きることに努力を惜しまないサマンサを手懐けようとするコリー。勉強だからとかこつけて、社長室に呼び入れ、座った彼女を机と自分の身体で囲い込み、のしかかるようにあれこれ助言を与えている姿は、悪い奴ですなー。
サマンサに指摘されたら、あれだけ好き放題に深いキスをしまくっているくせに、君には全く興味ないと言いきってたりするんですよ。
初心なサマンサが混乱しまくってます。


哀愁 L-110 (株)サンリオ  発刊:1984.01.05
ヒロイン:リンダ・ブラウン(歌手志望・20歳?) ヒーロー:ジェイソン・レイノルズ(レコード会社経営)

あらすじ
あの夜、思わずしてしまった自分の見下げ果てた言動を、ジェイソンはひたすら悔いていた。
パーティ会場で見かけた純真そうな若い女性を、騙して外に連れ出し、そのまま言いくるめてベッドを共にした。
彼女が初めてだったとことに気づいた時には遅かったのだ。
自分のしでかしたことが余りに後ろめたくて、動転したまま、あろうことか彼女に向かって口汚く罵ってしまった。
翌朝、目覚めた時には既に、彼女は姿を消してしまっていた。
優秀な探偵を雇い、彼女を必死になって探し続けてもう1年半が経つ。
彼女が見つかったあかつきには、平身低頭謝って何とか許してもらい、できれば……。

杳として行方の知れなかったリンダを偶然、見つけ出せたのは新聞広告から。
新聞広告で、リンダは名画そっくりのポーズをとっていて、その腕に赤ん坊を抱いています。
広告を突破口に、彼女が働いている店を探し出し、舞台で歌を披露している姿を食い入るようにジェイソンは見つめることとなります。
この一年半の苦闘がしのばれるほど、彼女は痩せ細っていて、ジェイソンの罪悪感は更に増すのですが……。
相変わらず、リンダに対して優しい言葉をかけることができないジェイソンは、墓穴を掘りまくり。
自分が悪かったと、心の底から思っているのに、何故か態度がでか過ぎ(苦笑)
でも、また姿を消してしまうのではないかと不安で仕方のない彼は、毎夜、彼女が深く寝入った姿を確認せずにはいられません。
たまたま、喉が渇いて水をのみにキッチンに行っていたところに、寝室を覗き、リンダの姿がないことに慌てて屋敷の外へと走りでるジェイソン。
いつか、許して貰えることが出来たならと殊勝なことを願いながら、実際は、強引に迫っていってしまうのでありました。


メキシカン・マジック L-256 ハーレクイン社  発刊:1986.12.20
ヒロイン:ティミー・ジョンストン(室内装飾家) ヒーロー:ドン・リカルド・デ・ヒダルゴ・イ・マルチネス(メキシコの大富豪)

あらすじ
リカルドが手がけているアメリカ人向けの夏の別荘の建設は、室内装飾をする段階に入っていた。
このプロジェクトの設計主任であるティモシー・ジョンストンが、最適な室内装飾家として推薦してきたのは息子のティモシー・ジュニアだった筈だ。
その室内装飾家が現地に到着したとの報告があったが、今、この胸の中に飛び込んで来たのは、どう見ても流れるような赤い毛が肩までかかった美しい女性だった。ほっそりとした肢体と繊細な表情を映す美しい緑色の瞳が、リカルドを見上げている。
リカルドは、必死に身をもがいて自由になろうとする彼女の腕をしっかりと捕えるのだった。

経験の積んだ男の余裕をみせて、ティミーが異文化に慣れるまで強く求愛するのは控えようと思ったリカルド。
でも、ティミーに初めて会った時から、彼女の何もかもが欲しくてたまらなかった彼は、つい、情欲が燃え上がってます。
初心なティミーの固いつぼみを花開かせる楽しみに、激情を我慢しているリカルドがねー、なんとも艶っぽくて。
ティミーが異文化になれるよう、屋敷で快適に暮らせるよう心を配るのですが、時間が経てば経つほどに、彼女との間に溝ができるばかり……何故だ!?
それは、家族同士で付き合いのある幼馴染みのカルロッタが、ティミーにリカルドを盗られまいと画策したのが原因となってます。カルロッタは、リカルドの女遊びの激しさや自分が婚約者に近い間柄であることをことあるごとにティミーに吹き込んでます。
リカルドの抑えきれない情熱は逃げ腰になっているティミーに向けられ、彼女は魅力ある男性が真剣になった時、逃げることができないということを身をもって知ることとなります。
リカルドの抑えきれない激情とか、ティミーに手を出してくる他の男性陣に対する徹底した排除も美味しいし、異性とのお付き合いをしたことがなかったティミーの動揺ぶりもいいです。
それに、アメリカに逃げ帰ったティミーをクリスマスイブに追いかけてくる展開も大好き。
「あなたはわたしの望むすべてだ。あなたも同じことをかんじてくれていると願うのみです。そうでなかったら、わたしはどうしたらいいのだろう?」


チャペルで誓いを N-94 (株)サンリオ  発刊:1985.04.15
ヒロイン:キャリン・アンドリューズ(アンティークショップ店員・23歳) ヒーロー:ルーク・マッケイ(不動産業経営・30代前半)

あらすじ
やり手の不動産業者として成功をおさめたルーカスは、巨万の富をその手に掴み取った。
金で買えないものは、何もない。
先祖が遊蕩の末に手放した土地、建物、全てのものを取り戻し、そして、あの時、見下してきた輩を見返してやる。
そんな復讐心を奥深く潜ませていたルーカスの前に現れたのが、あのアンドリュース家の一人娘、キャリンだった。
ルーカスは、物思いに沈んでいる華奢な彼女から、目を離す事ができなかった。
7年前、ルーカスの弟トムはキャリンの17歳の誕生日に招待され出向いたものの、門前で執事に追い払われた。あれは家族の誰もが忘れることのできない屈辱的な出来事だったというのに……。

父親が病に倒れ、その静養が長引いているおかげで、アンドリュース家の家計は破産寸前。
大きな屋敷の維持費を、アンティークショップの店員であるキャリンの稼ぎから捻出できるわけもなく、早々に引っ越したいのがやまやまなのですが……。父が、そのことを知れば、今度こそ心臓が止まってしまうかもしれない。そんな恐れから、ルーカスに父が生き長らえている間、屋敷に住むことを条件に、建物の売却を受け入れることを伝えます。
彼女を見初めたルーカスは、あらゆる機会を捕えてキャリンを押し倒そうと迫ってます。プレイボーイと名高い彼が猪突猛進で迫ってくるわけですよ。そりゃもう、キャリンが怖じ気づくのは当然で必死にルーカスに惹かれていく気持ちを抑えようとしてます……が、あっという間に押し切られてます。
そのまま、婚約発表まで押しきり有頂天になったところに落し穴が。
過去の因縁をトムが酔った勢いで暴露し、婚約はご破算。なんとか説明をしようと奔走するルーカスですが、愛を告げる前に、やっぱり押し倒すことから始めるもんだからこじれてます(苦笑)
ルーカスの側には昔からの知人である女優が絡みつき、キャリンには父親同士が親交しているという繋がりがある不動産業者がお付き合いを深めようとうろうろ。互いに嫉妬はしているんですが、ルーカスの威嚇は凄みがあります。
キャリンを獲得するために、あらゆる手を打とうとするルーカスは素敵。


パープルのさざ波 N-139 ハーレクイン社  発刊:1986.03.05
ヒロイン:メーガン・マーラー(財界出版社の記者・26歳/愛称メギー) ヒーロー:マーク・フレモント(化学会社の経営者・名家の御曹司・34歳)

あらすじ
あれ程、2人は愛しあっていると思っていたのに、メギーはマイクから立ち去ってしまった。
ニューヨークで、ジャーナリストの勉強がしたいと言っていた彼女は、金目当てにマークと付き合ったのだ。
マークの父親から手切れ金をせしめ、ニューヨークに行った彼女は、一流の財界出版社に勤務する、敏腕の記者となり、再びマークの前にあらわれた。
彼女は8年前以上に美しく、マークは未だに彼女に囚われていることに気づかされるのだった。

8年前、2人が別れることになった原因は、マークの父親ルイスの汚い策略が原因となっています。その犠牲となったメギーはニューヨークに去ります。お腹の中に宿っていた赤ちゃんも流産してしまうというつらい体験まですることに。
父親の策略にまんまとひっかかったマークがお坊ちゃんだったわけでして、本当に、真っ正直な性質。品性下劣な人間が、猫をかぶっているのを見抜けなくて、それって大企業のトップとして大丈夫なんだろうか(苦笑)
その分、騙されたと気付いた時の反撃は苛烈です。
あと、くらいついたら離れない粘着タイプ(笑)
メギーへの思いが深い分、ところ構わず迫っていくマークの熱さは充分なのですが、彼の両親の俗物的な上流階級意識の矢面に立つ事になったメギーのつらさを最初は理解できていないのが、かなりイライラ。
生涯を誰と共にしたいのか。メギーを選んだマークは、両親に最後通牒をつきつけております。


ハート・マジック N-167 ハーレクイン社  発刊:1986.10.05
ヒロイン:ケイト・ハワード(保険会社の主任弁護士・27歳) ヒーロー:グラント・ブローリー(巨大複合企業の経営者・36歳)

あらすじ
尊敬する父が亡くなった。父が創設したアソシエイテッド保険会社を継げると信じていたケイトは、現実の厳しさを思い知らされることになった。
2年前から、引退した父の代わりに会社を順調に運営していたケイトに何の相談もなく、未亡人となった義母リラが会社を売却してしまったのだ。
新しく社長になったのは、巨大複合企業の経営者であるグラント・ブローリーだった。
アソシエイテッド保険会社の一介の主任弁護士となったケイトが会社の方針で意見する度に、グラントがとる態度には、前社長の娘が我が儘をわめいているという理不尽なものが漂っていた。

亡き父親が仕事にのめり込んでいるケイトを心配していろいろと画策してます。本人の了解も得ずに、父親の死後、いきなりその画策をつきつけられるのが……仕事もできる有能な娘に対して、あんまりな仕打ち。それも、仲の悪かった義母リラを立てる形になっているのが、なんともムカムカ。
グラントは要求ばかりをつきつけて自分は一切、譲歩せず、ケイトの有能さを知っていながら、それを生かそうともせず、お嬢さん扱いに終始していて、ムカッ。
母親(愛人と派手に遊び回っていた女性で、自宅で同衾していたところ夫に射殺される)や婚約者(顔のいい俳優と懇ろ)に裏切られ、女性に対して信頼することができないのはわかるし、
「 ケイトのことを信じてもいいのだろうか?」と、悩んで自問しているのが随所に書かれているので、一概にグラントに対してムキーーッとはなれないんですが……それでもなー。
ケイトが必死になっていることを軽んじる態度は、侠気がない。
怒りにまかせて、ケイトを解雇する手紙を書いた後、撤回しようと慌てる場面がもう少しボリュームあったら楽しかったのになー。


つかのまの恋 IM-88 ハーレクイン社  発刊:1986.01.20
ヒロイン:メリンダ・ファンチャー(海洋生物学者・大学で教鞭をとる・29歳/愛称メリ) ヒーロー:ジャッド・トンプソン(FBI捜査官)

あらすじ
FBIの潜入捜査官であるジャッドは、政府が開発している新しいジェット機の設計図に関する情報漏洩の事実を掴んだ。
取引きが行われる海上のトロール船に中東のエージェントに扮して乗り込んだジェッドだったが、正体がばれ、夜の海に飛び込まざるを得なくなるのだった。
岸に向かって泳ぐジャッドに、容赦なく一斉掃射浴びせかけられた。何とか、岩場にたどり着いたジャッドに向かって女の押し殺した声がかかった。
「こっちよ」

ハワイで長期休暇を楽しんでいた海洋生物学者のメリは、熱帯の海洋生物の研究をする上で重要な資料となる標本採取をしていたところに、ジャッドと出会います。
岩場で出会ったジャッドを宿泊しているホテルまで連れ帰り、撃たれた傷の手当てをし、追っ手からかばい、その身を案じている内に、無視できないものがメリの心中に芽生え始めます。
ジャッドが、ようやく探し当てた、一生を共にしたい男性だと気付くメリ。
しかし、危険な職業に身を投じている自分に、妻子はもちろんのこと、継続的な親密関係はいらないとジャッドは思い込んでいます。
ジャッドが、メリを切り捨てるような言動をとるたびに、深く傷ついていくメリ。
メリの7歳になる甥のボビーが、誘拐された事件も絡めて、ジャッドがこれからの人生をどう生きていきたいのか……悩みながら決断していくこととなります。
メリの母親が、自分勝手な人物で、メリを傷つける言動を取りまくる場面があって、ジャッドは彼女の心中を思ってつらくなってます。それだけ、メリのことを思いやっているのに、もうすでに彼女を選んでいるのに、置き去りにするんだよね……。