クリスティン・ジェイムズ
キャンディス・キャンプ名義の作品あり。

テキサスから、愛 コンテンポラリーロマンス16 日本メール・オーダー  発刊:1985.03.05
ヒロイン:アレクシス・ストーン(弁護士) ヒーロー:ブラント・マクルア(牧場主)

あらすじ
父親アレック・ストーンに認めてもらおうとアレクシスは、生活の全てをストーン石油に捧げていると言われても過言ではなかった。そして、今回も父からの突然の命令で、ブラント・マクルアが所有する土地に埋蔵されている石油の掘削の為のリース契約をとってくるためにテキサスに飛ぶことになった。リース契約を取るために、何が何でもとベトナムで行方不明となっているブラントの息子ポールの身柄と引き換えという案まで用意する父親のやり方に、アレクシスはどうしても納得がいかなかった……

ブランドの母親が、アレック・ストーンになびいたからという理由もあって、ブランドのアレクシスに対する態度は、氷点直下の最悪。アレクシスのすること為すこと全て、悪い方に取ってしまって、アレクシス苦労しまくってます。
善意が理解できない彼の悪口雑言、やりたい放題に近いせまり方……アレクシスが、ブラントを信頼できるわけがない。
ということで、二人の仲、わくわくするぐらい(マテ)とってもこじれます。ブランドの元を逃げ出したアレクシスを、憔悴するほど落ち込んだ後に追っていくので、本当に私好み♪


快楽の園 IM-63 ハーレクイン社  発刊:1985.07.
ヒロイン:ステファニー・タイラー(ノンフィクション作家・未亡人・28歳?/愛称ステフ) ヒーロー:ネイル・モラン(アメフト選手・32歳)

あらすじ
親友であるタイが、脳腫瘍を患って急死してから一年が過ぎた。
その期間は、ネイルが、タイの最愛の妻ステファニーが嘆き悲しむのを側で支え続けた日々でもあった。
四年と半年もの間、ネイルは手に入る見込みのない女性に思いを寄せ続けていた。
タイが自分の恋人だとステファニーを紹介してくれたあの時から、叶わない恋に身を焦がしていたのだ。
ステファニーという最上の存在を知ってしまった今、他の女性に目が行くはずがなかった。
だから、タイが亡くなった時、
「これで彼女を手に入れることができる」
そんな考えが頭をよぎったのも事実だった。親友を裏切ったという罪悪感を抱えながらも、それでもステファニーのことを諦める気にはなれなった。

親友(タイ)の奥さん(ステファニー)に一目惚れしてしまったネイル。その深い思いを隠して、今まで通りの友だち付き合いを続けます。
タイが亡くなった後も、嘆き悲しむステファニーをひたすら、支えた一年間。
彼女が抱える悲しみが昇華されていくのを待ち続けます。
そして、彼女が最愛の夫を失った悲しみから抜け出し始めたようだと気付いた時から、夫の親友という立場から恋人昇格を目指して動き始めます。
4年半もの間、隠していた恋情は、一触即発状態となってます。今すぐにでも、ステファニーを自分のものにしたいと焦る本能をなんとか抑えようとする理性。
しかし、理性は負けっぱなしでして、余りの性急さにステファニーを怯えさせる始末。ということで、猛反省をしたネイルは、
「きみが望むようにゆっくりいこう。いいね? 心の整理がつくよう時間をかけよう」
丁度、アメフトのシーズンが始まる直前で合宿や親善試合があったりと米国中を移動しないといけないため、ステファニーに考える時間を与えることができたわけですが、近くにいたらそんな悠長なことは言ってられなかったかと(笑)
最愛の人を失ったことで、再び、愛する人ができるのを怖れているステファニーに対して、ネイルが最後まで頑張ってます。
メモ:素っ裸に毛皮のコート。レインコートの下にポルノまがいの衣装。


さよなら片思い N-276 ハーレクイン社  発刊:1989.01.
ヒロイン:エミリー・タウンゼント(弁護士秘書・30歳) ヒーロー:アダム・マーシャル(弁護士・3人兄弟の長男・37歳)

あらすじ
アダムにとって愛するキャシーとの結婚生活は、一生続くものだと思っていた。キャシーが、アダムの弁護士としての仕事に対して何の興味も示さず、それどころか自分を蔑ろにしているとなじることが多くなってきても、2人の愛情は揺るがないものだと信じきっていた。
そう信じていたのは、アダムの方だけだと知らされた時には、死にたくなるほどつらかった。キャシーが突如、離婚したいと言ってきた半年も前から、彼女は不倫を重ねていたのだ。
8年間の結婚生活はあっけなく終わりを告げた。
離婚の痛手は、 アダムをむしばんだが、この2年間、仕事に埋没することで何とか乗りきりつつあった。
同僚でさえも顔をしかめるほどの無茶苦茶なペースで仕事をするアダムを、文句も言わずに支えてくれたのが生真面目な秘書のエミリーだった。
長引いた会議を終えようやく事務所に帰り着いたアダムが見たのは、何事にも穏やかなエミリーが泣いている姿だった……。

30歳の誕生日をもう迎えてしまったのに未だに男性経験のない自分が憐れで仕方がないと、エミリーはかなり神経質になっています。そしてこの10年間、アダムに片思いを続けている空しさを噛みしめて、つい涙がポロポロ。 その瞬間を、当のアダムに目撃されたところから、物語が転がっていくこととなります。
エミリーが泣いている原因を聞き出したアダムは、自分が最初の相手になろうと申し出ることとなります。
週末を一緒に過ごし、女としての自信を身に付け始めたエミリーは、男性が振り返らずにはいられないような女性に変身。そんな彼女に心奪われていくアダム。
2人の仲が順調に進展していくのですが、別れた妻キャシーの再婚が暗礁に乗り上げているという噂が耳に入ったり、エミリーの存在がアダムにとって何であるのかが彼自身にもわからないという恋の悩みに突入したりと、紆余曲折が降りかかった展開。
最終的には、アダムのことを身勝手にも捨て去ったキャシーが、再度、彼の元に戻りたいと頭を下げてくる場面もあり、ぐいぐいと読ませてくれます。
メモ:次男ジェームズ(連邦法務局刑法担当・35歳)、三男タガート(銀行役員という席にあるが遊び暮らしている・32歳)