リアン・バンクス

プリンスの求婚 SB-5「花婿に恋する日」所収 (株)ハーレクイン  発刊:2005.01.20
ヒロイン:ソフィー・ハートマン(シュミレーションソフト開発者・30歳) ヒーロー:アレクサンダー・デュモン(ヨット製造事業経営・マルソー公国王子/愛称アレックス)

あらすじ:デュモン家の恋人1
遺伝子研究に提供した精子が、まかり間違って体外受精用に回され、既に女性が妊娠していると側近から聞かされたアレックスは、義務感から独身に終止符を打とうと決意した。
妊娠させてしまった女性ソフィーに対して責任を取る。
ソフィー・ハートマンに関する書類一式を前にして、 アレックスの頭脳は計算し出すのだった。

突拍子もない夢物語ですが、まぁ、ハーレクインだし(笑)ということで、気楽に読めた作品。
義務感から結婚しなければならないと決意するアレックスの思考回路が今一つ理解できなくて(ソフィーにも理解できない)求婚すればすぐにでも受けてもらえるものだと思い込んでいる天狗の鼻をピシッと指で弾きたかった〜。
そのあたりの「しつけ」 をソフィーが自然としてくれているので、読後感は○。


恋を封じたプレイボーイ D-1017 (株)ハーレクイン  発刊:2004.01.05
ヒロイン:ゲイル・フェントン(コンピューターサイエンスの学位をもつナニー・25歳) ヒーロー:ニコラス・バロン(最高業務執行責任者・35歳)

あらすじ:バロン家の受難I 【II】 【IV】
付き合っていた女性ダニエルに求婚しようと指輪を用意していたニコラスの耳に入ってきたのは、友人と電話で得意げに話している彼女の声だった。
「今夜、大物を仕留めることになりそうよ」
ダニエルとの別れは修羅場になった。2年前の出来事を思い出せば、未だに怒りが湧いてくるが、それ以上に今の状況が腹立たしかった。
ダニエルが、ニコラスの娘を産んでいたことが十日前に判明したのだ。彼女が事故死しなければ、自分に娘がいたことを一生、知ることが出来なかったに違いない。
娘モリーを引き取ったニコラスの生活は、混乱の極致にあった。母親が突然いなくなり、怯えてただ泣き続けるモリーを、慰める術がニコラスにはないのだ。
仕事にも忙殺されているこの状況下で、ニコラスはナニーを雇うしかないという結論に至った。
面接にやってきたのは、手に負えない赤い巻き毛をなんとか整えようとしている若い女性ゲイルだった。

なついてくれない娘モリーに挫折感いっぱいのニコラス。そんなニコラスとモリー父娘の橋渡し役となるゲイル。美人ではないけれど、側にいるだけで癒される雰囲気をもつ女性らしいです。
身長172センチという長身で、バレーボールが上手くて、コンピューターサイエンスの学位をもつナニーなんて、有りえないよーというのは、まぁ置いとくことにしましょう。
でも、ゲイルのおしゃれとか異性関係のセンスは原石のまま(ありがちです)
このセンスを磨くために、「ゴッデス」という雑誌(女性週刊誌みたいなもの?)の特集を実践することを夢見てます。 で、その特集記事に書いてあった提案について、ニコラスに本当に、女性は実践しているのかどうか確認してみたり。
「あら、大変、パンティをつけてくるのを忘れちゃった」 と見知らぬ男性に言えるかどうか……ニコラスはゲイルが言えないことを願うばかり(笑)
二人の仲が微笑ましくも熱々に進展していきます。ダニエルに傷つけられたニコラスの女性不信が癒されていく話となっております。
メモ:ニコラスの結婚披露宴で、4女マリア、宿敵コンティ家のスティーヴンと抱擁。


ひとときの恋人 D-1085 (株)ハーレクイン  発刊:2005.06.05
ヒロイン:キャリー・ニュートン(絵本の挿し絵画家・海兵隊員であった夫を亡くしたばかり) ヒーロー:ブロック・アームストロング(元海兵隊員・建築士)

あらすじ
海兵隊員であるブロックは砂漠での任務中に、爆発した地雷のおかげで重傷を負った。数ヶ月の物理療法を受けても、足は後遺症が残るかもしれない。それでも、命を失うことはなかったのだ。
ブロックの側にいた、同僚のロブは、最愛の妻の名を呼び続けながら亡くなっていた。
「キャリーを助けてやってくれ。世間から離れて、自分の殻に閉じこもってしまわないように……」
任務の合間に惜しげもなくキャリーの写真を見せながら、ロブから彼女の仕出かした逸話の数々を聞かされるのは、ブロックにとっても楽しみの一つだった。
写真ではいつも笑っていた彼女は、ロブがいなくなった今、涙にくれているに違いない。ブロックは退院後、突き動かされたかのようにキャリーの家を訪ねるのだった。

10歳の時から幼馴染みだったロブと結婚したキャリー。子ども時代の悪さも、楽しみも、分かち合って成長してきた最愛の人を失って、茫然自失の状態にあります。他人と接するのを避けて、世捨て人のような生活をしていたところに、ロブの同僚であったブロックが訪ねてきます。
虚ろなキャリーをなんとか社会復帰させようとブロックが、あの手この手で世話を焼きだすこととなります。
結婚していたとは言え、夫に手を引かれて成長したキャリーはある意味汚れを知らず、可憐。対して、くる者拒まずで派手な女性遍歴のブロック。
二人が惹かれあっていく中で、ブロックはかなり自分の性衝動を抑えようと鋭意努力されてます。