レイ・マイケルズ

大人になるまで I-346 ハーレクイン社  発刊:1987.03.05
ヒロイン:ブロディー・マッケンジー(声楽専攻の大学生・20歳) ヒーロー:ドルー・ハモンド(弁護士・33歳)

あらすじ
婚約者のジェリーとブロディーは互いに大学生だけど、この夏休みに結婚式を挙げるつもりだった。ブロディーの願い事ならなんでも、叶えてくれる後見人のドルーに報告すれば、すんなりと結婚できるものだと彼女は思っていた。
しかし、事は彼女の思うようには運ばなかった。確かにドルーは反対を唱えなかったものの、学費や生活費の援助の打ち切りということを彼女に告げてきたのだ。
何もかも自分たちでやっていかなければいけない。そのことをジェリーに告げても、二人の間にある愛情は変わらないと思っていた彼女に向かって、怒りに駆られ豹変した婚約者の拳が振り下ろされようとするのだった……。

後見人もの。
大事に大事に見守って甘やかしていたブロディーを、能力の何も無い最低な男ジェリーに連れ去られかけて、ドルーってば裏でいろいろとしでかしてます。
「父親からの遺産は何も無い」「援助しているのは自分だから、結婚すればそれも打ち切り」と、ジェリーに告げるんだよね〜。お金目当てのジェリーは馬脚を現して、ブロディーに暴力を振るいかけるという致命的なチョンボ。まんまと、追い払われてます。
それでもジェリーのことが忘れられないブロディーに、歯がゆさ一杯のドルーがとっても気の毒な展開が続きまくり。まぁ、ブロディーを甘やかして育てたドルーにも責任があるんだけど(苦笑)、甘ったれたお嬢さんヒロインが挫折を繰り返す物語……。


孤独からの旅立ち I-364 ハーレクイン社  発刊:1987.06.05
ヒロイン:ゲイル・L・ブラドレー(秘書・26歳) ヒーロー:ジャレッド・ローガン(コンピューター会社経営・銀行家の次男)

あらすじ
ローガン・エレクトロニクス社に勤めて2年。
ゲイルは、秘書の見本のように、ジャレッドのために働いていた。本来、秘書の仕事とは言えない彼の交際相手への「テーブルの予約、切符の手配、翌朝の花」という心配りまで、彼女が采配していたのだ。
何よりも、結婚することを避けている独身主義のジャレッドにとって、媚びてこない秘書の存在はありがたいものだった。
そして、今、彼女は、会社のこれからの発展に何よりも必要な存在となった。
買収しようとしていた会社の経営者ラッセル・グレンが、こともあろうに自分の娘クリスタルとジャレッドが結婚すればよいという希望を仄めかし始めたのだ。
結婚する気などさらさら無い上に、あの我が儘娘を押し付けられては叶わない。
ジャレッドは、悠然と笑みを浮かべて自分が秘書とどうやって恋に落ちたかを先手必勝とばかりに語りだした。そして、念押しとばかりに、別荘にグレン父娘を招待するのだった。
「今度の週末は、僕とフィアンセが歓待しますよ」

偽装婚約もの。
7年前、初恋の男性クレイグを癌で亡くしてから、ゲイルは喪に服したような生活を送ってます。クローゼットにある服は黒ばかり。他の男性に見向きもせずに、クレイグがこうあって欲しいと願っていた女性であり続けてます。生真面目で堅苦しいゲイルを偽装婚約の相手に選んだジャレッドは、彼女から女性らしい反応を引き出そうと何故か最初から躍起となってます。
ジャレッドの挑発に乗らないよう踏み止まっているゲイルの背中を、彼の義姉エリザベスが勢いよく押したりと、ゲイルが身にまとっていた殻はどんどんと破れていきます。
2、3日で済むはずだった偽装婚約は、数ヶ月に渡ることになり、その間にジャレッドの誘惑にさらされて、もう何が何だかわからないーと、混乱しているゲイルが可愛い。
見事、会社の買収も成功し、偽装婚約の終了となった時、そのまま婚約が続くと思っていたジャレッドの鼻っ柱に指輪を突き返すゲイル。
振られて意地になったジャレッドは、依然と同じように頻繁に女性を変えてデートを重ねたりして傷心を紛らわそうとするのですが、最上の存在を知った今、他の女性など何の意味も無いということを思い知っただけ。
「僕にもう一度、チャンスを与えてほしい…」と、懇願するジャレッドがグー。
メモ:エリザベス・ローガン(ジャレッドの兄嫁・妊娠中)


めぐりくる春 I-750 ハーレクイン社  発刊:1992.10.05
ヒロイン:キャシディ・アダムズ(新聞記者・学生寮の監督・25歳) ヒーロー:リード・キャバノー(建設会社社長)

あらすじ
同棲していた相手ケントが、オートバイ事故で命を落とした。家族から二人の結婚を反対されていたケントから聞かされていたキャシディは、葬儀の時も遠くから参列するしか別れを告げることが出来なかった。お腹にケントの赤ちゃんが宿っているのに気付いたのは、しばらくしてからだった。学費や生活費、自分1人を養うギリギリ分しか稼げないキャシディだったが、中絶することは思いつきもしなかった。……養子に出すことが最善の方法だと決意した時、ケントの兄リードが彼女を訪ねてきた。
「生活費を援助する代わりに、生まれてくる赤ん坊をくれないか」 彼の申し出は、キャシディの心を引き裂くものだった。

リードと結婚することになったケントとの赤ちゃんは、流産という悲しい結果となりキャシディは、リードの元を置き手紙を残すだけで逃げ去ってます。過去を引きずって、男性関係はもちろんのこと人間関係にも消極的なキャシディ。新聞記者として働き出しても、リード・キャバノーと直接には人生が交差することはないと思っていた矢先に、再会。キャシディの人生が動き出すとともに、リードも「今度こそ」と決意を新たにしたようです。
弟ケントのことを愛していたけれど、身内なだけにその欠点を誰よりも一番よく知っていたリード。 弟のことを悪くいうわけにもいかず、「亡くなって更に美化されている想い出」に完敗模様のリード。5年前に便宜結婚した時でさえ、ケントの死に打ちのめされてるキャシディをベッドに連れ込みたい欲望に駆られていたという告白は、切羽詰まっていてなかなかのものなのでした♪