ローリー・フォスター (ローリ・フォスター)

仮面の女 T-296 (株)ハーレクイン  発刊:1997.10.20
ヒロイン:カーリー・マクダニエルズ(小学校教師・29歳) ヒーロー:タイラー・ラムゼイ(弁護士)

あらすじ
兄ジェイソンの妻ブレンダの説得に負けて、のこのこと仮装パーティになんぞやって来るのではなかった。
元々、タイラーは、パーティが大嫌いだった。
実のない話しにさも楽しそうに頷いて、連れのいない女の相手役として物色され続けるのもそろそろ終わりにしたかった。
ブレンダに、帰りの挨拶をしようと、視線を巡らしたところ、義姉の横に落ち着かなげに立ちすくんでいる女性の姿が目に入った。
ハーレムの女性に扮した彼女から、目が離せない。
彼女がブレンダに声を掛け、パーティ会場を足早に立ち去ろうとしているのを見て、タイラーはがむしゃらに追いかけるのだった。
ようやく追いついたプールハウスで、不安気にしている彼女を思いやりながらもこの熱情を冷ますことができなくて、2人は熱い一夜を過した。
翌朝、タイラーが目覚めた時には既に傍らに彼女の存在はなかった。
その上、ブレンダは、彼女の素性について頑として口を割ろうとしてくれずにいた。

ブレンダの説得に負けて、ハーレムの女性の扮装をすることになったのは、カーリー・マクダニエルズ。
2年前、泥沼に陥っていた結婚生活からようやく脱け出し、堅物の小学校教師として自立の道を歩んでいます。
女性らしさを極力隠すため、身体の凹凸が全くわからない服そうで身を固めています。
普段の格好でいるカーリーには、見向きもしなかったタイラーが仮装パーティの夜、自分を追いかけてきたと知った時の驚きといったら、もう。
悲惨な結婚生活で傷ついたカーリーと身勝手な母親に育てられ、長じては地位と財力に群がる女性達の毒に当てられっぱなしだったタイラー。
小学校の教育プログラムで協力している間に、カーリーはタイラーの誠実さを知ることとなり、タイラーは何事にも親身に接するカーリーのひたむきさに心惹かれていきます。
「仮面の女」が誰であったかという、正体ばれイベントの一波乱を最後にもってきて、飽きさせない物語展開となっています。


すてきなショータイム T-313 (株)ハーレクイン  発刊:1998.07.20
ヒロイン:エミリー・クーパー(慈善活動家・30歳) ヒーロー:ジャッド・サンダーズ(刑事・32歳)

あらすじ
拳銃の密売人であるクレイトン・ドナーを刑務所送りにすることが出来るのなら、どんな境遇にでも耐えてみせる。いかがわしい店のストリッパーとして、最小限のものしか隠せない黒のブリーフ姿で、女性客からチップを貰うくらいわけはない……。
しかし、気の腐る仕事であるのも事実だった。刑事である自分が、警察官の扮装をして、ストリッパーをもう2週間近くもしているのだ。
舞台の出番がくるまで、店の外で夜風に当たっていたジャッドは、素振りの妙な女性がいることに気付いた。
彼女はホームレスが着るような服に身を固めたていたが、華奢で大きな茶色の瞳を持ったその物腰は、上流階級出のものだった。
余計なことに関わりあっている暇など全く無かったジャッドだったが、3人の酔いどれた若者に絡まれ出した彼女をどうしても見捨てることが出来なかった。
「おい、そのご婦人をかまうのはやめないか」

歳の離れている弟ジョンが、密売人から買った銃が暴発したため、彼は顔に大怪我を負うこととなります。欠陥銃であるとわかっていながら、弟に売りつけた輩を、エミリーはどうしても許せず、調査に乗り出します。
で、出会ったのがジャッドというストリッパー。彼の艶やかな演技を間近に見せられ、頭の回線は燃え尽きる寸前のエミリー。チップをブリーフに押し込めることを強要されたりと、くらんくらんの体験をすることとなります。
クレイトン・ドナーを有罪にする為の証拠が何としてでも欲しいジャッドは、エミリーに邪魔をされたくない一心で、彼女と組むことにするのでした。
ジャッドが、刑事であることがばれたり、一晩中熱々だったり、密売組織に揺さぶりをかけたり、2人でストリップをしあったり……捜査をしながら、熱々シーンも繰り広げられてます。
取り引き現場に、のこのこと出向くエミリーの行動がちとマイナスかも。


秘密の取り引き T-321 (株)ハーレクイン  発刊:1998.11.20
ヒロイン:オリヴィア・アンダーソン(高級ランジェリーショップ経営・26歳/愛称リヴィ) ヒーロー:トニー・オースティン(ホテル・チェーン経営者・33歳→34歳)

あらすじ
生涯の伴侶を得た弟妹達の幸福な夫婦生活を垣間見るにつけ、生半可な相手と結婚することは躊躇われた。中途半端な家庭生活しかできないのなら、結婚はしない方がいい。
そう、結論づけたトニーだったが、自分の子どもがどうしても欲しかった。
あと一週間で、34歳の誕生日を迎えることになっている。35歳までに、この手で赤ん坊を抱いて、体力が充実している30代のうちに、子どもを育てたいのだ。
トニーは、子どもを産んでくれる女性として、経営しているホテルに出店をしているオリヴィア・アンダーソンに白羽の矢を立てた。
彼女の容貌、知性は、申し分がなかった。そして、何よりも仕事を優先し、結婚願望を持っていない彼女なら、うまく取り引きが成立するはず……

少女の頃に、卵巣嚢腫で片方を摘出しているオリヴィアは、子どもが産めない身体であるという事実を受け入れて、仕事に全精力を傾けています。トニーが新たに建設するホテル内にも、店を出店したいと事業計画を提出して、その可否をドキドキしながら待っていた所に、彼から
「僕は赤ん坊が欲しいんだ」
一体全体、急に何を言い出すの、と唖然とするオリヴィアを必死に、説得するトニー。
不妊であることから、男性との親密な交際を避けていたオリヴィアは、トニーを相手に熱い体験ができるという期待から申し出を了承することとなります。
まぁ、とんでもない申し出をしたトニーが裏をかかれる展開から始まる訳ですが、互いに赤面しあってるのが可愛くて、ぎこちなさがムフフフーン。
その上、いざ、ことに及ぼうとしてる所をことごとく邪魔してくるトニーの家族達の存在がかなり楽しい。
先にトニーが身も心も、オリヴィアに夢中になり、結婚相手には彼女しかいないと決意したあとに起こる、諸々の騒動のおかげで一気読み〜。
メモ:トニーの弟妹達/ジョン(妻リサ)、ケイト(夫ブライアン)


愛のオークション T-360 (株)ハーレクイン  発刊:2000.06.20
ヒロイン:ブランディ・ソマーズ(慈善事業を手伝う・26歳) ヒーロー:セバスチャン・シンクレア(警備会社経営)

あらすじ:ソマーズ姉妹シリーズ(姉編
今まで、過去に犯したあやまちばかりに捕らわれてきたけれど、26歳の誕生日を機に新しい人生に踏み出して見せる。
18歳の時にレイプの被害にあったブランディのその意気込みに、姉シェイは喜んだ。シェイの応援は嬉しかったけれど、後押しとばかりに誕生日プレゼントとして贈られたものに、ブランディは顔色を失った。
シェイが主催するチャリティオークションのとりにステージに上がった「男性とリゾート地で過す5日間」を競り落とし、その権利を彼女にプレゼントしたのだ。
ブランディが、その男性セバスチャンのセクシーさに見惚れていたという、それだけの理由で。

子どもの頃、飲んだくれの父親のおかげで食べるものにこと欠いた暮らしをしていたセバスチャン。その上、父親は酒を浴びるように飲むだけではなく、暴力も振るっていたから、彼の子ども時代は安定、安全とは、程遠い場所にあります。
だから、贅沢なこともお祭り騒ぎも無駄遣いも大嫌いなセバスチャンが、友人のシェイが主催するチャリティオークションに商品として舞台に上がったのは、その売り上げが虐待されて苦しんでいる女性や子どもが避難できるシェルターの建設にあてられるから。
かなり、無愛想に舞台上から客席をセバスチャンが見下ろした時、どうしても合った視線を外す事ができなかったのが、小柄で黒い髪の若い女性。シェイの計らいで、その女性ブランディと過ごす事になった時は、気持ちが今までになく高揚して仕方がありません。
ブランディが抱えている心の傷を真摯に受け止め、2人の間に生まれた愛情を手放す気など毛頭考えていないセバスチャンが、ひたすら彼女に尽くしている作品となってます。
メモ:身重となったブランディをひたすら慈しんでいるセバスチャン。そんな幸せな様子をちょびっとですが「姉編」で読むことができます。


身代りデート T-366 (株)ハーレクイン  発刊:2000.09.20
ヒロイン:ジョジー・ジャクソン(在宅看護婦・25歳) ヒーロー:ニック・ハリス(広告代理店共同経営者・32歳)

あらすじ
広告代理店をボブと共同経営しているニックは、彼から面倒を押し付けられて苛立っていた。本来なら、今ごろはご機嫌でフットボール観戦をしている筈だったのだ。
それが、あまり品のよくないシングルズバーで、女性がやってくるのを待つ身に陥っている。こんな面白くも何ともない状況下に身をおくことになったのは、あのいけ好かない女スーザン・ジャクソンのせいだ。
彼女のもてない妹に、男をあてがおうと親友のボブを差し出したのだ。しかしながら、ボブは既にスーザンのことを深く思っていて、彼女の妹とはいえ、他の女性とデートをする気などおこるわけもなく、かといってスーザンのご機嫌を損ねるわけにもいかず……。
ブラインドデートを断るだけに駆り出されたニックは、その妹が指定してきたシングルズバーに足を踏み入れたのだった。
バーのカウンターで苛々としながら待つニックの元にやって来たのは、噂に聞いていた生真面目でお堅い若い女性ではなかった。黒のミニスカートをセクシーに着込んだゴージャスな美女が窺うように、ニックを見ていた。

10年前に両親が亡くなってから、姉スーザンに生活費から学費等全ての面倒を見てもらっていたジョジー。妹の面倒を見ることが当たり前の状況となっていたスーザンは、夫まで探し出そうと乗り出してきてます。
姉の束縛から逃れたいという思いがあったジョジーは、今の自分と正反対の装いに身を包んでデートに挑むのでありました。堅物で生真面目な姉が紹介してくるくらいの男性だから、真面目路線に程遠い格好で登場すれば、デートはご破算になる筈……と目論んだのですが、バーで待っていたのはハンサムでどうやら遊び慣れている男性。
互いに一目惚れとなったジョジーとニックが熱い関係を、初っぱなから繰り広げることとなります。
ボブとニックが入れ替わっていたことは早々にばれて、(プチ)一波乱があるのは当然。でも、世慣れているニックに上手く言いくるめられて、ホットなお付き合いが続行されるのでありました。


愛は止まらない T-382 (株)ハーレクイン  発刊:2001.05.20
ヒロイン:シーリア・カーター(新米私立探偵・令嬢・26歳) ヒーロー:アレック・シャープ(私立探偵)

あらすじ
婚約者であったレイモンドが、横領だけでなく人殺しをしていた。その事実は、シーリアに罪の意識を抱かせるには充分すぎるものだった。双子の兄デリクを殺害し、その上、もう1人の兄デインの命まで狙っていたのだ。
2人の間で、何か行き違いがある度に、彼はSEXを武器にシーリアを従わせていた。そのことを思いだす度に、自分の身持ちの悪さが恥ずかしくてたまらない。
今までの自分とは違う存在になりたいと、一族が経営している会社を退職し、兄デインが開いている探偵事務所に転職したシーリアだったが、そこには天敵ともいえるアレック・シャープがいた。
兄の片腕である彼とは、事あるごとにぶつかってしまうのだ……。

家出した娘ハンナを探し出して家に戻るようにしてほしいという母親からの依頼を受けたシーリアは、なんとしてでもこの仕事を成功させようと意気込んでいます。
そこに水を差すのがアレック。
シーリアが囮捜査紛いのことをしでかそうとしているのに怒り心頭です。
彼女に一目会った時から、抱きたくて仕方がなかったアレックですが、性的に臆病になっているシーリアの心情を思いやる度量の広さを見せます。
アレックは元婚約者に傷つけられたシーリアの自信を回復させ、シーリアは、アレックが抱えている(薬漬けになっていた妻を見捨てたという)過去の痛みを癒していく物語となってます。
スピンオフの時系列:「HT-3私の知らないあなた」→(前作から一年半後)「T-382愛は止まらない」→(1作目から12年後・春)「PS-24熱く危険な夜に」→(前作カップルの結婚後・秋)「T-415真夜中のランデブー」→(前作とほぼ同時進行、若干後の話し)「T-417私に火をつけて!


蜂蜜より甘く T-385 (株)ハーレクイン  発刊:2001.07
ヒロイン:ハニー・マローン(元銀行員・25歳) ヒーロー:ソーヤ・ハドソン(医者・36歳)

あらすじ:バックホーン・ブラザーズ1(
ソーヤ・ハドソン、36歳。
ケンタッキー南部のバックホーンという小さな町の開業医。
バツいちで、15歳になる一人息子ケイシーがいる。
2週間ぶりに親子水入らずでフェンスの修理をして、週末を過していたところに、暴走車が突っ込んできた。
直したばかりのフェンスを大破させ、湖に頭を突っ込んだ車の運転席にいたのは、まだ若い女性だった。
医者としての立場から、無意識の内に怪我の有無を観察したソーヤだったが、男としては彼女の信じられないほどの女らしさに見とれていた……。

婚約を破棄した途端、誰かにつけ狙われるようになったハニーは、体調が大層悪いにもかかわらず、車で逃避行の旅に出ることとなります。
その道中、事故を起こし、ソーヤ達に救助されるハニー。
彼女の命を狙っているのは誰か?というミステリー部分は希薄で、ナイスガイ目白押しにくらり〜んとする作品。
ソーヤの弟達(次男:保安官のモーガン、三男:獣医師のジョーダン、四男:便利屋のゲイブ)と息子のケイシーが入れ替わり立ち替わり登場して、ちょいと混乱する場面も……。
この四兄弟+ケイシーは、
「裸族かッ!?」と思うくらい着衣率が低いです(笑)
最後に無謀な行動をとってしまうハニーにちょっとガッカリ。


一瞬で恋して T-387 (株)ハーレクイン  発刊:2001.08
ヒロイン:ミスティ・マローン(元ビデオ店員・24歳) ヒーロー:モーガン・ハドソン(保安官・34歳)

あらすじ:バックホーン・ブラザーズ2(
モーガン・ハドソン、34歳。
ケンタッキー南部のバックホーンという小さな町の保安官。
4兄弟の中で一番の強面で、大男。
将来の設計は立てたとおり、物事が望みどおりに運ぶのは、人一倍自制心が強いからだった。その自制心のタガが外れ出したのは、真夏の昼下がりからだった。
庭のポーチでうたた寝をしていたモーガンが、ふっと目をあけた先に女性の姿があった。

妊娠を恋人に告げた途端、中絶を強要されたミスティは、おろすくらいなら別れた方がいいとシングルマザーになる決心を固めます。
しかし、追い討ちをかけるように勤めていたビデオ店の売上金を盗んだと逮捕され、有罪判決が下されることに。
ビデオ店の2階に間借りしていたため、住む場所もなくし途方に暮れていたところ、姉ハニーが結婚式を挙げるからとバックホーンに呼び寄せられます。
駆け付けた先で、一番最初に出会ったのが、保安官であるモーガン。
一目会った途端に、惹かれあう2人。でも互いに、避けあう2人の恋模様が綴られていく作品。
モーガンの強引さがなー……ミスティを操ろうとしすぎて(彼女も抵抗はするんだけど)今一つ、馴染めず。
そして妊婦さんなのに、奔放というか慎まないんだなぁと……さすが、テンプテーション、


きまじめな誘惑 T-389 (株)ハーレクイン  発刊:2001.09
ヒロイン:エリザベス・パークス(大学4年生心理学専攻・22歳/愛称リジー) ヒーロー:ガブリエル・キャスパー(便利屋・28歳/愛称ゲイブ)

あらすじ:バックホーン・ブラザーズ3(
ゲイブ・キャスパー、28歳。
4兄弟の末っ子で、ケンタッキー南部のバックホーンという小さな町で便利屋をやっている。
頼まれたり、困っている人の手助けで動くことは全く苦にしないが、普段は気が向いた時しか働かない。
空いている時間の全てをデートに費やし、7カ月だろうと、27歳だろうと、70歳だろうと、ゲイブは女性が好きだった。
そして、女性達はゲイブに惹かれ寄ってくる。
そんな彼の魅力に全くとらわれていない女性エリザベスが忽然と現れた。
彼女は片時もメモと鉛筆を離さず、酔っ払いが起こしたボートの暴走で危機に陥った母子を救助したゲイブの行動を「英雄的行為」と掲げて、ありとあらゆる質問を投げ掛けてきた。
そんな彼女に、自分の身体がこうも反応してしまっていることにゲイブは動揺を隠せないでいた。
その上、エリザベスはその変化に全く気付く気配がないのだ……。

1作目から約1年後の話。
お堅い才女に翻弄されるプレイボーイという図式となってます。
男女関係の駆け引きを全く経験してきたことがなかったエリザベスが、ゲイブに手ほどきされて女性として開眼していくんですが……。
ミイラ取りがミイラになってます。
今まで付き合ってきた女性達とは対極の存在であるエリザベスに、早々にはまり込んでいくゲイブ。
この主客逆転が、かなり好き。
エリザベスが何故、「英雄的行為」に固執するのか、そしてひと夏のアバンチュールだと思い込んでしまった彼女の誤解をどう解いていくのか。
片時もエリザベスのことを忘れられないゲイブが、頑張ってます。


世話好きな恋人 T-391 (株)ハーレクイン  発刊:2001.10
ヒロイン:ジョージア・バーンズ(バーのウェイトレス&ダンサー・23歳) ヒーロー:ジョーダン・サマーヴィル(獣医・33歳)

あらすじ:バックホーン・ブラザーズ4(
ジョーダン・サマーヴィル、33歳。
ケンタッキー南部のバックホーンという小さな町で獣医を開業している。
他の兄弟達が、立て続けに結婚していったため、女性に追い掛け回される度合いが一段と跳ね上がって四苦八苦している毎日を過す。
そして独身であるから身軽に動けるということで、町のもめ事の仲裁に駆り出されてしまったのだ。
隣接する州のバーから出てくる客が酔っ払い、バックホーンで面倒を引き起こしている。
オーナーと、話し合いで解決が図れないかと、夜半にバーに訪れる羽目に陥っていた。
しぶしぶ出向いたそのバーには、見事な踊りを披露するダンサーがいた。その女性ジョージアの肢体から、ジョーダンは目を離せなかった。

1作目から約2年後の話。
父親が飲んだくれて、母と兄達を苦しめたという罪の意識があるジョーダン。酔っ払いを嫌悪し、それを作り出すバーの存在を営業停止にしたいくらい。
バーで出会ったダンサー(ジョージア・バーンズ)は、2人の幼い子供達(姉弟)と病身の母親の面倒を見なければいけないという重荷を背負ってます。そして一家が住んでいる農家は、どこもかしこも修繕が必要な所だらけ。
互いに性的に惹かれるものの、なんとか抑制しようと頑張る2人の心の変化が描かれています。
次作でヒーローとなるケイシー(ソーヤの息子)が伏線を引いている個所がいくつもあって、とってももどかしい……。


真夜中のランデブー T-415 (株)ハーレクイン  発刊:2002.10.20
ヒロイン:ウィノナ・レイン(理学療法士・28歳/愛称ウィン) ヒーロー:ザック・グレインジ(救命救急士・29歳?)

あらすじ
重傷の患者達の手当てと搬送をした12時間勤務のあとの休日だった。
ゆっくりと朝寝をして、その後は4歳になる愛娘ダニと一緒に秋物の洋服を買う予定をしていた。そのささやかな予定をぶち壊したのが、空き家である筈の隣家から聞こえてきた騒々しくやり合う男女の声だった。
ボクサーショーツ1枚 という姿で窓辺に立ったザックが見たのは、ショートパンツから運動選手のようなすらりと伸びた足をもつ女性の姿だった。
騒ぎ立てる声で、起き出してしまったダニが窓の外が見えるように抱え上げる。大人の中で過ごすことの多いダニが話す言葉は愉快で、今回もその期待を裏切らなかった。
「女の人のお尻が見える」
ダニの言葉に驚いて、窓の外をみやったザックの目に映ったのは、大きな段ボール箱を引っ張ろうとして屈みこんでいる彼女だった。
はいているショートパンツがどんどんずり上がり、2つの丸みが下からあらわれていくのをザックは熱心に観察していた。

親友ミックの愛情だだ漏れ状態の結婚生活と、その奥さんであるデルと娘ダニのかかわり合いを見るにつけ、自分には妻が、ダニには母親が必要だとザックは思い至ります。で、奥さん探しをしだしたものの、ことはうまく運んでくれません。そんな時、空き家だった隣家に騒々しい女性ウィンが引っ越してきます。
一目みて、彼女の容姿にガツンと参るのですが、自分が理想にしている女性は、
「もの静かで知的で誠実で家庭的な女性」だと思い込んでいるザックは、ウィンの魅力に抗おうと必死……でもないか、ことあるごとにあははは〜んな展開になっているので(笑)
ウィンの兄とその友人達(3人)が、彼女の周囲にうろつくのに嫉妬するのはもちろんのこと、今回もジョシュが、スパイス役となってます。セクシーな女性は自分のものだとばかりにウィンと懇意になろうするジョシュを、素で追い払おうとするザック。
ザックが、恋の迷走をしている間、ウィンにザックの亡くなった妻のこととかを教えたりとジョシュがいい働き。
次作で
ジョシュの相手となる女性の名前や職業がちらほらと書かれて興味の引く作りとなってます。
スピンオフの時系列:「HT-3私の知らないあなた」→(前作から一年半後)「T-382愛は止まらない」→(1作目から12年後・春)「PS-24熱く危険な夜に」→(前作カップルの結婚後・秋)「T-415真夜中のランデブー」→(前作とほぼ同時進行、若干後の話し)「T-417私に火をつけて!


私に火をつけて! T-417 (株)ハーレクイン  発刊:2002.11.20
ヒロイン:アマンダ・バーカー(ブティックの仕入係・24歳) ヒーロー:ジョシュ・マーシャル(消防士・副署長・27歳)

あらすじ
消防士であるジョシュは、名うてのプレイボーイで、そんな彼をもう1ヶ月以上悩ませ続けている女性がいた。
アマンダ・バーカー
彼女は、巷の女性達がうっとりとするようなカレンダーを制作し、その売り上げを地元の火傷治療センターに寄付するというチャリティーに入れ込んでいた。
そのカレンダーの表紙と11月に、ジョシュを起用したいとしつこく言い募っているのだ。彼女の申し出を断り、無視し続けること1ヶ月以上。つきまとわれ続けるこの関係を見直しても良い頃だ。
2度目の緊急出動後、シャワーを浴びて戻ってきたロッカー室に、アマンダが待ち伏せていたのを見たジョシュは、行動を起こし始めるのだった。

背が高くて、見るからに女性らしい女性が好みだったジョシュが恋に落ちたのは、小柄でいつもビジネススーツをきっちりと着こなし、引っ詰め髪にしているアマンダ・バーカー。
チャリティーカレンダーのモデルになってくれとつきまとわれ続けたジョシュは、アマンダに親密な交際をしたいと迫り始めるのですが……。
彼女は何やら問題を抱えているらしく、必要以上にジョシュが近づくと、その瞳に怯えを宿らせます。だからと言って、諦めるジョシュではなく強引に真相に迫り、そして知ってからは彼女の歩みにあわせて、お付き合いを深めていくという度量の広さを見せてます。
丸1週間、同じベッドに寝ながらも一線を越えないという、忍耐強さを証明することになったジョシュが素晴しい(笑)
スピンオフの時系列:「HT-3私の知らないあなた」→(前作から一年半後)「T-382愛は止まらない」→(1作目から12年後・春)「PS-24熱く危険な夜に」→(前作カップルの結婚後・秋)「T-415真夜中のランデブー」→(前作とほぼ同時進行、若干後の話し)「T-417私に火をつけて!」


熱く危険な夜に PS-24 (株)ハーレクイン  発刊:2003.12.20
ヒロイン:ディライラ・パイパー(ミステリー作家・25歳/愛称デル) ヒーロー:ミック・ドーソン(市警風俗犯罪取り締まり課の刑事・囮捜査官・28歳)

あらすじ
最近、ミックには気になって仕方がない女性ができた。
初めて会ったのは、自分が大家をしているアパートの近くだった。物騒な地域であるにもかかわらず、無頓着に歩いている彼女の無事を確かめるために、そっとあとをつけた。
次に見かけたのは、毎日、食事をしに行っているレストランの窓からだった。毎日、同じ時間に同じコースをジョギングするのだ。
女性談議に花を咲かせている親友のザックとジョシュ達と昼食を共にしながらも、 ミックの視線は通りから離れなかった。
件の女性が、通りかかるのがよく見えるように体をねじるほどだった。
小雨の降る中、彼女が走っている。そして、向かいの宝石店に入っていくのを見た瞬間、ミックは後を追いかけようとレストランの席を立つのだった。

ミステリー小説の次作の取材のために宝石店に入ったディライラは、強盗と遭遇。彼女に向けられた銃弾から身を挺してかばってくれたミックは肩を撃たれてしまいます。
病院のベッドに横たわっているミックを見た時、ディライラは彼の魅力に一気に溺れてしまうのでありました。
退院後の養生を、ディライラのアパートですることとなった2人は恋人同士になるわけですが、逃げた強盗犯達が蠢き出します。
その策略にはまったミックが、ディライラを警察に売り飛ばすようなことを仕出かしてくれて2人の仲がこじれているところに、さらに親友のジョシュがディライラに気があることを宣言してムフフフ〜。結局、彼女は最後までジョシュの心模様に全く気づかないわけですが、気づいているミックの嫉妬ぶりがいいです。悪のり(9割がた本気の)してディライラとスキンシップを図ろうとしているジョシュの首根っこをつかまえて、引き離す役をしているザックという構図も良かった。
周囲の人間が、ミックのことをとでも大事に思っているというのが端々に現れていて、それを羨ましがっているディライラがその輪の中に受け入れられていく物語でもあります。
スピンオフの時系列:「HT-3私の知らないあなた」→(前作から一年半後)「T-382愛は止まらない」→(1作目から12年後・春)「PS-24熱く危険な夜に」→(前作カップルの結婚後・秋)「T-415真夜中のランデブー」→(前作とほぼ同時進行、若干後の話し)「T-417私に火をつけて!


永遠の初恋 PS-30 (株)ハーレクイン  発刊:2004.12.20
ヒロイン:ジョージア・バーンズ(高校生→マッサージ療法士・17→25歳) ヒーロー:ケイシー・ハドソン(高校生→営業担当兼副社長・19→27歳)

あらすじ:バックホーン・ブラザーズ5(
ケイシー・ハドソン、27歳。
ケンタッキー南部のバックホーンという小さな町から、40分かけて義父が経営するハードウエア会社に出勤していた。
ケイシーが付き合う女性に対して、どうしても信頼しきれず一線を引いてしまうのは、8年前の出来事が理由かもしれなかった。
ケイシーのことをあからさまに誘惑していた幼馴染みのエマ・クラークが、忽然と姿を消してしまったのだ。
最後に会った日の夜、エマはケイシーだけを頼ってきたくれた。
しかし、ケイシーが差し伸べ返した手を取らずに、エマは1人で故郷を後にしたのだ。
その後8年間、全く音沙汰のなかったそのエマが、父親が倒れたとのことで故郷に戻ってきている道中に、ケイシーは出くわしたのだった

初めに、高校卒業間近のケイシーと彼に恋しているエマの様子が描かれて、本編はその八年後から始まります。脇のロマンスとして、ゲイブの幼馴染みであるシーリーと、デーモン・デヴォーン(エマにとっては兄のような存在)の恋模様が進行。
家族の絆が崩壊している家から飛び立つために、エマが頼ったのは幼馴染みのケイシー・ハドソン。
「ケイシーの子供を妊娠している」と偽わりの告白をした娘を、父親は厄介払いでもするかのようにハドソン家に連れてきます。
ケイシーに迷惑をかけたことを、きちんと謝るエマの姿に、グンッと好感度がうなぎ登り。
エマの誠実な態度が、全編にあふれている作品。(寂しさに負けて、優しくしてくれる少年たちと寝まくっていたヒロインというのは全く好みじゃなくて、読むのを避けがちな私ですが、この作品は読めました)
シーリーの食堂が火事になってその再建にゲイブが力を貸したという記述が「T-389きまじめな誘惑」に記載済み。食堂が2回、火事に見舞われたということではないみたいなので、時間の流れが「?」


私の知らないあなた HT-3 (株)ハーレクイン  発刊:2006.08.20
ヒロイン:エンジェル・モリス(元秘書・25歳) ヒーロー:デイン・カーター(探偵事務所経営)

あらすじ
双子の兄デリクが交通事故で、この世を去った。
同じ街に住んでいながら、仕事の忙しさにかまけて久しく会うこともなくなっていた片割れが、もう生きていないことをデインは未だに信じることができずにいた。
そして、私立探偵としての勘が、兄の死にまとわりつく不穏な空気の存在を告げていた。
兄が、最近、乗っ取った会社に本人に成りすまして乗り込み、真相を暴いて見せる。
まずは、会社の重要機密をデリクに漏洩した元恋人のエンジェル・モリスから当ってみることにするのだった。

ゲーム感覚で会社の乗っ取りをしていて、初めてさんだったエンジェルとベッドを共にした日に彼女のデスクをあさって情報をくすねたデリクの倫理観が、もう読んでて後味わるっ!!
……デリクが上手くなかったそうなんですが、きっと、情報をいつくすねようと気もそぞろだったんだなーとか下世話な想像をしちゃうと、ねぇ。
デインの方は、エンジェルに兄デリクだと偽っている癖に、態度がでか過ぎて、謙虚さが見られません〜。確かに、必要なものを買い与えることのできる立場にあるかもしれないけれどさ、エンジェルの矜持を踏みにじっているということに思いが到らないのかしらん。
エンジェルが、デインに心底惚れているからいいんだろうけどさ、もう少しデインに対して怒って、彼をきりきり舞いしてくれても良かったのにと思うのでありました。
スピンオフの時系列:「HT-3私の知らないあなた」→(前作から一年半後)「T-382愛は止まらない」→(1作目から12年後・春)「PS-24熱く危険な夜に」→(前作カップルの結婚後・秋)「T-415真夜中のランデブー」→(前作とほぼ同時進行、若干後の話し)「T-417私に火をつけて!


魔女は愛のセラピスト D-828 (株)ハーレクイン  発刊:2000.01.05
ヒロイン:レース・マギー(性問題について相談員・ラジオの話し手・27歳) ヒーロー:ダニエル・ソーヤーズ(緊急治療室勤務医/愛称ダン、ダニー)

あらすじ:ソーヤーズ兄妹シリーズ長男編
アパートの隣人が飼っている小型犬がひどく噛んだのは、レースのお尻をだった。止血と処置を行ってもらう為に、病院に運び込まれたレースの目の前に、今一番会いたくない人物がいた。
ダニエル・ソーヤーズ
いろんな相談にのっているうちにとても親しくなったアニーの長兄にあたる男性で、レースが相談にのったことで妹が堕落したと公言して憚らない人物だった。そして、運の悪いことにレースが運びこまれた病院の窮境医療室の勤務医でもあった。
見るからに、長時間勤務がようやく終わり帰りがけだった彼が、レースのただならぬ様子に気付いて駆けつけてきた。
「いったいどうしたんだ!」

ダニエルが12歳の時に母が亡くなり、そのショックで父親はふぬけ状態。それ以来、ソーヤーズ家が崩壊せずに済んだのは、ダニエルの手腕のおかげといっても過言ではありません。長じた今でも、家族に対して、強い保護意識が残っています。
父親代わりに大切に育ててきた妹アニーが、妖艶なる女性に変身しようとしているのは、レースの助言のせいだと思い込んでいるダニエル。レースに強い反感を持っていると同時に、惹かれて仕方がない状態に陥ってます。
100針以上縫合することになった噛み傷の療護のため、ダニエルが申し出た助けの手を取るしかないレース。反発しあいながらも惹かれあっている2人は、怪我をものともせず、ついつい熱い展開に流れていっております。
男性経験が全くないけれど一生懸命にリードしていくレースに対して、経験が少なくて不能気味だと騙して接するダニエル。高みから、レースの一生懸命な言動を観察しているやり方が今一つ、好きになれず……。
メモ:次男マックス27歳・末っ子長女アニー25歳 ガイ・ドノバン(ダニエルの親友)


秘めやかな約束 F-フ6-1 ヴィレッジブックス  発刊:2004.04.20
ヒロイン:グレイス・ジェンキンズ(秘書・25歳) ヒーロー:ノア・ハーパー(高級レストラン経営・32歳)

あらすじ
母が亡くなってから路上で暮らすことが多かったノアは、16歳の時に祖母アガサに引き取られた。幸せになるためには、緻密に計画を立ててゴールに向かえばいい。その計画の一つ、祖母のお眼鏡に適った家柄の女性カーラとの結婚は、1ヶ月後に迫っていた。
なのに、あろうことかカーラが他の男とベッドで熱い情事を繰り広げていたのを目の当たりにしたのだ。婚約者である自分にはおざなりな行為しか見せなかったのに……。
結婚はもちろん、即中止。世間的には、ノアからの一方的な婚約破棄で構わなかったが、カーラは自分の両親はもちろんのこと、アガサにまで彼が悪いと思い込ませたのだ。
異母弟ベン以外の誰もが、ノアを責め立てた。揚げ句の果てにアガサからは「勘当」を言い渡される始末。
憂さばらしに飲んだくれる予定で、ベンにビールをケースごと自室に運び入れさせ痛飲していたところ、アガサの秘書グレイスがずぶ濡れになって飛び込んできた。
「あなたは悪くない」と怒り心頭で言い募ってくれる彼女の姿に……ベッドに押し倒したくなるノアだった。

ノアと一緒に仕事をしだして3年間。何の理由もなしで、彼が婚約者を捨てるなどあり得ないとわかっているグレイス。尽くしてきた祖母にまで、信頼されていなかったことを思い知らされたノアにとって、グレイスの義憤は、とても心地よく癒されるものとなります。
更に、肉付きのよい彼女の身体はもっと心地良さそうで、酔った勢い、二日酔いの勢い(?)で、身体から始まる関係の幕開け。
へべれけに酔ってるノアの隙に乗じて、襲わないよう「いい子」にしていたと、至極、残念そうに告白するグレイスの誠実さ(コミカル風味)が、笑えます。
性描写はこの作者さんらしく華やか、そして、気楽に読める作品となってます。


一夜だけの約束 F-フ6-2 ヴィレッジブックス  発刊:2005.02.20
ヒロイン:シエラ・マーフィー(造園業者・24歳) ヒーロー:ベンジャミン・バッドウィン(ホテル経営・29歳/相性ベン)
ヒロイン:ブルック・バドウィン(弁護士秘書・ベンの母・24歳) ヒーロー:ケント・モンロー(シェラの庇護者・40歳)

あらすじ
大きな仕事が受注できて、すっかり舞い上がって、朝早くから仕事に没頭していたシエラは、くたくただった。
住いの向かいに建っているホテルの食堂で、キンと冷えたコーラを飲んで一息入れようと足を速めた。
暗がりに男が壁に寄りかかって立っているのに気付いたのは、ほんの1メートル手前。
「目立つっていうか、セクシーっていうか、モテそうっていうか」
そういう男が、こちらを見ていたのだ。
ベン・バドウィンだと名乗ったその男性は、ホテルのオーナーであると自己紹介をしてきた。
……ようやく、やりたかった造園業を開業したばかり。そして、いろいろと問題のある今の状況で、ベンに心奪われるわけにはいかないとわかっているのに、惹かれずにはいられない男だった。

前夫によるストーカーもの。
メインはシエラとベンのカップルですが、その親の世代に当たるブルックとケントの恋模様も丁寧に描かれてます。
誘惑されてドギマギしているシエラとブルックが初々しい♪
前夫の暴力と権力に脅かされているシエラと、妊娠が判明した途端にベンの父親に捨てられたブルック。2人の女性が負った痛みを男性陣が、熱々に癒してます。
どの頁を開いても、いちゃいちゃ場面(笑)
シエラに暴力を振るっていた前夫に、ベンが鉄槌を振り下ろすわけですが、ベンの祖母アガサ(口の悪さは健在)が煽る場面がイカス。
ノアとグレイス夫妻のおちゃめぶりも、披露されていて前作の読者には嬉しい仕様となってます。


流浪のヴィーナス F-フ6-3 ヴィレッジブックス  発刊:2005.10.20
ヒロイン:タマラ・トリメイン(占師・テクニカルライター・24歳) ヒーロー:ゼーン・ウィンストン(パソコン屋経営・ウィンストン家三男・27歳)

あらすじ:ウィンストン兄弟シリーズ(三男)
ウィンストン家にかけられた呪いから身を逃れているのは、4人兄弟の中でゼーンただ一人だった。兄弟3人が立て続けに呪いにやられて、結婚してしまったのだ。
経営しているパソコン屋は繁盛していて、もっと力を注ぎたいし、一人の女性に縛られるよりも独身を謳歌するつもりでいる彼にとって、ややこしい女は避けておくものだった。
例えば、向かいで占いの店を開いているタマラ・トリメインという女性は、その
筆頭にあたる。
その彼女が、着飾った占師の格好で店内にいて、ゼーンの理性をこっぱみじんに打ち砕く爆弾発言をしたのだ。 梯子に登って商品の補充をしていたゼーンの背中ごしに、すっと近づいてきたタマラが
「あなたがほしいの」
挑発するようなかすれ声で言ってきたものだから……。

タマラが経営している占いの店は繁盛していたけれど、ここ最近トラブル続き。
ぼや騒ぎがあったり、排水管にネズミの死骸を詰められ浸水したりと、収入以上の支出を余儀なくされてます。警察に相談しても、まとも取りあってくれないし、これ以上、修理をしなければいけないことがおこったら、路頭に迷ってしまう。
だから、トラブル続きの店舗を売り払って、得た金で、再出発をはかろうと決意するのでした。
ようやく手に入れた安住の地を去らなければいけないこともつらいけれども、何よりも残念なのはここ1年、お近づきになろうと頑張っていたゼーン・ウィンストンとの間に何の進展もみられなかったこと。
ということで、すぐに立ち去るのだからという状況+勇気をかき集めてゼーンにアタックしていくタマラ。
燻っていたところにガソリンを投入されて着火したゼーンの下半身は硬くなりっぱなしで、物語が進行していきます。
タマラの店舗にふりかかっているトラブルの原因は何か?とゼーンとのアッチチなロマンスが繰り広げられていきます。
誰に頼ることもできずに生きてきたタマラは、誰かに助けを求めるというやり方を知りません。そのことを理解して行動しているゼーンが、格好いい。
メモ:ジョー・ウィンストン(ゼーンの従兄・36歳)


さざ波に寄せた願い F-フ6-4 ヴィレッジブックス  発刊:2006.11.20
ヒロイン:ルナ・クラーク(占師助手) ヒーロー:ジョー・ウィンストン(ボディガード・元賞金稼ぎ・元警官・36歳)

あらすじ:ウィンストン兄弟シリーズ(従兄)
身体だけの関係だった女性とのデート中に、因縁のあった犯罪者からの襲撃にあったジョーの身体は満身創痍だった。
ベッドから起き上がる気力も起こらず、ひたすら痛みがひいていくのをやり過ごしているジョーの身体をまさぐってくる女が2人。
「目を覚ましてくればいいのに」と、のたまう女のことなど無視して狸寝入りを決め込んだジョーの耳に、咳払いが聞こえた。
新たな女の出現に、先の2人が居心地悪そうにしている。そんな2人に、追い討ちをかけるように、
「この人の妻よ。出てって」
爆弾を落としたのが、この3ヶ月間、ジョーが何としてでも手に入れたいと迫っていたルナ・クラーク、その人だった。

いとこであるクロエの忘れ形見となった姉弟(ウィローとオースティン)の保護者となったルナは、彼女達が置かれている状況を憂えます。
騒動を引き起こしてばかりだと周囲から責められているらしい姉弟を守りたいと、用心棒としてジョー・ウィストンに一緒に行って貰おうと訪ねてみれば……。
ジョーが抱え込んでいる厄介事と、姉弟達が直面している世間との軋轢の中、ルナはジョーの魅力的な誘惑にひきこまれていくこととなります。
女たらしのジョーと付き合っても、あとでつらい思いをするだけだとわかっているのに、止められない恋心。そんな悩みをウィローと打ち明け合ったり、亡くなった母親が恋しい、母親と同じように大事な姉も突然いなくなるのではないかと怯えるオースティンを抱きしめたりと、家族としての絆を築いていく場面はぐっとくるものがあります。
目一杯好色な(笑)ジョーが、ルナに溺れまくっているので、かなり熱々なシーンが多めとなってます。けれども、それだけでない2人の仲の深まりが描かれている作品。
メモ:ジュリー・ローズ(代行教員・朴念仁の婚約者と距離を置こうとしている)・ジェイミー・クリード(不思議な力を持つ世捨て人・山の上の家は要塞化?) ・ブライアン・ケリー(賞金稼ぎ・一卵双生児のブルース(牧師)の手助けに動くという記述あり) ・「聖者の夜は謎めいて」にて、ジョーの「愛娘は渡さんっ!!」が暴走中。


聖者の夜は謎めいて F-フ6-5 ヴィレッジブックス  発刊:2007.12.20
ヒロイン:シェイ・ソマーズ(裕福な未亡人・30歳) ヒーロー:ブライアン・ケリー(賞金稼ぎ・35歳)

あらすじ:ウィンストン兄弟シリーズ外伝/ソマーズ姉妹シリーズ(妹編
双子の兄で牧師となったブルースが暴漢に襲われ、重症を負った。未だ捕まっていない犯人に鉄槌を下さずにはいられない。ブライアンは、負傷したブルースに成りすますことにするのだった。
賞金稼ぎが牧師をする難しさは、つい口から飛びだす上品とは言えない言葉の数々だった。 そして、兄を襲った男に関する情報の少なさには苛立つばかり。
強く雨が降りだした中、ブライアンは兄の行動を踏襲するために、いかがわしい場末を巡回していた。路頭に立つ売春婦達を保護し、更生の手助けをすることに兄は力を注いでいたのだ。
そんな場末で、ブライアンは極上の娼婦を拾った。ずぶ濡れであるにも係わらず、その美貌とスラリとしている肢体には目を見張るものがあった。

確か、シェイの妹がヒロインを張っていた作品(『愛のオークション―炎のとき 』)を読んだ時、かなりシェイの言動にムカムカしてたのよね。
複数の男性(←シェイの男友達だった筈)からレイプ被害にあった妹に、オークションで競り落とした男性をあてがうという思いつきにムカムカ。その男性が、いくら誠実で信頼できると確信しているとはいえ、そりゃないだろうと。
シェイの存在さえなかったら、蔵書にしてたんですが……。
今作も、弱者の痛みを踏みつけてて、なんだかなーと思った場面がちらほらと。悪気がないから更に始末が悪いのよ〜。他人が抱えている痛みに対して鈍感すぎ。シェイの過去が実の両親に捨てられというつらい設定であるのなら、もうちょっと謙虚になってもいいんじゃないかと。
弱者に対するブライアンの態度がかなり良かっただけに……くーっっっ。
メモ:教師ジュリー・ローズが提案する教育プログラムに資金援助をする予定。


素直になれなくて(「キス・キス・キス 素直になれなくて」所収) F-フ6-6 ヴィレッジブックス  発刊:2008.03.20
ヒロイン:ベサニー・チャーチル ヒーロー:ルシャス・J・ライダー(巡査部長・SWAT隊員/愛称ラシャス)

あらすじ:チャチール双子姉妹シリーズ 妹篇
ルシャスの自宅はアパートに改造されていて、住人の全てが女性だった。その内の一人、マーシー・チャーチルは不思議な能力の持ち主で、ルシャスも一目を置いていた。彼女はどうやら動物と言葉を交わすことができるらしい。
そんなマーシーのことより気にかかるのは、 その姉、ベサニーだった。ここ最近、同居しているのではないかと思われるくらい彼女は妹を訪ねては泊まっていく。一卵双生児の彼女たちは同じ容貌をもっているのだが、ルシャスが押し倒してしまいたいと思うのは、ベサニーに対してだけだった。

ストーカーもの。
ベサニーとマーシーをつけ狙う不審な男の影が、ちらちらと見えながら、ルシャスとベサニーのロマンスが描かれます。
最初にルシャスに出会ったのは、マーシーだから2番手になるのは懲り懲りと、ベサニーはルシャスを遠ざけようとするのですが、強く惹かれあっているのですぐにアチチチ状態となってます。コミカルでありながら、艶っぽい大人の会話が魅力的。また、ルシャスが女性をすごく大切にしていて、幸せ気分で読了。


願いごとはひとつだけ F-フ6-7 ヴィレッジブックス  発刊:2008.08.20
ヒロイン:メイ・プライス(不動産会社勤務・画廊経営・29歳) ヒーロー:ジュード・ジャミソン(元格闘家・ハリウッドスター)

あらすじ
格闘家を引退した後、映画スターとなったジュードにふりかかった災難は、殺人容疑だった。ジュードに熱をあげていた新進の若手女優の殺害犯として警察に逮捕され、裁判にかけられたのだ。
判決は無罪だったが、世間は彼を有罪のように扱い、ゴシップ記事はおさまる気配を見せなかった。ほとほとハリウッド業界に嫌気をさしたジュードは、1年前から田舎町に引っ込んで隠遁生活を送っていた。
しかし、最低限の社交生活もしないつもりだったジュードが、新進の画家たちを世に出そうと奮闘している絵画展に足を運んでいる。
扱っている絵画がジュードの好みに合っているものがあるのは確かだったが、それ以上に興味があるのは、画廊を経営しているメイ・プライスだった。生真面目な彼女の態度も、豊満な肢体の何もかもがジュードを刺激する。

メイの両親と弟のどうしようもなさぶりにほとほとため息が出ちゃう作品。
女癖の悪い父スチュワート、アルコール&煙草依存症の母オリンピア、ギャンブル&アルコール依存症の弟ティム。
そしてそんな3人からどんな仕打ち受けても見捨てることができないと、言い募るメイは、愛情過多症ではないかと。
メイに惚れ込んだジュードが、まずはティムをスパルタで更生していくようなので、それに期待。
判決が出てジュードは無罪となったということは、殺人事件の真犯人が他にいるということで、その真相が明かされていく展開もあるんですが、メイの家族の駄目っぷりの方が重点的。
スピンオフがあるとしたら、メイの親友アシュリー・マイルズとクィントン・マーフィ(アシュリーが夜間清掃員として勤めているビルに入っているコンサルティング会社の重役)とのロマンスが楽しみかも。何せ、ジュードを陥れた輩が逃亡したようなのでその解決作もないと。アシュリーの血筋も問題になってくるのかなぁ。


約束が永遠へとかわる夜 F-フ6-8 ヴィレッジブックス  発刊:2008.11.20
ヒロイン:ベス・モンロー ヒーロー:レヴィ・マスターソン(中学体育教師・29歳)
ヒロイン:マーシー・チャーチル(エアロビクスイントスラクター) ヒーロー:オズボーン・デッカー(SWAT隊員/愛称オジー)
ヒロイン:フランシス・ケネディ(アーティスト/愛称フラニー) ヒーロー:ブッカー・ディーン(29歳)
ヒロイン:リリー・ドナルドソン(売春婦?・24歳) ヒーロー:パーカー・ロス(刑事・38歳)

あらすじ:短編集4篇所収
『約束が永遠へとかわる夜』
14歳の時からの親友ブラントの婚約者ベスに秘めた想いを持ち続けていたレヴィ。この恋は一生、抑えきって見せると決意していたのですが、ブラントの浮気に切れたベスが、レヴィと一夜を共にして復讐しようと考えたことから……。

『七日間の魔法』:チャチール双子姉妹シリーズ 姉篇
オジーが、上司であるルシャス・ライダー巡査部長から頼まれたのは、新妻ベサニーの双子の妹マーシーのお守り役だった。セクシーなマーシーの世話? 喜んで受けたいけれど、マーシーはとにもかくにも変わっていた。木の上のリスと会話を成り立たせているのだから。

『ヤドリギの下でつかまえて』
クリスマスを目前にして、恋人のジュディスを振るのはやっぱりしてはいけないことだろう……でも、ブッカーが押し倒したいほどに惹かれているのはアパートの隣人、フランシスだった。悩みにふけろうとしていたブッカーを訪ねてきたのが、兄アクセルとその親友ケアリー・ルパートだった。深刻な2人の様子に、ブッカーが身構えたところ、ケアリー曰く、バーでナンパしていたところにジュディスがやってきて、
「アクセルのあそこをつかんだんだ」

『聖夜にハートを盗まれて』
刑事としての激務をなんとかこなし、さびれたアパートにパーカーはやっと戻ってきた。苦心のあとは見られるクリスマスの飾り付けは、余計に物悲しさを引き寄せるよなと、たそがれた気分で部屋に入っていこうとしたパーカーの耳に、隣人のリリーの苛立ってとがった声が聞こえてきた。
ああ、また、リリーに恋心を抱いた愚かな男がしつこく言い寄っているんだろう……。

男達の会話が、面白くて、それだけでわくわくして読了。
イチオシは『ヤドリギの下でつかまえて』に出てくる脇役、ケアリー・ルパート。彼に一番、萌えた。
ケアリーくんがどうして、ヒーローの兄といつも行動をともにしているのか、不思議なりよ。
仲が良すぎてあやしいよねっっ(笑)← 妄想がよこしま一直線ですわー。
あと、『七日間の魔法』のオジーと上司ルシャスのズレた会話とか、オジーの独白とか。ロバで泣かせる話ってなかなかないと思う。



あなたのとりこ フ2-1 ライムブックス  発刊:2006.10.20
ヒロイン:エイシャ・マイケルズ(役員秘書・26歳) ヒーロー:キャメロン・オライリー(スーパーバイザー・32歳)
ヒロイン:ベッキー・ハート(会社員・25歳) ヒーロー:ジョージ・ウェスティン(スーパーバイザー・37歳)
ヒロイン:エリカ・リー(会社員・28歳) ヒーロー:イアン・コンラッド(電機技師)

あらすじ短編集/3作品所収
【本当のあなたを:エイシャの場合】
別れた夫にされた性的虐待のおかげで、男性との親密なかかわり合いに興味がもてなかったエイシャ。
赴任してきた当初から、エイシャのことが気になって仕方がないキャメロン。何度もアプローチをかけるものの、さらりとかわされ続ける2ヶ月間を過ごしてます。なんとかして、エイシャと交際を始めたいキャメロンの耳に聞こえてきたのは、
「スパンキングよ」

【見つめられたら:ベッキーの場合】
少女の頃に遭った交通事故が原因で、骨盤のあたりからふくらはぎに到る傷痕があるベッキー。その傷を見た人たちの反応から、男性とのお付き合いに消極的となってます。
2年前に赴任した時に、初めて会ってからベッキーのことを好ましく思っていたジョージ。ベッキーの人柄を知るにつけどんどんと惹かれ、なんとか振り向いてもらおうと話しかけ続けるのですが、手応え無く敗退中。そんな中、彼女がボンデージに興味があると聞き……。

【いつまでもきっと:エリカの場合】
だめな男ばかりに尽くしては捨てられてボロボロになっていく母親を見て育ったエリカは、女性の気持ちを思いやらず自分の快感ばかり追う男達にうんざり。
数カ月前に初めて会った時に、エリカに一目惚れしたイアン。色々とモーションをかけてはいるものの、相手にされず八方塞がりだった所に、エリカの親友達エイシャとベッキーとひっついたキャメロンとジョージの助力を得ることができます。エリカが性奴隷を欲しがっていると聞いたイアンは……。

ポルノとは無縁の小さな町だったインディアナ州カーサーのど真ん中に開店したのが、
「ワイルドハニー」というアダルトショップ。
その店に興味津々のエイシャ、ベッキー、エリカ。わいわいと話している内に、興がのって、自分の妄想にそった情事をする相手をその店で見つけようということとなります。
男性に対して臆病にならざるを得ない過去をもつ女性陣が、殻を破って一歩を踏み出そうとしたきっかけがアダルトショップ訪問(笑)
ということで、3作品ともひたすら熱くいちゃいちゃしつつ、女性陣の心に負っている傷を癒していく展開となってます。

ヒロインの好みは、エイシャ > ベッキー  > エリカ
ヒーローの好みは、ジョージ > キャメロン > イアン


いつも二人で フ2-2 ライムブックス  発刊:2007.08.20
ヒロイン:アリエル・メイザーズ(美容師・24歳) ヒーロー:サム・ワトソン(警察官・長男・38歳)
ヒロイン:アナベル・トルーマン(アダルトサイトのweb制作) ヒーロー:ギル・ワトソン(会社経営・32歳)
ヒロイン:キャシディ・マクラナハン(スポーツセンター勤務・27歳) ヒーロー:ピート・ワトソン(スポーツセンター勤務・27歳)
ヒロイン:ジェナ・ローワン(書店経営・39歳) ヒーロー:スタン・タッカー(造園業・文筆業・40歳)

あらすじ:短編集/4作品所収
【あなたしか見えない:ワトソン家長男】
「アリエルは今、24歳。サムより14歳も若い。そのことを頭では理解できるのだが、どうも彼の下半身は、年の差などどうでもいいと思っているようだ」
その上、彼女は末の弟ピートの恋人だ。絶対に手を出してはいけない女性なのに……強盗事件のおとり捜査中のバーに彼女がいると知った時から、意識の一切合切が持っていかれてしまっている。

【あどけない天使が恋をつれて:ワトソン家次男】
3年前、父が急死し家業のノベルティ・メーカーを継いだのは次男のギルだった。あまりのプレッシャーと喪失感のために、その時、もっとも親しかった友人、シェリーの体を利用した。丸二日間、ホテルの部屋にこもって、ひたすら荒々しい、狂おしいときを過ごしたのだ。
憑き物がおちた時、シェリーの瞳に浮かんでいた結婚願望に気づいた。慌てて友人としての関係に戻って、3年。そのシェリーが亡くなったと、彼女のルームメイトであるアナベルから連絡が入った。
その上、シェリーとギルとの間に、2歳になる娘ニコールがいると言ってきたのだ……。

【近くて遠い関係:ワトソン家三男】
スポーツセラピーセンターで働くピートが気になって仕方のないのは、同僚のキャシディ。彼女と知りあってから11カ月。同じ場所で働き、分譲アパートメントの隣人同士という近い関係である。週末に、帰宅途中に食料品の買い出しを一緒にする程の親密さはあるが、それだけだった。
キャシディは、ピートのことを同僚で、仲の良い隣人ぐらいにしか思っていないのだ。

【青い月の下で】
造園業を営み、そのことを書いた本も売れているスタンが気になっているのは、二人の子どもをもつ未亡人のジェナ。
彼女は心地よい書店を経営し、スタンが店にやってくると、いつも暖かい笑顔で、迎え入れてくれる。
その笑みは母性に満ちていて、これっぽっちも性的な意味合いが感じられなかった。片鱗でもかんじられたら、スタンはすぐにでも行動にうつすことができるのに……。
満月が月に2度くる時、スタンの頭の中には、他人の考えが鳴り響く。ブロックする余裕も無く、ジェナの思考がスタンに流れてきた。
裸のスタンが、汗まみれになってジェナの上で動いていたのだ……。

ワトソン兄弟の恋模様時系列
サムとアリエルのロマンスが決着しだすころに、ギルに2歳の娘がいたことが発覚。ピートのロマンスは、それから5年後の話となります。
ピートの話の時に、アリエルの妊娠、ギルとアナベルの間に2歳の娘がいることが記載。
ワトソン兄弟
ヒロインの好みは、キャシディ > アリエル  > アナベル
ヒーローの好みは、サム > ギル > ピート
「青い月の下で」 は、ジェナの子ども達(レイチェル18歳とライアン10歳)が名脇役。