マドレイン・カー

氷のプリンセス I-323 ハーレクイン社  発刊:1986.11.05
ヒロイン:ガーラ・フレッチャー(物理療法士・24歳) ヒーロー:コンラッド・ブランドン(カーレーサー・実業家・34歳/愛称コン)

あらすじ
昔、兄の婚約者だった女性を奪って捨てたコンラッド・ブランドンは、カーレーサーだった。その後、一生を共にしたいと願っていた恋人が自分のことを、都合のいい遊び相手としか見なしていないことを知り、ガーラの男性不信は確定的となった。
大学を卒業し、物理療法士として確かな腕を持つガーラの元に、1人の患者が回されてきた。そう、あのコンラッド・ブランドンだった。彼は診療の予約時間にも現れず、神経を逆なでするような言動ばかりを繰り返す。
カーラは過去の経緯から、彼の療法からおりるのが職業倫理を遵守する者の義務とわかりながらも、それをすることができないでいた……。

ラリーと引き換えにしてもよいと思えるほどの女性ガーラに出会えたのに、彼女は、上手く隠してはいるものの、ふとした拍子にこちらに敵意と嫌悪感を抱いているのが、判ってしまうコンラッド。それでも、彼女と何とかお近づきになりたくて、
「 押してもダメなら更に強く押してみな」とあの手この手で迫ってます……。
職業倫理に基づいて個人的感情を押し込めて、患者の治療に専念するガーラの姿勢に、ぐっと引き込まれるんですが、後半はごにょごにょ。
コンラッドの話を聞こうともせず、勝手に彼が何もかも悪いと決めつけて自己憐憫に浸りきってるガーラ。
ガーラが反省しているにも関わらず、ねちねちといたぶるコンラッド(肝っ玉が小さ過ぎるんだよーッ)。……お似合いの2人(苦笑)


バルセロナの空は青く I-676 ハーレクイン社  発刊:1991.10.05
ヒロイン:レイラ・トーマス(派遣会社よりブレイズの臨時秘書・24歳) ヒーロー:ブレイズ・オリバー(多国籍企業を所有・38歳・バツいち)

あらすじ
派遣会社からの紹介状に記されていたレイラ・トーマスの職歴・技能・人柄は、文句のつけようがないものだった。この紹介状が、本物であるならば、6週間に渡るスペインでの夏季休暇中に、仕事から離れる時間を作れるかもしれない。
ブレイズは、生活に富をもたらしてくれるものの、拡大し続ける事業の掌握が、大切な子供達トレイシーとテリーと過す時間を際限なく削り取っていく、ジレンマに陥っていた……。

余りに立派な紹介状に怖れをなしたのは、ブレイズを再婚相手に狙い定めていたキャサリン。子供達の信頼を勝ち取り、後はブレイズからの求婚を待つばかりなのに!!
何としてでも、レイラに釘をさしておかなければと、トレイシーを焚きつけます。15歳の女の子に車を運転させて空港まで出迎えに行かせ
「父に手を出さないで」と言わせるんだから、スゴイ。
レイラとブレイズが2人とも施設育ちで、父が不明、母からは拒絶と忘却された過去があり、そのつらさを共感しあえるんですが、キャサリンの周到な手口に翻弄されてます。
なかなかツライ誤解を互いにぶつけあってます。
なので、その企てがばれた時、キャサリンが2時間近くブレイズから糾弾を受けたという報いに快哉♪