マーガレット・パージター
かなり傲慢度の高いヒーロー達のオンパレード。

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孤独なオアシス R-200 ハーレクイン社  発刊:1982.09.20
ヒロイン:マキシーン・マーティン(秘書・22、3歳) ヒーロー:クール・デスティエ(カサブランカの実力者・フランス国籍、ベルベル人の血を引く・35、6歳)

あらすじ
クールの婚約者が、共同出資者の息子コリン・マーティンと駆け落ちをした。コリンは何かと、クールと張り合うことがあったが、まさか、婚約者を掻っ攫うような暴挙にでると思いもしなかった。クールの鼻を明かすことと、彼女の莫大な財産が目当てだったに違いない。
怒りのおさまらないクールの元に、マーティン家からの使者がカサブランカまでやってきたと連絡が入った。マーティン家の長女であるマキシーンとは10年前に会ったきりだったが、どんな種類の女だったかはよく覚えている。男にだらしなく、欲の皮のはった人間だった。身体を差し出して、クールの怒りを静めようと魂胆なのだろう。
数日、彼女に待ちぼうけを食わせた後、マラケシュの郊外の城まで来るよう振り回した。
しかし、クールの前に現れた彼女は、記憶にあるスレた女性ではなかった。30前だった筈の彼女は、どう見ても16歳にしか見えなかった。

雇い主の娘(愛称マックス)と同姓同名な上に容貌も似ているところもあったことから、マキシーンは家族同様の扱いをうけて……ないです。どちらかというと、雇い主の都合のよいように働かされている感が否めません。雇い主の都合のいい頼みごとに、カサブランカまで出向いてみれば、心積もりしていた通りの怒り心頭のクールが立ちはだかります。
婚約者を奪われた腹いせに、飽きるまで慰み者にしてやると公言して憚らないクールに振り回されることになるマキシーン。最初は、雇い主への恩と、クールへの意地から自分の素性を黙っていたマキシーンですが、クールが彼女との結婚を強制するにあたり真相を打ち明けようとした時には既に遅し。薬を盛られて、牧師の前で結婚の誓いをしてしまうことになってます。
その夜、クールに抱かれて初めてさんだったマキシーンにクールは
「おまえはだれだ?」
言いたい放題の暴言でマキシーンを傷つけるクールですが、その後、彼女を何かと束縛し、自分の部下ノエルが妻にちょっかいを出している事実に嫉妬をする余り、更にちくちくといじめるという……。
雇い主の娘マックスも登場して、4人でのぐだぐだ関係が展開されていくこととなります。


フラミンゴ・ムーン R-320 ハーレクイン社  発刊:1984.05.20
ヒロイン:リサ・レストン(保母・22歳) ヒーロー:ラウル・デュバール(牧場主)

あらすじ
「甥の世話を、何故、自分だけがしなければならないの?」
亡くなった兄夫婦の息子ミシェルの面倒をみることについて、セレステは、不満で一杯だった。
ミシェルの母親キャロルの従妹で、姉妹のように育ったリサにも、その義務はある筈。
セレステは、半ば脅すように、親友でもあるリサを牧場に呼び付けた。
……衝動的に行動をとりがちなセレステの言いなりになったのが、間違いだったかもしれない。リサは、この地にやってきたことを後悔していた。牧場主でもある長兄ラウルがキャロルの親戚を毛嫌いしていたこと、その上、セレステはリサが訪ねてくることを彼に相談すらしてなかった。
初めて訪ねてきたリサを、ラウルは汚いものでも捨てるかのように、石段の下まで放り出したのだった。

かなり理不尽な扱いをうけるリサ。
友人だと思っていたセレステの身勝手さ。
「若い身空で甥の面倒を見させられるなんて、イヤなの。パリで面白可笑しく暮らしたいし」とリサにその役目を押し付けようと夢見てるだけで、長兄ラウルには一言もそのことを伝えてないから、性質が悪い。
ラウルの妻の座を狙っている未亡人アメリーは、ラウルが言うところの「計画的殺人行為」でリサを痛めつけるし。
そして、ラウル。一目惚れしてる割にリサの扱い方が手荷物状態〜。放り出したり、引っ張ったり、抱き上げたり、洋服もかなりの回数、脱がしてます。その脱がし方が、わざとじゃないかというくらい乱暴。
あっ!!  破けてしまえば、新しいキレイなドレスを着せることができるから?
着飾らせたいし、いつも側に置いておきたいしと、誘惑光線ビシバシ。
そして、リサが承諾してもいないのに結婚に必要な手続きをすましてきたりと強引さがキラリ〜ン(笑)


牧場の朝 R-455 ハーレクイン社  発刊:1986.04.20
ヒロイン:シェリー・グラント(兄が受け継いだ牧羊場で働く・19歳) ヒーロー:スコット・ブラディ(牧羊場主・36歳)

あらすじ
両親が海難事故で亡くなったのは、グラント家が破産する直前だった。シェリーの兄キムは、なんとか財政を立て直そうとしていたが、思うような打開策は見出せずにいた。
そんな時、オーストラリアで小さな牧羊場を営む祖父が、助けの手を差し伸べてくれたのだ。2年前のことである。
ロンドンの都会からいきなりの田舎生活に放り込まれることになったが、シェリーは牧場の生活に馴染むのは早かった。
しかし、 祖父が亡くなり牧場を兄が引き継いだ後、問題が表面化しだした。牧場生活に馴染まない兄が、隣接する大規模牧場主スコットの妹エレンと恋仲になっているらしいのだ。
「断じてキムとエレンの付き合いは認めない、2人を別れさせるために手を貸せ」と、スコットが居丈高にシェリーに命令してくるのだった。

キムとエレンの付き合いを何がなんでも止めさせるつもりでいるスコットの矢面に立たされたシェリー。必死に、自分は役不足だと言ってるのに、スコット、聞きやしねぇ。
そして、スコットの裏をかいたエレンとキム。
キムを隠れみのに他の男と付き合っていたエレンとロンドンに単身戻って出直す気のキム。
ロンドンで成功しなければ、戻ってくるつもりでいるからと1年間は、牧場をもたせろと勝手な書き置きをシェリーに残すんだもん。
孤軍奮闘することになるシェリーは、労働のあまりのきつさにどんどんとやつれていく〜。なのに、自分を頼ってくれないと、いらいらするスコット……。
あれだけ、手八丁口八丁でシェリーを責めたてれば、避けられるのは間違いないと思うのですが(苦笑)
自分がシェリーに惚れてしまったと気付いた時には、作ってしまった溝の深さにおののいたに違いない。