ルシールに出会った瞬間から、彼女を自分のものにしようとタレックが張り切って画策開始。着手は早いんですが、なんだかもう、下手すぎ(笑)て全然、ルシールにその「真剣な愛」が通じてないです。
船旅の間中、毎朝2時間、秘書として側に留めて彼女ととっかかりをつかもうとして果たせず。
ようやく(脅して)デートにこぎ着けて、妻が欲しい状況を説明をした上で求婚の返事を待てば、
「興味深い生涯ですもの、その先を続けて」と天然のかわされ方を受ける始末。
どさくさに紛れて婚約を押し付けて、老いた母の頼みだとか色々と複雑な事情を駆使して結婚式まで持ち込んだのに、ルシールは砂漠に逃亡。
追いかけた先で、誘惑すれば「致す寸前」に頭の傷が原因で意識不明に陥られ、あたふた。
目覚めた時、彼女の記憶が、あやふやなことを幸いに、肉体関係になったからと結婚式続行のごり押し。
頑張ってるんですが、ルシールを怖がらせ、怒らせるばかりで万策尽きた時、母親の助言、
「まず友達から始めなさい」
不本意ながら「お友達」の振りをするんですが、不本意がどうしても露呈しちゃうタレック……業を煮やして結局、迫ってます(笑)
「好きなのにプラトニックの関係なんかできるわけがないッ」
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