あらすじ
婚約者であり王子でもあるラウルから突然、週末を一緒に過そうと招待を受けたソフィーは、動揺していた。1年前から、ソフィーには愛する男性ルチアーノがいたから。
どうにかして、婚約破棄になるようソフィーは、親友であるリーに相談を持ちかけるのだった。
「 プリンスを誘惑して、私の結婚相手としてはふさわしくない品性の持ち主だということを証言して欲しいの」
3年前、両親と婚約者がテロにあって亡くなったと聞かされた時、側にいてくれたのはソフィーだった。彼女の献身的な支えが無ければ、リーは今ごろどうなっていたわからない。
だから、ソフィーの頼みごとがどんなに無謀なことなのか、十分に理解しながらもつい手助けすると、リーは約束してしまった。
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