ルース・ランガン

伝説の花嫁 SC-1(選ばれし花嫁たち) ハーレクイン  発刊:2004.09.20
ヒロイン:マーガレット・ワーナー(未亡人・24歳/愛称モリー) ヒーロー:ウィリアム・コルトン(子爵)

あらすじ
レッドブリッジ伯爵の長男であるウィリアム・コルトン子爵は、伯爵家の財政の立て直しの為に父親が押し付けてきた女性を自分の花嫁として受け入れるつもりだった。キャサリン・マンスフィールドが平民であったとしても見目は麗しく、そして、その父親は伯爵家に多額の財政援助をしてくれるのだ……。
結婚前夜のパーティでキャサリンの首にコルトン家の伝説の首飾りを当てるまでは、結婚を拒否するつもりは全くなかった。キャサリンの肌に当った途端、首飾りのサファイアが突然、輝きを失うのを見るまでは。
突然の婚約破棄は、当然、ウィリアムの立場を一変させた。父親から相続権をはく奪され、無一文で世間に放り出されたのだ。

元々、意に染まない結婚だったとはいえ、首飾りの輝きが無くなったという理由だけで結婚をとりやめる(ことが許されると思っているその態度)のは、なんだかなーと、正直言ってウィリアムの点数は最初かなり低かったです。キャサリンが爵位と首飾りにだけ惹かれている描写はあるけれど、結婚前夜に婚約破棄を言い渡されるような落ち度はないんだもの。
伯爵家から勘当されたウィリアムは、生きていくために初めて「働く」ことを体験して、社会人として歩き出します。そして、モリーに出会ってから更に人間として成長。最後には、本当にいい男に仕上がってました。
父親の勧めるままに15歳の時に結婚したモリーの夫は顔がいいだけの飲んだくれの男性。夫が亡くなり故郷に戻り、病に倒れた父を看取った後、裁縫仕事で何とか生計を立てて暮らしてます。
顔のいい男だけは絶対にお断りだと固く決意しているモリーですが、ウィリアムが見せる優しさにどんどんとほだされてます。
抑えようとしているにもかかわらず、相手にどうしても気持ちが傾いていくウィリアムとモリーの様子が、読んでてうっとり。そして、ミートパイが食べたくなる作品。