サリー・ウェントワース
奇抜な展開が多い作家さん。

女神のほほ笑み R-247 ハーレクイン社  発刊:1983.05.20
ヒロイン:ジェニスタ・グレイ(スチュワーデス・23歳/愛称ジェン) ヒーロー:マーク・キリアコス(大富豪・貴族であったフランス人の母とギリシア人の父・35歳)

あらすじ
会社の金を横領したケヴィン・グレイの姉ジェニスタが直談判にやってきた。
弟とはいえ、金銭感覚のない甘ったれたあんな男のために、必死になって抗弁しようとするジェニスタを一目見た時から、 マークは彼女に溺れた。
「ケヴィンは、わたしのすべてですもの」
弟の身をひたすら案じる彼女の優しさは、最大の責めどころだった。
このままマークが告訴を取り下げなければ、5年間は刑務所に入ることになる。弟を救いたいのなら、マークの妻として社交上の瑣末な出来事を取り仕切ってもらいたい。
今すぐに、弟が横領した1万ボンドもの大金を用意できるわけがないジェニスタは、マークの手中に堕ちるしかなかった……。

スチュワーデスとしてやりがいのある仕事に就いていたジェニスタは、弟の不始末の尻拭いのおかげで、マーク・キリアコスという大富豪と結婚する羽目に陥ります。
形だけの結婚だということを仄めかされたから結婚を了承したジェニスタでしたが、マークの方は名実ともに彼女を自分のものにする気満々。
「スチュワーデスは空のコールガールと同じ」というとんでもない思い込みもあって、ジェニスタを力ずくでものにしてしまいます。
初めてさんだった彼女はもう、パニック寸前の恐怖を彼に抱くこととなります。
熱く想いを語り、行為を繰り返せばこの愛情をわかってもらえると思い込んでいたマークは、入水自殺をしようとした(本当のところは、泳いでいて足が攣っただけ)ジェニスタを助ける事態に到って、自分のしでかしたことがどれだけ非道な行為であったかと気づくのでありました。
ジェニスタの愛をほんの少しでも得たくて、彼女から目を離せないでいるマーク。 公の場でなら、熱々の新婚夫婦でいられるからと連れ出して、ひたすらべたべたとしております。
なんて、健気な策士なんだー(笑)
メモ:パーティの企画(ハワイ風、ハーレム風、仮面舞踏会)、弟の不始末の肩代わり・ポロで落馬、控室でライバル女とキス・アラブ人の友人との仲を疑う。家政婦の暗躍