サラ・モーガン
医療関係に勤めている登場人物が多い。

ドクターの情熱 I-1635 (株)ハーレクイン  発刊:2003.10.05
ヒロイン:ティア・フランクリン(助産婦) ヒーロー:ルカ・ザットーニ(産婦人科医・イタリア人)

あらすじ
イタリアを旅行していたティアに出会った時から、ルカは彼女に夢中だった。だから、旅行者である彼女を失いたくないがために、性急に親密な関係を求めたのだ。親密な関係を拠り所に、男性に対して不信を持っているらしいティアが自分を好きになってくれれば……。
そう思っていた矢先に、彼女が妊娠を告げてきた。ティアは必死になって隠そうとしてたが、職業柄、ルカには彼女が妊娠に対して恐怖にも近い不安を抱いているのが手に取るようにわかった。
ただでさえ、2人の絆が強くなっているわけでもないこの状況と慣れない外国で、ティアを妊娠させてしまったことにルカは罪悪感を覚えずにはいられない。
混乱している彼女を言いくるめて、なんとか結婚を了承してもらったルカだったが、そのツケを結婚式当日に払わされることになった。
ティアが、花婿を祭壇前に置去りにして、イギリスへと帰国してしまったのだ……。

ルカの家族(母親と姉妹)から歓迎されていないティアは、ルカだけが頼りという状況にいます。しかし、腕のいい産婦人科医であるルカの残業は多く、ティアが独りきりの時間を過ごすことが続くばかり。
その上、ルカの母親と幼馴染みの女性ルイーザが、結婚式直前に交わしていた会話を漏れ聞いてしまったティアは、茫然自失となります。間違った結婚をしようとしている息子ルカを憂えて愚痴を言う母親にその女性は、
「いつまでも君を愛している」とルカに言われたからと。傷付いたティアは、イギリスに逃げ帰り、元の職場に復帰して、毎朝、つわりを耐えながら仕事に打ち込む日々を送っていたところ、ルカが登場。
自分の愛情の激しさのままにティアを急き立てたことを悔やんでいるルカは、彼女の速度で2人の仲を修復しようと日々精進。
ティアの男性不信&母性愛が欠如しているのではないかという恐れをルカが、癒していくとともに、ルカのほうは、身内の女性は自分が保護&養うのが当然だという固定観念を、ティアの自立心の強さを尊重するためには崩さなければならないと気づくのでありました。
さっさと、愛の告白をしてしまえばなんの問題もない相思相愛の2人。このじれったさ感がかなり、良品。


その一言が聞きたくて R-2172 (株)ハーレクイン  発刊:2007.02.20
ヒロイン:ルーシー・ビショップ(看護師・26歳?) ヒーロー:ジョエル・ウィテカー(外傷医・33歳)

あらすじ
父親が切り回している診療所へと、バイクを走らせていたジョエルは、見通しの悪い曲がり角で事故が起こっているのにいち早く気付いた。
救急ヘリコプターに救命医として先日まで搭乗していた時のように、さっと周囲を見渡した。
大破したバイクに、立ち木に前面をめり込ませた車。
そして、その傍らで怪我人の手当を一心不乱にしている若い女性。
血が止まらないのか、彼女が押さえているガーゼは血まみれだった。
「手伝おう」
声をかけたジョエルに、彼女が大きな緑の瞳をしばたたせながら振り向いてきた。

幼馴染みのティムと結婚したルーシーでしたが、1年余り前に書き置き1枚を残してティムが出奔。
6歳の息子共々、その痛手は未だに癒えてません。
そんな彼女の前に現れたのが、ジョエル・ウィテカー。
彼は、雇い主であるリチャードの末息子という関係にあります。
ほぼ2人とも一目ぼれですが、離婚から立ち直っていないルーシーに対して、ジョエルは差し出すのは友情だけだからと彼女のテリトリーにするりと入り込んでいきます。
「長年の結婚恐怖症から脱して、すぐにでも彼女にプロポーズしそうになった」 らしいんですが、 ジョエルの、ルーシーに対する気持ちに筋が通ってなくて、なんだか居心地の悪いしっくりこない出来上り。
真面目に付き合うつもりだとムキになってるくせに、ルーシーとベッドを共にしたいだけのような煩悩もあったり、うーん。
最初に求婚しそうになったと言っておきながら、まだ結婚して落ち着く気がおこらないとか言ってるんで、もー、どっちやねん。
メモ:ウィテカー三兄弟:長男マイケル、次男ニック(奥さんはティナ、ブティック経営)