シャロン・ケンドリック

恋は遊びでなく R-2033 ハーレクイン社  発刊:2005.04.20
ヒロイン:ケリー(トップモデル・26歳) ヒーロー:ジェイ・ライナー(運転手・元アメリカ海軍特殊部隊士官)

あらすじ
ジェイ・ライナーが凍てつくような寒い日に、ロンドンの郊外で警備するのは、見事なダイヤのネックレスだった。そして、その高価なネックレスを長く白い首にまとっているトップモデルのケリーを自宅から撮影場所まで送り迎えする運転手でもあった。
ケリーは氷か蝋細工のように完璧すぎる美貌でカメラの前に立ち、その美しさを際限なく撮り尽くそうというカメラマンのおかげで、撮影が長引いた。
空模様の怪しさから恐れていたのは、吹雪の中、田舎道で立ち往生してしまうのではないかということだった。
案の定、懸念は現実のものとなり、車を乗り捨てて、着飾るだけしか能のないような彼女を引き連れて避難場所を探す羽目に陥ったのだ。

ジェイが勝手過ぎる男で、こんな男で本当に良いのかケリーーーーッ。
口をつぐむという労力で身分を詐称(警備員を派遣する会社の社長なのに一介の運転手)して、感情を隠して、過去を説明せず、自分のテリトリーにケリーが入ってこないよう用心して動き回り、彼女の身体だけをむさぼってるんだから……。
ヒロインに対して逃げ腰で誠意が見られない男って読んでて気分がざらつく。