スーザン・ブロックマン

パートナーは億万長者 D-1054 (株)ハーレクイン  発刊:2004.10.05
ヒロイン:マギー・スタントン(弁護士・29歳) ヒーロー:マット・ストーン(駆出しのミュージカル俳優・莫大な遺産相続人・30歳)

あらすじ
十数年ぶりに故郷に戻ってきたマットは、通い出したスポーツジムで、あの頃、思い焦がれていたマギー・スタントを見かけた。彼女の愛らしさは、全く変わっていない。
マギーへの深い気持ちが友情からではなく、愛情だと気づいても、マットは行動を起こすことなどできなかった。どんな女性でも思いのままだったが、マギーに告白することで彼女との間にある友情まで失うのが怖かったのだ。
マギーは、マットのことを親友アンジーの彼氏で、仲の良い友人としか見ていないことは、日頃の態度で思い知らされていた。恋人同士になれる可能性は、皆無だった。
思いを告げないまま高校を卒業し、故郷を後にしたマットだった。

急逝した父親が残した遺産と遺言の処理のために、早急に信頼できる弁護士が必要なマットは、マギーを頼ることとなります。
マギーは、自分を主張するのが苦手な女性で、かなり周囲の人間に利用されがち。姉のヴァネッサと親友アンジーの態度がかなりムカムカするのですが、それも最後には(たぶん)許してしまう寛容な人柄の持ち主です。余りに自分の気持ちを抑え込んでいたものだから、大爆発を起こしてしまうんですけどね。あの2人、こたえてないよーな……鉄面皮。
癌を発病して九死に一生を得たマットは、何が一番大切で、何が瑣末なことなのかを理解できるようになってます。マギーへの思いも深まるばかり。
不器用な2人が、紆余曲折しながら寄り添っていくお話し。


七年後の恋人 フ6-3 ランダムハウス講談社  発刊:2008.07.10
ヒロイン:マギー・ウィンスロップ(フリーランスのライター) ヒーロー:チャック・デラ・クローチェ(科学者・42歳と35歳)

あらすじ
チャックは勝手口を渾身の力で叩きながら、そこに住んでいる女性の名を呼んだ。
「マギー」
しんと静まり返ってはいるが、住人の気配は感じる。
「マギーっ」
窓を上げる物音が、頭上から聞こえた。バスルームの窓から、女性が恐る恐る顔を覗かせていた。
ああ、彼女が生きている。チャックは、マギーの顔をむさぼるように見つめるのだった。

遡るのは4年前のつもりだったのが、7年前まで遡ってしまったチャックは、自分のことを全く見も知らないマギーと「再会」することとなります。
そのあたりの描写はクスリと笑えてなかなか楽しい場面。
タイムトラベルを実現していく第一歩を踏み出そうとしている過去の自分を止めようと、未来からやってきたチャック。彼が発明開発したタイムトラベルは、大統領をテロで暗殺し、親友とマギーまで殺すという未来を引き起こします。何としてでも、それを食い止めようと、チャックが頑張ります。35歳と42歳のチャックが、本当にどちらも素敵。